チ。―地球の運動について― (1) (BIG SPIRITS COMICS)

著者 :
  • 小学館
4.14
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本棚登録 : 2064
感想 : 95
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098607785

作品紹介・あらすじ

動かせ 歴史を 心を 運命を ――星を。

舞台は15世紀のヨーロッパ。異端思想がガンガン火あぶりに処せられていた時代。主人公の神童・ラファウは飛び級で入学する予定の大学において、当時一番重要とされていた神学の専攻を皆に期待されていた。合理性を最も重んじるラファウにとってもそれは当然の選択であり、合理性に従っている限り世界は“チョロい”はずだった。しかし、ある日ラファウの元に現れた謎の男が研究していたのは、異端思想ド真ン中の「ある真理」だった――


命を捨てても曲げられない信念があるか? 世界を敵に回しても貫きたい美学はあるか? アツい人間を描かせたら敵ナシの『ひゃくえむ。』魚豊が描く、歴史上最もアツい人々の物語!! ページを捲るたび血が沸き立つのを感じるはず。面白い漫画を読む喜びに打ち震えろ!!


【編集担当からのおすすめ情報】
読み終わって「やべえな」と小さく息を吐いて、TwitterやLINEで知り合いに「これ読んだ? やばくない?」って伝えるような漫画があると思うんですが、この漫画はそれです。ぜひそうしていただけますと幸いです。

感想・レビュー・書評

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  • 地動説を巡る歴史的スペクタクル。
    読んでみて、本当に面白いと思った。
    宗教や社会的枠組みと、何かを知りたいという知識への渇望。科学的態度とは何か、信仰とはなにか、常識とは何か、人に託すとは何か、人の生きる姿勢を問う作品。
    地動説に纏わるフィクションだが、リアリティのある物語に、感動を覚える。

    自分の世界観に捉われずに、真実を追求することの困難と勇気を描ききる。

  •  問題は「グロテスク」で始まることなんですね。仲良しの小学生でマンガが大好きな少女も「ゴーモンシーンがいや!」といってほりだしました。
     読みすすめると、結構ピュアで、これはなかなかな作品だと思うのですが、まあ、それにしても、なぜ「ゴーモンシーン」をお描きになるのでしょうね。リアルの追求ということなのでしょうか。漫画家さんの好みということでしょうか。
     まあ、それにしても当分読み続けそうですね。
     ブログにも感想書きました。よろしければどうぞ。「ゴジラ老人」で探してみてください。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202110090000/

  • 魚豊「チ。ー地球の運動についてー」 | ビッグコミックBROS.NET(ビッグコミックブロス)|小学館
    https://bigcomicbros.net/work/35171/

    チ。―地球の運動について― 1 | 小学館
    https://www.shogakukan.co.jp/books/09860778

  • 硬貨を捧げれば、パンを得られる
    税を捧げれば、権利を得られる
    労働を捧げれば、報酬を得られる
    なら一体何を捧げれば、この世の全てを知れるーーー?

    ・15世紀、C教の教義が絶対の世で、星の軌道に心奪われ“知性”への愛に目覚めたものたちはどう生きるのか

    〇本書を読むまで、当然“地動説”に携わった人は1人や2人だけであるはずが無いと気づいていなかった。
    〇ラファウたちの献身を見て、いま享受している全ての知識に重さを感じた
    〇重力が中心に向かっている(全てのものが下に落ちる)から、地球は宇宙の中心である。
    …といった感じの説明になるほどとつい思った。宇宙のこと学んでなかったら、地球が回ってるって感覚的に信じられなかったかもなあ
    ラファウはひっくり返ることで、体感したんだけど
    〇オープニングが衝撃的すぎて、放り出しかけた

  • 最後まで読んでから表紙を見ると、なるほど、となりました。ネタバレになるので多くは書けませんが、人間の抱く知への貪欲さが美しく思えます。かの有名なフェルマーの最終定理だってきっとそう。色々な人の手に渡って多くの知を得て導き出された解はそれだけでロマンを感じてしまう。数字の先に愛がある、なんて思いました。

    ところで。

    既存の知識に異を唱える、って普通に考えて中々出来ないこと(そもそも気付けない)だなぁ…なんて。また、今まで当たり前に思っていたことを違うと言われることに対しての恐怖(平穏だと思っていたフツウが崩れることへの恐ろしさ←この辺りは伊藤計劃氏の虐殺器官にもあったなぁと。追記ですが)もわかるので、異端審問官の気持ちもなんとなく分かるんですよね…

    うーん。
    深くて、とても面白い作品でした。年の最後に良い作品に出会えて良かった。続きが気になります。

  • 地、知、智、血、値

  • 残酷な拷問シーンにまずは怯む。しかしながらそれを上回る知への渇望とその感動に心を掴まれる。怖いながらも、ついページを捲る手が止められない。続きを次々と読み進め、予想している通りになると分かっていながらも、やはり感動を登場人物と共有してしまう作品。第1巻が1番怖いと思うので、怖いところはサーっと読んで、知を求める彼らの話をじっくりと読む。

  • (ネタバレを含む)

    まず、絵が良い。すごく見やすい。キャラも差別化されててわかりやすい。表情の描写なんかも良い。

    次にテーマが面白い。歴史の授業で地動説を唱えた者が異端者として処刑されたのは習ったが、それは教科書ではほんの一文でさらっと説明されていた。そこにあったストーリーを題材としているのがすごく興味深く面白い。

    また話の構成も良い。神童と呼ばれた少年は宇宙に魅了され、地動説を唱える異端者に刺激されることによって、安定した神学の道を逸れ、自らも孤独な天文学の道を歩む。父の密告により異端者として捉えられたが、地動説を否定せず自害し、その研究資料を天動説派から隠し通す。それを次の天文学者が見つけ、物語は次の章へとバトンを渡す。

    哲学的な漫画だが、非常に読みやすく考えさせられることが多くある。物語の続きが早く見たくなるような漫画で、他のまだ読んでない人にもおすすめしたい。

  • 久しぶりに本当に面白いマンガを読んだ。この漫画は昨今の人気バトル・アクション漫画よりもインパクトに欠ける「地動説」がテーマであったが、そんなことは気にならないくらい内容が面白い。この作品のおもしろさは"funny"ではなく、"interesting" だろう。止められない人間の知性の底力を描いた作品。

  • 友人に借りた。

    地動説を巡る漫画。

    自分の信じることを学べない時代。

    人生ちょろいと思ってた主人公の変化がよみどころやと思う。

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