チ。―地球の運動について― (1) (BIG SPIRITS COMICS)
- 小学館 (2020年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098607785
感想・レビュー・書評
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アメトークに感化されて読んでみました。
大きなものを追い求めることは
その大きさが分かるからこそ
自分の時代だけでは答えが得られないと悟り
記録を遺す為に己を犠牲にすることも厭わないとは
そんな狂気の沙汰をやってのけた人達の上で
私は今この生活を得られているんだなぁと…。
神様は人間が創り出したものなのだから
神様より人間は偉いし
神様には自分の責任を負えないと
私は常々思っているけど
もしこの漫画の世界に私が生きていたら
明らかな傲慢ちき異端者として
火刑になっていたろうな…。笑 -
■書名
書名:チ。―地球の運動について― (1)
著者:魚豊 (著)
■感想
久しぶりに来た。こういう漫画。
漫画に寄生獣、ヒストリエみたいな熱量がある。
題名も想像するだけでいくつかの意味がありそう。
1-3巻を一気読みでした。
もう、衝撃の展開ですね。
1巻が怒涛過ぎる。
天動説が信じられ地動説が信じられていない時代に、地動説を信じる人々が
歴史を紡いで動かしていく物語です。
恐らく史実とは全然違っていると思います。
でも、そんなの関係なく、地動説を信じる人々の生きがいと言葉が素晴らしい。
舞台は15世紀のヨーロッパで、異端思想がすぐに処刑される時代です。
1巻の最初に、ある人物が死ぬ姿が描かれます。(身代わりとかでないのであれば
間違いなくあの人です。)
で、そこから、1巻はある人物を中心に地動説に関する思いとそれをめぐる物語
が描かれます。正直1巻で終わっても物語としては成立しているぐらいです。
この物語は、登場人物がドンドン死んでいきます。主人公各の人物も死にます。
なので、主人公がドンドン変わっていく感じです。
これが受け入れられないとこの漫画は面白く無いと思います。
1巻と2巻の主人公の性格が全然違うので、そこも読者を選ぶかもしれないです。
3巻になると、物語が結構動きます。
今までの常識を否定し、新しいものを受け入れることは難しいですが、そこら辺
の苦悩が描かれます。
4巻どうなるのかな。久しぶりにこういう漫画読みました。 -
20210306 知っていても知らなくても生きていく事はできる。不要不急の今だから家族で読み合っても良いのでは。
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現代における天動説は何だろう。当たり前だと信じている(と思い込ませられてる?)もの、をあれやこれやと想像する楽しい遊びを教えてもらった。
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美的感覚を大事にしたいと思いました。
美しくないものは、まだ答えに至っていないという証ではないかと。
美しさを追究すると真理に到達するような気がしてきます。
第一巻は成功です。 -
二巻まで読む。
なんというか、胸に迫る。ひゃくえむ。と同じくらい。 -
なんだこれめちゃくちゃ面白い!15世紀のヨーロッパを舞台に、当時異端とされていた「地動説」にのめりこんでいく神童ラファウ。地球の動きの美しさを求めて、異端審問官の目をかいくぐって研究するなんて、常軌を逸した行動にしか見えないかもしれない。でも命にかえてでもこの感動を後世に残したいという少年に胸を打たれる。静かで、美しく、それでいてものすごい熱量が流れ込んでくる。今後が楽しみ!
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天文に詳しければもっと面白く読めるだろうなと思った。読み返して気付く点が多い。