九条の大罪 (1) (ビッグコミックス)

著者 :
  • 小学館 (2021年2月26日発売)
3.73
  • (28)
  • (46)
  • (44)
  • (9)
  • (0)
本棚登録 : 881
感想 : 39
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098608485

作品紹介・あらすじ

法とモラルの極限ドラマ、開幕!

国民的ダークヒーロー漫画『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平、最新作!

なぜか厄介な案件ばかりを引き受ける弁護士・九条間人(くじょうたいざ)。

鼻炎持ちのバツイチで、ビルの屋上で
テント生活をしている偏屈な弁護士だ。

主な顧客は、半グレ、ヤクザ、前科持ちなど、きな臭い人だらけ!?
ネットでは悪徳弁護士と罵られながらも、
イソ弁の烏丸(からすま)と共に、依頼人の擁護に務める。

ある日、飲酒して轢き逃げをした半グレが、
先輩の壬生に連れられて、九条のもとを訪ねる。
そこで九条が授けた策は、弁護士にはあるまじき教唆で――!?

交通事故ひとつですら、常識がひっくり返る。
知ってるだけで、人生が変わる。

神か悪魔か弁護士・九条!
法とモラルの極限ドラマ、ここに開幕!

【編集担当からのおすすめ情報】
国民的ダークヒーロー漫画
『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平が描く最新作は弁護士もの!

掲載誌「週刊スピリッツ」でもアンケート1位を獲得し、
早くも大反響を集めている本作!

白黒はっきりつけられないことが溢れるこの時代。
何が正しく、何が間違っているのか。

果たして天才弁護士・九条とは、「悪徳」なのか否か。

あなたに問いかける。
「正義」とは? 「悪」とは?「法」とは? 「弁護士」とは?

ウシジマファンはもちろん、より広くの人に届いてほしい作品です。
ぜひご覧ください!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大ヒット作『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平が、充電期間を経て、満を持して放つ新連載。

    弁護士が主人公でこのタイトルというと、「憲法9条改正を訴えるネトウヨ的マンガか?」と誤解されそうだ(笑)。

    もちろんそうではなく、「九条」とは主人公の弁護士の名前である。

    主人公は九条間人(くじょう・たいざ)。
    「間人」は京都府京丹後市の地名だが、なぜこの名前なのかわからないし、こんな難読名をわざわざ主人公の名にする意図もよくわからない。

    ま、タイトルはともかく、中身は大変面白い。
    一言で言えば、前作『闇金ウシジマくん』の作品世界を、まるっと弁護士の世界に置き換えたような作品だ。

    九条は、裏社会の人間の弁護を厭わず引き受けるタイプ。ゆえに、必然的に登場キャラにも裏社会人士(半グレ、ヤクザ等)が多くなる。

    主人公の目を通して、裏社会と底辺の貧困層の人々を描き出す――『闇金ウシジマくん』はそういう作品であったわけだが、本作もその延長線上にある。

    九条弁護士は、ウシジマくんの主人公・丑嶋馨と相通ずるダーティヒーローである。
    さらに言うなら、手塚治虫の『ブラックジャック』あたりから、くり返し用いられてきたキャラ造型だと思う。

    ブラックジャックは一見すると守銭奴の悪徳(無免許)医師であったが、「じつは正義の味方なのでは?」と読者に思わせるフックが随所に仕掛けられていた。

    本作も同様で、「モラル無視の悪徳弁護士のように見えて、じつは違うのかも」と読者に思わせる。複雑で謎めいたキャラ造型がミソだ。

    ウシジマくんが好きな人なら、本作もきっと気に入るはずだ。
    法律のウラ知識的なうんちくもちりばめられているので、ウシジマくん以上に「ためになる」(ような気が)。

  • 「九条の大罪1 真鍋昌平 小学館 2021年」なぜか犯罪者を弁護する弁護士の話。面白いけど、世の中の負の部分や犯罪ばかりにフォーカスが当たっていて読んでいて気持ちよくないから続きは買わないことに決めました。そのうち売ります。

  • そうくる?って感じ。
    あまりいい気持ちはしないけど

  • 2021/04/01 1
    2023/01/09 1

  • ウシジマくんと同じ作者の作品。
    丑嶋くんよりはいい人そう。
    相変わらずヤクザや半グレと関わっていて面白い。
    弁護士として優秀そうで今後の活躍が楽しみ。

  • 『闇金ウシジマくん』の作者の新作ということで気になってマンガワンにて拝読。面白かった!

    自分は1話で一気に引き込まれた。無知は罪ということが身にしみて分かった。こういう裁判に巻き込まれたら絶対に弁護士をつけようと思った。素人が自分達で解決できるようなことじゃない......
    本来なら主人公のような行動はリスクが高くてやらないらしいが、漫画ならではの誇張表現だろうし面白かったから自分はいいと思った。しっかり法律について学ぼうと身が引き締まったし。

    読後感は最悪なのに面白くて続きが気になる。

  • 「九条の大罪」1巻よんだら面白くて…!( ˘ᾥ˘ )加害者側の弁護士だったらそういう立ち位置になるよなぁ…としみじみ。

    法についつも知ることができて続きも読みたくなる( ˘ᾥ˘ )

  • 後味が悪い漫画。裏社会のことが知れる。絵がトレースなのかとても見づらい。弁護士ものと聞いたが法律の勉強にはあまりならなそう。

  • 読後感は良くは無いけど作品としての出来はサスガ

  • 淡々とエグくて読む手が進む。
    情弱、社会的弱者がとことん救われない。やりきれない気持ちになるけど、それをも“面白い”と思ってしまうことが小気味悪い。
    劇画の特徴なのか、絵がスッキリしてるハズなのに情報量が多くて見づらく感じた。
    ドクズ殺人者にも心の支えにするノート術は真似しようと思った

全39件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

漫画家。神奈川県出身。1998年、『憂鬱滑り台』で「アフタヌーン」(講談社)四季賞夏のコンテスト四季大賞を受賞、同誌同年9月号に掲載され商業誌デビュー。2011年、『闇金ウシジマくん』(小学館)で第56回小学館漫画賞一般向け部門を受賞。その他著書に『スマグラー』『THE END』(講談社)などがある。

「2017年 『THE END クライマックス編』 で使われていた紹介文から引用しています。」

真鍋昌平の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×