この町ではひとり (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 42
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・マンガ (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098607273

作品紹介・あらすじ

『岡崎に捧ぐ』の山本さほ、衝撃最新作!!

美大受験に失敗した山本さんは、自宅に引き籠もってゲーム三昧…ある日、ふと「このままの人生で良いのだろうか?」という不安が過ぎる。そして山本さんは決意する。誰も自分のことを知らない町で、人生をリセットしようと。そこから始まる新たな人生は希望に溢れている!…そのはずだった…
二度と戻りたくはない”あの一年”の記憶を、著者が特別な想いで描く!!

【編集担当からのおすすめ情報】
各方面で大絶賛だった『岡崎に捧ぐ』の山本さほ氏の衝撃最新作!山本さんが漫画家になるきっかけとなった「岡崎さんとの出会い」に隠された、もう一つのきっかけがここにある…!

感想・レビュー・書評

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  • あの面白を発見する才能の塊である山本さほさん
    そんなさほさんのある意味暗黒時代を描いた作品

  • 美大受験に失敗して焦りを感じていた山本さん。彼女は人生をリセットするために、誰も自分のことを知らない町・神戸で暮らし始めるが…。新天地で体験した“二度と戻りたくない一年”を描くコミックエッセイ。

    『岡崎に捧ぐ』で触れられていた暗黒の時代。実際に語られてみると想像以上に心が苦しくなった。アイデンティティに不安を抱き、希望を求めた先で待ち受けていた悪意の嵐。そんな中でもこの状況は「誰のせいでもない、全部自分のせいなのだ…」と受け止めてしまう山本さんのマジメさは自分も共感を覚える。

    『岡崎に捧ぐ』などの著作とは違って、笑えるマンガではないので要注意。人の弱くて黒い部分を描いている。ただ、それでも読みやすいのは山本先生の絵柄や、出来事を素直に描き出しているところだと感じる。この生活から13年経った今だからこそ描けたんだろうね。復讐心ではなくこの体験を成仏させるためには、それだけの時間が必要だったんだなと。

    ぼくも心の整理をつけるために文章にして過去を振り返っているんだけど、想像以上にしんどくて泣きそうになった。これを描こうと考え、そしてやり遂げた山本さんを尊敬します。透明人間だった神戸での自分を、未来の自分が色づけてあげることができるんだと証明してくれたことに勇気をもらえました。ありがとう。

  • 兵庫県、エグすぎる。

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