はっぴーえんど (9) (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (2020年3月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098605705

作品紹介・あらすじ

TVで話題の「終末期医療」コミック完結!

北海道・函館で医師として働く
天道陽(てんどうあさひ)。

”死”の際で、自宅を選んだ患者と向き合う
“看取りの医師”として函館を駆けまわる。

人生の最後の1ページまで
その人らしい生き方ができるように。

天道はそれぞれに事情を抱えた
患者や家族と向き合い続ける。

9集では、
天道がかつて亡くした妻・理絵と
重なる患者が現れて---!?

感涙の完結巻!!

【編集担当からのおすすめ情報】
新聞・テレビで激賞&医学界大注目!!

日本の終末期医療の在り方に斬り込む、
完結巻です。

感想・レビュー・書評

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  • 全巻読破。たいへん読み応えがあった。

    この漫画は、終末期医療の美談だけを取り上げてはいない。

    周りの家族の悩みや医療者の葛藤、本人の人生観も含め、それぞれの物語がある。
    それらはどれもリアルで、決して正論や理想論だけでは語れない難しさをも描いている。

    主人公の天道先生は、一見軟派男で主体性のないように見えるかもしれないが、そうではない。

    「絶対に自宅で過ごした方が良い」とは言わない。本人の決定を最大限尊重する。
    しかし、プロセスが足りていないと感じれば、「もう少し考えてみてはいかがですか?」と少しだけ助言する。
    自分の経験を押し付けがましくなく伝え、あくまでサポートに徹している。

    治してあげたい、感謝されたい、私の方が正しい、といったエゴが医師には生まれがちだ。

    それは遠くから眺めれば正論かもしれない。
    だが、人の生と死はそんなに単純なものではない。
    一人ひとりに人生があり、その周りの人の人生も密接につながっている。そんなものに、一言で答えを与えることは不可能だろう。


    終末期や緩和ケアと聞くと、どうしてもネガティブな印象を受ける人も多いとは思う。
    それでも、様々なケースを知り、シミュレーションすることには大きな意味がある。

    人生をどう終えるかは、人生をどう生きてきたかと同じくらい大切だ。
    私ももっと、真剣に向き合っていこうと思った。


    備忘録として、特に心に残ったエピソードを以下にまとめます。
    ↓↓

    2巻 12-13話 カゴノトリ
    2巻 14-15話 言えない想い
    3巻 19-21話 命をつなぐ
    3巻 23-24話 カリフォルニアの親戚
    5巻 33-34話 遠い雷鳴
    5巻 36-38話 母帰る
    6巻 47話 慟哭
    7巻 50話 しあわせであるように
    7巻 54-56話 ケアマネ屯田さん 他
    8巻 57話 幸せな場所
    8巻 58-59話 食べることは生きる喜び 他
    8巻 60-61話 おばあちゃんと僕
    8巻 62話 長生きしたくない
    9巻 65-69話 どうして私なの 他
    9巻 70-最終話 最期まで 他

    特に8,9巻は読み応えがあった。

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著者プロフィール

マンガ家。北海道函館市出身。マンガ家の村上もとか氏、星野之宣氏に師事し、1985年、『忍者じゃじゃ丸くん』でデビュー。主な作品に、テレビドラマ化された『家栽の人』や、『ひよっこ料理人』『はっぴーえんど』(すべて小学館)などがある。また、ロングセラーになった『絵本 いのちをいただく』『絵本 はなちゃんのみそ汁』(ともに講談社)の絵を担当し、絵本の世界でも活躍している。

「2020年 『ジョニーとマーガレット スーパー恋ものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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