こころのナース夜野さん (1) (ビッグC)

  • 小学館 (2020年1月10日発売)
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本 ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784098604760

作品紹介・あらすじ

心の痛みと向き合う、精神科ナースの物語

言葉にならないSOSと向き合う医療が、精神科。
心の病気からそれぞれの人の真実を知っていく物語です。


【識者からの推薦の声】
「わかられにくい心が、ほんの少しだけわかる。
そのたびに、本人の心も、援助者の心も、ほんの少しずつ変わる。
臨床はその積み重ねだと思うのだけど、まさにそういう風景が描かれていました」
東畑開人(臨床心理士) 『野の医者は笑う―心の治療とは何か』

「リストカットするのは、かまってほしい人…?
単純にそう、考えてしまいそうになった時、この漫画を読んでほしい。
それは『生きたい』というその人の、数少ないサインかもしれないから。
言葉は時に、人の心を追い詰め、切り刻むほどの威力を持ちえてしまう。
けれどもまた、たった一つの言葉で、心が呼吸し、乗り越えられる夜がある。
私たちは今、誰かの明日をつなぐ一言を、紡げているだろうか。
そう投げかけてくれる一冊に出会えた」
安田菜津紀(フォトジャーナリスト) 『故郷の味は海をこえて―「難民」として日本に生きる』


※本作は取材に基づくフィクション作品です。
医療監修は精神科医・医学博士の山登敬之先生にご協力頂いています。

【編集担当からのおすすめ情報】
前作『精神科ナースになったわけ』が話題を呼んだ
著者の最新意欲作!

生きたいから、自分の身体を傷つける。
心が壊れるのを防ぐために、幻覚や幻聴が現れることもある。

精神科で患者さんたちの「心の痛み」「孤独」「生きづらさ」と向き合う
ナースと患者さんとの対話は、我々の日常の延長上にあります。
私たちのすぐ隣にいる、彼、彼女の物語です。

感想・レビュー・書評

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  • 癒やされます。

    心の病気だろうが、体の病気だろうが、その人自身を見るということが大切なんだね。

    ほんわかした絵が、やわらかい。

    ーー死のうとしている時 360度ある視界が 3度ぐらいになってる。 いつものその人じゃなくなってるんだ。それが“心の病気”ってこと…いつもの自分のまま死ねないとしたら、それは…人生がもったいないな。ーー

    「今は、ひとまず…酒木さんが生きててよかったです。」

    「手首は切っても痛くない。熱い。切るとぬるい血がスーッと垂れてきて、生きてるって感じがする。」

    ーーそっか~死にたくて切ってるわけじゃない。生きたいんだ。そんなにも。ーー




  • ほっとする一冊です。

    心の病気は誰にでもなりうるもの。
    その時に周りがどう支えてあげられるか、、

    漫画なので気軽に読めるのもいいなと思いました
    (*´ `*)

  • すごい勉強になる。
    悩みをキャラ化する。は活用してみよう。

  • こんな風に医療スタッフや社会だったから、自分らしく生きていくことに繋がっていくのではないだろうか。

  • 心療内科ではなく、精神科。前者より後者の方がなんとなく、ハードルが高い。
    そこを訪れる患者さん、そこで働く医療者たちのことを知れる漫画。
    訪問看護って、大変だなあ…。
    精神疾患を取り巻く現状を色々な角度から伝えたい、知ってほしい、共に考えてほしいという作者さんの想いが伝わってきました。人間が人間をケアする難しさ。心なんて目に見えないんだから余計に複雑だ。

  • ★心理学科教員選書

    請求記号:492.927||Mi 97||(巻号)
    配置場所:1F電動書架C

  • N700

  • 「虫駆除業者」という体で行くのはどうでしょうか 当時は自覚してなかったけど自殺の練習をしていました 死のうとしている時_360度ある視界が_3度くらいになっている。 手首は切っても痛くない。熱い。 「ボーダー(境界性人格障害)」って顔でなる病気っすよね。何故か目が大きくて可愛い子が多い…百田くん、君は一生研修していてください。 ニコイチ(他人にも二人で一人の関係を求める) 悩みをキャラ化する 生と死の境目 今_この世にいる人にもいない人に対しても、自分の本当の気持ちは、いつもすごくシンプルなんだ。 「話し尽くしたね」って時に、ポンと深い悩みが出てきたりするんですよ。 他人とのやりとりの中で言葉が生まれ、等身大の自分が見えてくる。

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著者プロフィール

神奈川県生まれ、東京在住。2014年に「あたふた研修医やってます」(KADOKAWA)でデビュー。
主な著書に『こころのナース夜野さん』( 小学館 )、『私だけ年を取っているみたいだ。 ヤングケアラーの再生日記』(文藝春秋)、『男との付き合い方がわからない』(大和書房)、『精神科ナースになったわけ』(イースト・プレス)、『32歳で初期乳がん、全然受け入れてません』(竹書房) 、『まどか26歳、研修医やってます!』、『コミュ障は治らなくても大丈夫』(KADOKAWA)等。

「2023年 『僕は春をひさぐ~女風セラピストの日常~(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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