夏目アラタの結婚 (3) (ビッグコミックス)

著者 : 乃木坂太郎

• 小学館サービス (2020年7月30日発売)

作品紹介・あらすじ

アラタと真珠の「結婚」、一線を超える！？

未だに死体の一部が発見されない遺族からの依頼で、連続殺人鬼・品川真珠からそのありかを聞き出すべく拘置所へと通う夏目アラタ。
真珠の気を惹くために思わずアラタが口にした「結婚」という言葉をきっかっけに、ふたりの腹の探り合い、駆け引きはヒートアップする！

ある方法でアラタを追い詰める真珠。そしてついに、ふたりの結婚は「一線」を超える…!?


【編集担当からのおすすめ情報】
大ヒット医療漫画『医龍』の乃木坂太郎が贈る最新作、テーマは…結婚！
児童相談所の職員・夏目アラタと殺人ピエロ・品川真珠による駆け引きは、ついにある「一線」を超えてしまう…!?
他のどこにもない結婚×バトル×サスペンス、激動の最新集です！

感想・レビュー・書評

[daiyuuki24さんの感想 · 2024年4月20日]

未だに死体の一部が発見されない遺族からの依頼で、連続殺人鬼・品川真珠からそのありかを聞き出すべく拘置所へと通う夏目アラタ。
真珠の気を惹くために思わずアラタが口にした「結婚」という言葉をきっかっけに、ふたりの腹の探り合い、駆け引きはヒートアップする!
ある方法でアラタを追い詰める真珠。そしてついに、ふたりの結婚は「一線」を超える…!?
担当弁護士の宮前だけでなくアラタの同僚の桃ちゃんも、真珠に取り込まれる。
真珠の控訴審裁判で明らかになったのは、最初の弁護士に黙秘を勧められ、真珠も裁判を早く終わらせる意向だった。　なぜ真珠は、事件のすべてを話さないのか？

[小鳥遊ひよのさんの感想 · 2020年12月1日]

ついに、アラタと真珠は一線を超える！結婚したという事実は大きいものの、真珠が何を考えているのかは掴めない。あの無邪気な笑顔は心からのものなのかどうか。それを言うと、アラタも真珠へは真剣には向き合っている反面、真相を知りたいという思惑もある。嘘から出たまこととなったこの結婚。これからの控訴審という舞台で、二人の関係や事件の謎がどう転がっていくのか期待したい。

それにしても、真珠のキレッキレな読みはもちろん、人たらしも存分に発揮されてたね。桃ちゃんが完全に取り込まれてたし、宮前は言わずもがな。着実に周りを攻め落としていく真珠の強かさ。真面目だったり、正義感が強い人ほど知らずに利用されているのは皮肉。それにしても、宮前の正義感は狂気を若干感じる。ストーカーが本当にいるなら、宮前なんじゃないかと思うほどの心酔っぷりだなと。

そして、あれほどの思考力があるなら、一審でどうして対策しなかったんだろうと疑問に思わざるを得ない。知能とやってることがちぐはぐなんだよね。もしかして誰かを庇っているのかな。ピエロ姿で印象付けたことも、真犯人から注意をそらせたかったとか。それとも単純に死刑になりたかったのか。事件の謎からも目が離せない。

[みちさんの感想 · 2020年9月27日]

本屋さんで1話の核心どころが張り出してあって、「絶対好きなやつやな」と勘が働いたので購入、最新巻まで読みました。
おもしろいー！サスペンスでミステリーでホラーでラブコメですね。そんなんあるか？
ガチャ歯の女性殺人鬼っていうキャラクターがすでにいい。
もう作品がありすきて、新味のあるキャラクターなんて生み出せない気がするけど、まだまだそんなことないですね。
チョロチョロと実在の作家とか、実際に起こった事件が出てくるのも、楽しい。
続きを早く読みたい〜。

[緑色のライオンさんの感想 · 2021年8月29日]

品川真珠


怖いもの見たさな魅力がある、ヒロイン？

先が読めない。

[planetbusterさんの感想 · 2021年7月10日]

結婚
控訴審

[ofellabutaさんの感想 · 2020年8月4日]

とある事情から女性連続殺人鬼の秘密を探るため接触した自動相談者の元ヤンの主人公が結婚を迫られるという話。あらすじだけ聞くとギャグのようだが内容はシリアス。ヒロインの殺人鬼はステレオタイプな造型ではあるが、意図の読めない言動と歯並びの悪さはなかなか魅力的。主人公も根は善良だが危うい部分もありこれもまた良い。意外な広いものだった。