くしゃみ 浦沢直樹短編集 (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (2019年4月26日発売)
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本 ・マンガ (194ページ) / ISBN・EAN: 9784098603381

作品紹介・あらすじ

ファン待望。浦沢直樹、19年ぶりの短編集

【くしゃみ】
ふいに出てしまうもの。
長編作品に対して短編作品のことを指す。
どんな美人も瞬間、不細工に見えること。


悩めるバツイチヤクザの元に現れたのは悪魔の使いか天の助けか…至極のコメディー『DAMIYAN!』、
ミュージシャン・遠藤賢司氏との生前の約束を果たし、遺されたエピソードを漫画化した『いっつあびゅうてぃふるでい』、
怪獣に襲われ続けるパラレルワールドの東京を舞台に、怪獣マニアのフランス人が奮闘する『怪獣王国』など、珠玉の全8編を収録!!

雑誌掲載時カラー計40ページを完全再現、豪華A5判。
ファン待望の読切が遂に単行本化。浦沢直樹、19年ぶり短編集!


【収録作品】

■『DAMIYAN!』
初出:「週刊ビッグコミックスピリッツ」2016年49号/小学館

■『月に向って投げろ!』(ストーリー共同制作:長崎尚志)
初出:手塚治虫文化賞10周年記念 アエラムック「AERA COMIC ニッポンのマンガ」2006年10月/朝日新聞社

■『親父衆』
初出:「ジャンプ改」2013年5月号、2014年2月号、7月号/集英社

■『ヘンリーとチャールズ』
初出:「おおきなポケット」1995年4月号/福音館書店

■『いっつあびゅうてぃふるでい』(原案:遠藤賢司)
初出:「月刊!スピリッツ」2018年11月号/小学館

■『Musica Nostra』
初出:「グランドジャンプ」2015年15号、23号、2017年5~9号/集英社

■『怪獣王国』
初出:「ビッグコミック」2013年16号/小学館

■『単身赴任/Solo Mission』
初出:「The Tipping Point」February 16, 2016/HUMANOIDS、「TURNING POINT」2017年9月25日/飛鳥新社


【編集担当からのおすすめ情報】
大反響の最新作『あさドラ!』第1集発売から二か月連続刊行!
常に長編連載作を(20年にわたり週刊、隔週誌で同時に!)描き続けてきた傍ら、各誌に寄稿してきた短編たち。今回、19年ぶりに短編集としてそれら8編が、一冊にまとまりました。

古くは’95年に絵本雑誌に掲載されたフルカラー作品『ヘンリーとチャールズ』から、昨年全ページ誰の手も借りず背景から仕上げまで、一人で描き上げた最新短編『いっつあびゅうてぃふるでい』まで。

超人・怪獣・超能力といった荒唐無稽なモチーフが登場する物語たちの中で描かれていく、懸命に生きる市井の人々のおかしさ、情けなさ、愛おしさ。

“浦沢直樹イコール長編”のイメージを覆されること必至。
浦沢作品の真髄は短編にあり! と叫びたく

感想・レビュー・書評

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  • 昨年の春に出ていたんだ、、、知りませんでした。

    浦沢直樹の19年ぶりの短編集「くしゃみ」に全8編収録、カラーも再現 - コミックナタリー
    https://natalie.mu/comic/news/329676

    くしゃみ 浦沢直樹短編集 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09860338

  • 浦沢さん好きです。
    短編も好きです。
    となると、読まないわけにはいかないな。

    結構面白かったです。

  •  浦沢さんには珍しい「短編集」でした。マンガ雑誌を読まなくなっているので、新しいマンガ家さんにも、昔からの方の新しい作品にも気づきませんが、フランスとかでも読まれている浦沢直樹を垣間見る感じで、面白いと思いました。
     感想は、こちらに書いています。覗いてみてください。
       https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/201911240000/

  • 浦沢直樹氏の作品「くしゃみ 浦沢直樹短編集(2019)」を読了。

  • めっっちゃ、面白かった
    ヤクザのやつと外国人のやつ特に好き
    20世紀少年も読みたい!

  • 【DAMIYAN!】
    最初のカラー4ページ、オタクとヤクザがファミレスで喋ってるだけなのにめちゃくちゃ面白いのすごい……
    ねずみ男みたいなオタクは別に能力もないのになぜか堂々としていて底知れなさを感じさせてよかった。
    お父さんのヤクザも色気があってかっこいい。

    【月に向って投げろ!】
    綺麗な話。
    結構モノローグの文字数が多いんだけど全く読みづらくなくてストーリーがスッと入ってきてよかった。

    【Musica Nostra】
    ビートルズをはじめとした60〜70年代のアーティストのことは全然知らないけど、LAでの日々がエネルギッシュに伝わってきてよかった。本当に好きなものを書いている作家の筆ののり方が読んでいてうれしい。

    【怪獣王国】
    主人公が、怪獣のオタクのフランス人っていう設定がありそうでない感じで面白い。ヒロインの美咲も可愛かった。富士旅館で相部屋になるオタク、カッコ悪い訳じゃないんだけど絶妙にオタクくささのあるビジュアルでいいキャラだなと思った。

    浦沢作品のワクワクする感じ、どこから来るんだろう。
    表情の豊かさとか設定の広げ方とか、その世界がどこかで息づいていそうな独特のリアリティを持っていて本当にすてきだ。20世紀少年とかMONSTERとかまた読みたい〜〜〜

  •  僕がこんなん言うのも変ですけど、もうほんと流石です!って感じで、凄く楽しく読めるし絵もやっぱり大好きやぁ。

     ネズミの話がめっちゃ楽しくて好き!

  • 遠藤賢司、井上陽水、高田渡、ガロが出てくる「いっつあびゅうてぃふるでい」。
    その他の短編も面白い。
    皮肉っぽいものも味わいがあります。

  • 稀代のストーリーテラー。長編だけでなく、短編もおもしろい。月に向かって投げろ!と怪獣王国が素晴らしい。

  • アメコミ、ロック、怪獣、フランス―浦沢漫画のディティールを構成する要素が、それぞれ短編やエッセイ漫画として展開されている。

    浦沢のそれらに対する偏愛ぶりはよく分かったが、あまり共感はできなかった。改めて、自分は浦沢漫画の何に魅かれて読んでいるんだろうと考えてしまった。

    「くしゃみ」というタイトルは、裏表紙に「ふいに出てしまうもの。長編作品に対して短編作品のことを指す。どんな美人も瞬間、不細工に見えること。」という説明書きがあるが、自虐的な意味で書いているのかなあ。

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著者プロフィール

1960年東京都生まれ。1982年、小学館新人コミック大賞入選。1983年、デビュー。代表作は、『パイナップルARMY』(原作・工藤かずや)『YAWARA!』『Happy!』『MONSTER』『20世紀少年』『PLUTO』。

「2012年 『BILLY BAT(8)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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