二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (10) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098608027

作品紹介・あらすじ

「ついに、2月入試本番を迎えます……!」

いよいよ直前期、どんな保護者にも
訪れる三度の精神的クライシス、
そして黒木の明かす2月入試本番までにやるべき親にしか出来ない
大量のマネジメントミッションとは!?

冬期講習・年末特訓・正月特訓に、
個別指導塾に家庭教師…直前期は課金が止まらない!?

高まってゆく緊張の中で、育つ友情。
家庭の事情にめげず受験を続ける島津 順君に
上杉海斗君が打ち明けた“本当の志望校”とは?

過去問の合格点に届かない、
あと数ポイント足りない…
「ランクを下げたい」保護者に佐倉が説く、
第一志望を諦めてなくていい理由とは。

中学受験の隠された裏側、合格への戦略を
圧倒的なリアリティーでえぐりだす話題作、第10集!



【編集担当からのおすすめ情報】
「我が子には幸せになって欲しい」
「そのためには親である私が
失敗してはならない」
そんなプレッシャーを背負いながら
戦いの日々を送る保護者達が熱くなるからこそ
塾講師は常に冷静でなくてはいけない…!

混乱を極める大学入試改革、
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。

いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、
中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?

中学受験塾を舞台に、プロフェッショナルとして臨む塾講師と
生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを
強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、
時代の要請に応える作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 中学受験を舞台に、受験生たちと彼らを取り巻く人々の小5の二月から試験本番の二月まで(おそらく)の1年間を描いた漫画です。

    綿密な取材に基づいて、今どきの中学受験事情を膨大なノウハウから身近な「あるある」まで、生々しく読者の前に提示しており、未経験の親子がこれから直面する中学受験をシミュレートするような読み方も可能です。
    中学受験を取り扱う出版物やネット上の記事では「中学受験をしようと思ったら読む」漫画として薦められているのをよく見かけます。
    さらに、地上波でのテレビドラマの放送が10月から(土曜22時〜)(https://www.ntv.co.jp/2gatsu/))と間近に控え、盛り上がりは止まりません。

    また、ドラマの放映時期に合わせて、13巻が通常より2ヶ月早い10月に発売予定となっています。

    ちなみに、ペースについてですが、

    1巻
    二月の挑戦
    二月の初陣
    二月の決断
    二月の事情
    三月の共感者
    三月の撤退
    三月の進退

    2巻
    三月の転機
    三月の集合
    三月のリセット
    三月のリスタート
    三月の邂逅
    三月の相違
    三月の不協和音
    三月の不一致
    三月の慟哭
    三月の変化

    3巻
    三月の作戦
    四月の成果
    五月の夢
    五月の回顧
    五月の嘘
    五月の出会い
    五月の回答
    六月の成長
    七月の衝突
    七月の問答

    4巻
    七月の事件
    七月の挑発
    七月の崩壊
    七月の号泣
    七月の反駁
    七月の先輩
    七月の憧れ
    七月の勧誘
    七月の秘密

    5巻
    七月の本期
    七月の孤立
    七月の現実
    八月の解答
    八月の暴露
    八月の期限
    八月の相談
    八月の昇格
    八月の伏兵
    八月のバトル

    6巻
    八月の内幕
    八月の新人
    九月の結果
    九月の解答
    九月の発心
    九月の蒼白
    九月の懐柔
    九月の訪校
    九月の三人

    7巻
    九月の疑念
    九月の内紛
    九月の計略
    九月の不安
    九月の胎動
    九月の落着
    十月の紛糾
    十月の岐路

    8巻
    十月の操縦
    十月の玩弄
    十月の千差
    十月の暗雲
    十月の闘志
    十月の凶兆
    十月の決壊
    十月の奮起

    9巻
    十月の責務
    十月の介入
    十月の発破
    十月の越権
    十月の本心
    十月の告白
    十月の傷痕
    十月の矜持
    十月の気概

    10巻
    十一月の始動
    十一月の宿敵
    十一月の火蓋
    十一月の誓願
    十一月の一歩
    十一月の漸進
    十一月の混迷
    十一月の潜行
    十一月の宣戦

    ※11巻は9話分が十一月
    ※12巻は8話分が十一月


    ですので、一ヶ月当たりの話数は…

     2月  3話
     3月 14話
     4月  1話
     5月  5話
     6月  1話
     7月 14話
     8月  9話
     9月 13話
    10月 19話
    11月 26話+α

    となっています。

    本番が近づくにつれ、受験生一人ひとりのエピソードが詳細に掘り下げられるようになり、それに比例してコミックス1冊当たりの時間経過がゆっくりになりました。

    十月までの平均だと2月1日の本番は16巻、刊行は来年の12月ぐらいと計算していたのですが、11月は10月よりさらに時間経過が遅くなりましたw
    ちゃんとファイアーエムブレムのエンドロールのような戦士たちのエピローグを見ることができるといいのですが…。


    「全員を第一志望に合格させる」と豪語する露悪的な凄腕塾講師黒木とその部下で熱意ばかりで空回りしている新人講師佐倉、そして各人各様の理由で中学受験を目指す小学生とその家族が受験に巻き込まれ、翻弄されながらも高い壁に立ち向かう姿が描かれます。

    良くも悪くも主役を張る「最強最悪」の塾講師黒木については、露悪的な言動の背景が徐々に明かされつつあります。そもそも、「全員を第一志望に合格させる」との台詞についても、「全員」には毎回「32名」と付け加えられることから分かるように、桜花ゼミナール最上位Ωクラスから最下位Rクラスに止まらず、集団塾である桜花からドロップアウトして個別指導塾に通う石田王羅が含まれており、さらに黒木の考える「第一志望」の意義もここ数巻で徐々に明かされてきていて、このセリフが単なる大言壮語ではなく、実は黒木が目指している理想の中学受験であろうことが見えてきました。この巻では、いみじくも佐倉が次のように述懐するように…

    「「勝つ」
     ――空手を本気でやってた時はその言葉は絶対だった。
     “キミを絶対に勝たせる"
     あの時勝たせられなかったことで、私は「勝ち」という言葉から逃げた。
     でも、
     ちゃんと向き合おう。
     勝たせるんだ今度こそ。
     ただ、
     きっと受験の「勝ち」はひとつじゃない。
     その「勝ち方」を模索しよう。
     あの子たちの最後の「勝負」まで。
     悔いの無いように全力で。

    黒木の言う「第一志望合格」もきっとひとつではないので、おそらく今川理衣沙のケースでひとつではない別の「勝ち」方を診せてくれるのではないでしょうか。

    このとおり、同じ一つの台詞が、最初は大風呂敷に聞こえ、後には真の目標であることがわかるのは、黒木というキャラクターの持つ二面性によっています。黒木が「最悪」で「最強」でもあることが、ストーリーの面白さに大きく貢献していると思うのです。

    10巻は、一人の生徒をクローズアップしてきた九月以降の展開とは一変して、11月模試の前後の受験生たちがオムニバス風に描かれます。また「フェニックス的」な価値観を追い続けることができずに別の道を選んだ黒木に、執着し反発する灰原についても語られます。


    11月模試直前の保護者会。
    黒木は保護者に、受験生たる子供達のメンタル維持のために「いつもニコニコ明るい親」を「演じる」こと、出願手続と健康管理という「山のようなミッション」をこなすことを求めるのでした。

    以下、各家庭の様子。

    武田勇人:家で勉強しない勇人だが、黒木から「塾ではちゃんと頑張ってますよ、大丈夫です!」の言葉で少しラクになる母香織。

    加藤匠:メリハリをつけて頑張る匠に、「どこかに受からせて上げたい」という気持ちが募る両親。

    直江樹里:鼻歌を歌いながら問題を解く樹里。「コツコツ真面目に」とはほど遠いその姿にあんなんで「最難関目指す」んでいいのかな?と悩む母杏里。
    11月模試の結果は40%。落ち込むものの、柴田まるみと一緒に特訓した漢字と熟語がパーフェクトで表情に明るさが戻る。「苦手なところを頑張れたってのはスゴイし、そこを一緒に頑張れる友達がいて、よかったと思うな!」の母の言葉にまるみの結果に思いを馳せる。

    柴田まるみ:頑張るまるみと個別指導に行かせるべきだったか悩む母美佐子。
    11月模試の結果は20%。本人は落ち込んでいる。母は志望校の変更について改めて黒木に面談を申し込む。

    大内礼央:既に桜花ゼミナール系列の個別指導塾「ノビール」を利用中。80分週2コマを1コマ増やすことを決断する母成美。
    11月模試での合格率は20%。ノビールの勧誘に、桜花の冬期講習を止めてノビールに切り替えることを決断。
    電話を受けた橘先生は説得に失敗し、黒木から本部に呼び出される。
    そこで言われた思いがけない提案とは…。

    今川理衣沙:個別指導塾「ノビール」で講師をランクアップするから偏差値を15伸ばせと交渉し、「今からでも基礎を固めれば、このあたりの学校ならなんとか…」と馬鹿にしていた鈴蘭女子を提示されて歯噛みする母紹子。かけ算の100マス計算が1分30秒を切って喜ぶ石田王羅の様子を目にして「一時間4千円の指導料払ってアレじゃ終わってるわ!」と馬鹿にするが、実はこれ理衣沙の成績が王羅に抜かれてるフラグじゃあるまいか。

    山本佳苗:第一志望に思い定めた鈴蘭女子の過去問に取り組むも、合格最低点に10点及ばず、涙ぐむ佳苗、悩む母織江。11月模試の結果を受けて志望校変更を佐倉に相談するが、データを駆使した佐倉の説得が奏効し、鈴蘭女子を目指して走り続けることに。

    毛利光:母口コミでいい家庭教師を紹介してもらったらしい。人脈造りのためPTA役員を3期もやったそうな。

    福島圭:周囲の情報に振り回されて右往左往する母友美。本人の様子が全く描かれないあたりが彼の受験がうまくいっていない何よりの描写なのではあるまいか。

    前田花恋:本人の強がりに反しなかなか80%に届かない桜蔭の合格率を前に、「自分がこんなに冷静になれなくなるなんて思いもよらなかったわ…とグーグルの検索履歴を眺めて溜息をつく母麗子。検索履歴には「桜蔭 国語、桜蔭 記述、桜蔭 国語対策…」といった言葉がずらりと並ぶ。
    桜蔭の合格率は50%とやや伸びる。海外赴任中の父(おそらく父)が1月下旬、受験に合わせ帰ってくることを知る。「パパは今の花恋こそほっとけないって思うから帰るんだよ」「だって花恋はいつも困ってる時ほど平気なフリするから。花恋がいくら大丈夫って言っても応援しに帰るよ。」に鉄仮面が破れ、「うん、ほんとはすごく不安っていうか、こわくて…でも」とようやく本音を漏らし、安堵から涙を零す花恋。

    上杉海斗:母にはまだ父の母校である東央を目指すとしてか伝えていないが、内心は開成を受けたいと考え、黒木には打ち明け、おそらく添削指導を受けている。「自分に向いていることで頑張ればいい」と言う母に、何が向いているかは自分で決めたい気持ちになっている。

    島津順:家庭環境の激変もあり、偏差値は伸び悩むものの表情は明るい。模試帰りに上杉海斗とばったり会い、2人で神社に向かい、2人で書いた1枚の絵馬には「開成合格 順 海斗」の文字が。
    11月模試、開成合格率は40%。数字は「びみょい」ものの「心配しなくても大丈夫だから! おれ、自分でも今までないくらい楽しく勉強できてるんだ。同じ目標の友達がいるから!」と話す表情はとても明るい。


    上杉陸斗:家庭教師の利用を打診するも、陸斗海斗いずれからも断られる母麻紗子。フェニックス最上位クラスのS1で上り調子の陸斗と何やら心に秘めたところのある様子の海斗。陸斗は黒木をライバル視している灰谷の様子から「面白そうな雰囲気」を感じている。
    11月模試では麻布の合格率80%を初めて獲るが、灰谷は陸斗の慢心をおそれ「この時期に…80%…まずいぞ…!!」と思い悩む。
    灰谷は、陸斗の持っていたノートと資料から、どうやら海斗が開成を受験すること、それを黒木が始動しているらしいことに気付き、町で出会った黒木に思いの丈をぶつける。

    橘先生:大内礼央の母の冬期講習キャンセルの申し出を正論ばかりの対応で翻意させることができず、黒木から異動を示唆される。黒木が学外でやっているらしい何かの尻尾を掴むため夜の町に出た橘先生は、キャバクラが建ち並ぶ雑居ビルの2階で桜花ゼミナールお茶の水校の新人講師碧川とばったり出くわす。彼を「助っ人」だと勘違いした碧川が案内した先で橘が見たものは…。

    気になる生徒の今後がさらに気になるようになりました。

    島津順=上杉海斗の開成コンビの結果は?
    教育虐待から解放され、友達と同じ目標を目指して「楽しく」勉強できるようになった島津順は合格をつかめるのか。
    上杉海斗はそもそも開成を受験できるのか。一卵性双生児の陸斗と海斗が歩む道が大きく離れているのはなぜか。

    直江樹里=柴田まるみのJGコンビの結果は?
    特に柴田まるみは、本当に「間に合う」のか?

    そして迷走中の大内礼央、今川理衣沙は第一志望合格をつかむことができるのか?

    久々再登場の石田王羅の今後は?

    橘先生の今後は?

    …ほぼ全部ですね、気になっているのw。


    最後に登場人物一覧を更新しておきます。
    この巻で新たに判明したのは順の母の名前くらいですが…。

    【登場人物一覧、10巻末現在、偏差値、志望校はわかる範囲で最新のもの】
    【R(最下位)クラス10名→9名】
    〇(退塾)石田王羅 偏差値38 38→37 志望校(偏差値)武蔵(64)
     カードゲーム好きの問題児。1話からちらほら顔を出している。選択問題は鉛筆を転がして答えを決めている。
     自習室でのトラブルから桜花ゼミナールを退塾して系列の個別指導塾ノビ~ルへ。
     かけ算の100マス計算が1分30秒を切って喜ぶ様子が描かれた。
     父:死別
     母:三枝子(43)鍼灸師
     祖母

    〇武田勇人 帝都圏模試44 日照大第二(首都圏53)
     スマホゲー好き。ほとんど宿題をやらない。
     父:正人(まさくん)(40)会社員
     母:香織(40)会社員
     面倒くさそうな問題は答えを写していたのを、夏期合宿を機に反省し、母に答えの本を預ける。

    〇伊藤章太郎 3巻より 東英大附属白金、日照大附属杉並
     魚、水族館好き、両親医者?
     志望校は適正校や安全校を視野に入れ、親子で希望が一致。

    〇今川理衣沙 帝都圏模試42 吉祥寺女子(吉祥女子)(67)、昌川女子(品川女子)(61)、帝都女学館(61)、光花女子(59)
     昌川女子(品川女子)のキャメルのブレザーに憧れる。
     女子の派閥リーダーでトラブルも。
     「キャラクターもののノートを買ってもらいウキウキと眺めている」
     志望校を決めて本気で受験に取り組み始めた山本佳苗、浅井紫と距離ができ、山本佳苗のシャーペンを隠す、意図的にマルつけを間違えるなどの嫌がらせを繰り返す一方、大内礼央に接近を図る。
    個別指導塾「ノビール」利用中。
    母:紹子(42)
     世間に対する見栄で志望校を決め、「これ以下の学校なんて行かせない」と息巻いている。適正校を勧める塾に不信感を抱く。

    〇浅井紫(ゆかり) 偏差値 44→46 光花女子(光塩女子 カトリック校)志望も、佐倉提案の湧泉女学院中学が刺さる。
     文具大好き、将来の夢(一応)花屋さん
     今川理衣沙とのトラブルでは山本佳苗寄り。黒木の打った手「席替え」で今川理衣沙と席が離れて「何となくホッ」としている。
    母:千秋(47)

    〇山本佳苗 帝都圏模試47、鈴蘭女子(48)
     学園祭で訪れた鈴蘭女子で先輩から優しく接してもらい、志望を固める。未だエンジンのかからない今川理衣沙からちょっかいを掛けられるも「「自習ダサイ」とか言ってるのに付き合ってたらさすがに受かんないよ」とメンタルの強いところを見せる。「いつの間にかすっかり受験生」
    母:織江(41)
    学園祭で訪れた鈴蘭女子学園で詳しい話を聞き、子供のほうを見て同校への併願を考え始める。

    〇大内礼央 AからR落ち、渋谷模試46、帝都圏模試52 法陽大附属(渋谷56、帝都64)
     志望校に対する本人の明確な希望がいまだ見えない。
     山本佳苗、浅井紫と距離ができた今川理衣沙にすり寄られ、口論していたところを橘先生に見られて6年生の自習室を出入り禁止に。今川理衣沙に迷惑をかけられたうえ、自分の言い分を全く効かない橘先生や母に不信感を覚え、「小学生女子は人間関係のトラブルで簡単に成績が落ちる。特に計算問題。」の典型例に。
    個別指導塾「ノビール」を週2コマ利用していたが3コマに増やした。
     母:成美(42) 橘先生に不信感を覚えるも、「女子のごたごたに気を取られているからRクラスに落ちたんじゃないの?」とデリカシーのない声掛けで礼央を傷つける。

    〇福島圭 AからR落ち 渋谷模試46、帝都模試52
     母:友美(39) 残り時間に焦り、圭に伝えているのにバトルにしかならない。塾の面談で泣き崩れる。

    〇明智珠洲 7巻座席表にて登場、下の名前判明
    〇渡辺太郎 7巻座席表にて登場、下の名前判明

    座席表
    大内礼央 福島圭  山本佳苗
    浅井紫  武田勇人 伊東章太郎
    明智珠洲 渡辺太郎 今川理衣沙

    11月模試
    福島圭   成明大附   40%
    大内礼央  法陽大    20%
    伊藤章太郎 東英大附白金 80%
    山本佳苗  鈴蘭女子   60%
    浅井紫   湧泉女子   20%
    武田勇人  日照大第二  50%
    今川理衣沙 吉祥寺女子  20%以下

    【Aクラス13→11名】
    〇伊達智弘 渋谷偏差値50、帝都圏模試57 米田実業(早稲田実業) 渋谷偏差値64
     「米実行って野球やる」
     面談にて「ホントに米実行きたいならテラ本気出せって」言われたらしい
     米実を回避して他の野球の強豪校へ向かうか
    母:乃里香(38)

    〇加藤匠 Rクラス→Aクラス 渋谷模試55 東央(渋谷60)、千駄ヶ谷学園(渋谷55)、園学園(49)、光栄学園(44)
     鉄っちゃん。目標を見つけ、気分一新して取り組む。RよりA入り。ジャイアントキリング候補。
     母:涼香(41)
     褒める、労うなどで受験をバックアップ。

    〇三浦佑星 Rクラス→Aクラス 渋谷大崎43 園学院大中学(50)、日照大第二中
     サッカー少年。1話でスポットライトが当たる。受験勉強を始めたばかりで偏差値40はすごいらしい。志望校が固まっており、Ωクラス選抜テストは受験しなかった。
    園学院の文化祭でモチベーションが上がった様子。
     父:少年サッカーコーチ
     母:一葉(47)

    〇大友真千音 渋谷模試50 志望校:父:ミッション系の女子高(香梅女学校、成明学園)、本人共学志望
     「いつもの夏休みよろしく旅行の計画を立てている」
    去年同程度の偏差値から実際に成明に逆転合格した生徒の過激な自宅学習メニューを示して、婉曲に軌道修正を示唆する
     父:秀樹(47)

    〇田中利休 渋谷偏差値55 2/1午前は本人第一志望の柴又(60)、午後確実な併願校(青翔)、中盤から後半に父希望の有栖川学園(62)で説得される
     父:利一(43)、IT企業勤務
     母:多香子(42)

    〇原秀道 渋谷模試54 明知大附属明知(61)、中庸大附属、法陽大附属、成?大附属
    指示待ち、素直、本人の明確な希望が見えない
    海外大学推薦制度利用?
     父:大和(49)
     母:さとね(49)

    〇三好? 7巻座席表にて登場
    〇丹羽? 7巻座席表にて登場
    〇根津? 7巻座席表にて登場
    〇真田? 7巻座席表にて登場
    〇北条? 7巻座席表にて登場

    座席表
    原秀道  加藤匠  田中利休
    伊達智弘 三好?  三浦佑星
    丹羽?  根津?  大友真千音
         真田?  北条?

    11月模試
    田中利休  柴又
    加藤匠   東央    80%
    原秀道   明知大明知 20%以下
    伊達智弘  早米田実業 20%以下
    三浦佑星  園学園(特進) 50%
    大友真千音 




    【Ωクラス(最上位クラス)9→11名】
    〇島津順 渋谷模試64、フェニ模試55 開成(渋谷71、フェニ66)
     吉祥寺桜花トップ。日本史ヲタ。
     父は公立校から難関大の「父能研」で教育虐待、DV気味。父の無理な指導で9月模試の偏差値が△3ポイント
     父のDVに自宅を飛び出し、桜花に向かう。
     母は「受験、やめます」。
     一方の順は、開成の過去問が解けなかったことに「超イラった」と黒木に解法のヒントを求める。
    母:優子 薬剤師資格持ち、専業主婦
    母の姉:明子 薬剤師資格持ち、独身?



    〇前田花恋 渋谷模試68、フェニックスオープン模試58 桜蔭(渋谷70、新新海浜、宵の星)
     負けず嫌いでトラブルも。直江樹里と仲良し。「落ちこぼれのレベルに合わせるのなんか学校だけで十分だよ」
     母:麗子(46)おそらく医師、受験を揶揄する同小のママを「ガチの天然」で鎧袖一触

    〇直江樹里 偏差値60 59 女子学園70
     両親美容師でファッション大好き、制服のない学校志望、前田花恋と仲良し、外向的で柴田まるみに積極的に声を掛ける。
     Ωクラスの席が隣同士になったのをきっかけにまるみと仲良くなり、家に招いて一緒に勉強する。
     実は柴田まるみの几帳面さ、真面目さを尊敬している。
     父:翔太(35)美容師
     母:杏里(36)美容師

    〇上杉海斗 渋谷模試55、フェニックス模試46
     フェニックスS1(最上位クラス)に一卵性双生児の弟陸斗が在籍。本人はフェニックスA(最下位)だったが桜花ゼミナールへ転塾。島津順とトラブルになるが、関係修復。黒木に「いずれ島津さんと机を並べるようになる」と耳打ちされた、ジャイアントキリング候補。
    夏期合宿よりΩ入り。
    内心では島津順(「ししょー」)や兄弟の陸斗のように全力で難関校を目指す「カッコいい」受験に憧れ開成を志望。黒木にだけは内心を打ち明けている。

    父:東央大附属出身。生物部。
    母:麻沙子(46)
    弟:陸斗 フェニックスS1クラス所属、S1名物「神7」の一角、9月フェニックスオープン偏差値66.6 志望校麻布

    〇柴田まるみ 偏差値50 50、+4.3→54.5 女子学院(女子学園)70
     不登校で「偏差値を物差しとしない」学校志望から、先輩から校風を聞きJG(女子学園)に心惹かれるようになる。ジャイアントキリング候補。
    夏期講習からΩ入り。直江樹里と仲良くなりつつある。
     天才肌の直江樹里に劣等感を覚えるも、心の底をさらけ出して見せた樹里の「伸びしろしかないじゃん」「そっくりそのまま返すよ」に感銘。気持ちを改めてJGを目指す。
    11月模試の合格率は20%。本人は落ち込むも、答案を見た講師たちは基礎をしっかり固めたことがうかがい知れるその答案から、もしかして「間に合う」かも知れないと思い始める。
     母:美佐子(39)
     樹里に対する劣等感やJGのハードルの高さに押しつぶされそうになっているまるみを見かねて、JG志望からの撤退とAクラスへの降格を希望して黒木と面談するも、ガス抜きされて引き下がる。
    しかし、模試の結果を見て改めて黒木に面談を申し込む。


    ○藤原昴
    ○本多華鈴
    ○馬場亜蘭
    ○毛利光 渋谷偏差値62 志望校OK普通部(64)
    一族全てOK幼稚舎出身の中、本人は小学校受験失敗、リベンジのためOK附属3校を併願
     母:秀美(38) 家庭教師を口コミで紹介してもらうための人脈造りのため、PTA本部役員を3期もやった。



    ○黒田翼
    〇村上一真

    座席表
    村上一真 前田花恋  島津順
    黒田翼  藤原昴   本田華鈴
    毛利光  柴田まるみ 直江樹里
         上杉海斗  馬場亜蘭

    11月模試
    前田花恋  桜蔭   50%
    島津順   開成   40%
    藤原昴   武蔵   50%
    村上一真  麻布   20%
    直江樹里  女子学園 40%
    柴田まるみ 女子学園 20%




    不明(A/Rクラス)
    〇(苗字不明)歩夢 S川女子(品川女子学園・57)

    お茶の水校
    ○織田未来 渋谷偏差値74 年間平均偏差値72、算数オリンピック出場

    【講師】
    〇白柳徳道(60)
     桜花ゼミナール社長。おそらく黒木とは個人的な知り合いで、彼のやっていること、やろうとしていることを承知している。
    〇黒木蔵人
     桜花ゼミナール吉祥寺校校長。元フェニックストップ講師。サッカー経験者で中途挫折したか?露悪的に振舞うものの、いろいろありそう。
    〇佐倉麻衣(算数)
     GMARCH卒。桜花ゼミナール新人講師。空手有段者。空手を指導した子供を「勝たせてあげられなかった」経験あり。
    山梨に祖母。小学校の先生だった祖母に、学校の先生になったと話している
    いとこ修治
    いとこの子拳太、翔太 まだバンボ


    〇桂先生
     1巻からレギュラー。佐倉の相談相手。よく中学受験事情を佐倉に(そして読者に)解説してくれる。将来の夢「社長」。
    〇橘勇作先生(算数・理科)(32)
     1巻からレギュラー。「ただ野球やってた」。子供好き。黒木のやり方に反感を持つ。小6女子の表裏のある人間関係に無頓着で、大内礼央や山本佳苗から敬遠される。
    〇木村大志先生(社会)(27)
     1巻からレギュラー。だけど出番らしい出番はなく、ほぼモブ扱い。こち亀読んで警察官になりたかった。
    〇朽木伸明先生(算数・理科)(42)
    〇平松(旧姓森)あおい先生(国語)(32) 新婚。
    〇平松創(はじめ)先生(社会)33歳 新婚。
    〇梅原拓(たく)先生(国語)(39)
    〇桐谷尚也(なおや)先生(理科)(29)
    〇栗田頼子先生(算数)(46)

    〇碧川皐月(22) 新人講師。桜花ゼミナール社長の白柳と懇意である様子。「一応」東大卒。
    〇柿原肇(39)自由が丘校社会講師。
    〇木原直人(31)池袋校国語講師。
    〇小松崎賢人(29)立川校理科講師。
    〇木根育江(40)成城校算数講師。

    ○林原安寿(29)社長秘書

    ○牧野 桜花札幌校校長
    ○桧木 桜花系列虎勝セミナー校長

    ○木田 個別指導塾ノビール(桜花ゼミナール系列)教室長

    〇灰谷純 イケメンフェニックス講師

    〇アキラ フェニックス時代の黒木が「潰した」生徒

    【歓楽街の人々】
    〇ショーマ 黒木先生と一緒に何かをやっている人。
    〇せいら 歓楽街で働く女性。マイムのママ。ヒモ?である「京ちゃん」の手から離れて未来を模索する。
    〇京ちゃん せいらのかつての男。黒木を間男と罵り殴り掛かるが、佐倉に追い払われる。
    〇ガイア 小学生くらい?歓楽街で働く女性の子供。百ます計算のドリルを手にしている。
    〇 ティアラ ツインテールに女子高の制服を纏った歓楽街で働く女性。

  • 11月になって、模試は実質あと2回しかありません!からの伸び悩む成績と、焦る親。志望校を落とすと余計に悪くなる悪循環。塾に加えて家庭教師と、課金ゲームがますます激しくなっていきます。親も子供もメンタルの削られ方が半端ないですね。まだ未熟な小学生にとって本当に酷な話だよなと思います。
    黒木vsフェニックスのSクラスの因縁対決や、佐倉先生の成長も見られて良かった。

  • この巻は泣きポイントが沢山あった。特に双子の上杉海斗くんが志望校を言ったシーンは感動した!

  • 親の焦り、分かる。。
    本人より前のめってしまうんだろうな。
    こわ。

  • 記録用

  • 右往左往する親
    塾に責任転嫁し個人指導に逃げる親
    虐待児は心と体が回復して何とかなりそうかも.双子の片方とも仲良くなってふたりともいい結果が出て欲しい

    橘のクソ対応被害者が個人指導に逃げる.こいつ嫌いだわ.
    黒木の副業が橘にバレる
    双子の片方も開生を受験したいことが判明.フェニックスの灰谷にもばれる.

  • いよいよ受験のカウントダウン。そして、先生たちの裏事情もだんだん明かされてきそうな予感。


  • 読了。団塊ジュニアが親世代になっているので、結構需要は大きいのだろうなと感じた。


  • 親が子どもを信じて黙っているのは難しい。。

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著者プロフィール

高瀬志帆:累計75万部の『おとりよせ王子 飯田好実』の他、現在はTVドラマ化が発表された『二月の勝者』(小学館)を連載中。

「2020年 『おとりよせ王子 飯田好実 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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