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本 ・マンガ (224ページ) / ISBN・EAN: 9784098608669
作品紹介・あらすじ
期待の新人が突きつける選択!
ぶ厚い雲に覆われ陽が差さなくなった遥か未来の地球。
植物が枯れ酸素も薄くなった世界。
しかし人類は、人を植物に変える技術を開発し、わずかな酸素を作り出して生き延びていた。
先の見えない世界でも人として生きるか、苦しみを捨て植物として新たな生へ踏み出すか。
人々は選択を迫られるーー
【編集担当からのおすすめ情報】
スペリオールに現れた鮮烈なる才能!
その圧倒的画力と、不穏な空気を纏う世界観に酔いしれること間違いなしです!
この機会にぜひご覧ください!!
感想・レビュー・書評
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終末世界でもがく人々を描くマンガという感じ。主人公のトーシローも、生活苦の末に2年後植物化することになってるし、世間も冷たくて、絶望感漂っている…こういう雰囲気は好き。トーシローがかなりかわいそうで、やきもきするけども。
子供が親のエゴをぶつけられてる姿が悲しい。大人に対する抗議の話なのかな…抗議する方も大人になってるんだけどね、子供は耐えることしかできないもんね。どういう話になっていくのか楽しみ。
空を雲が覆って植物が育たなくなるとか、人が植物になるとか、SFチックなんだけど、科学的整合性はあんまなくて、あくまで舞台設定かな…メインは人情的な部分みたいだけど。
絵は少し独特の素朴な感じで味があって好き。バランスもいいし、背景は写実的で、全体的にしっかり描いてあってすごい。 -
衝撃作に出会った、最高に面白い。今後の展開が楽しみで続きが気になって仕方ない。
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面白かった。人を植物に変える技術が発達した未来社会と、そこで生き延びようとする人たちを描いたSF漫画。画力が高く、サスペンスフルな展開の中に「格差」や「貧困」といった今時のテーマを含ませた物語にぐいぐい引き込まれた。
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原作は小説?と思うくらい独特な世界観。
主人公の境遇が悲惨で、応援したくなるし続き気になる -
分厚い雲に覆われて太陽の光が届かない未来の地球。枯れた植物の代わりに、寿命が近づいた人を植物へと変える技術で人類は生き延びていた。絶望から植物へと変わることを望んだ青年・トーシローは、変わりきるまでの2年間で豊かな心を手にすることができるのか。
未来の荒廃した都市と、花になった人が街中に佇むビジュアルが相性抜群。美しい形をした絶望。花化した人間は地獄楽でも描かれていたけど、やっぱり好き。ハンターハンターの暗黒大陸的なおぞましさと美しさを併せ持つ造形美を感じる。
設定の鋭さにとどまらず、人間ドラマや大ゴマの魅せ方も上手い。暗い世界に沈んだ人々の閉鎖的な心。親から追い詰められたトーシローやスミの苦悩がヒリヒリと伝わってくる。トーシローがスミの境遇を知って感情を出していく流れは熱かった。
「嫌いなピアノ、弾かされるんじゃなくてせめて弾きたいの。」
「育ててくれた恩が…ジャマしてるだけ…」
言葉の端々から伝わってくる時間の重さ。植物化した人“霊花”は人の感情に敏感になる。人間であれば言葉を交わせたはずなのに、霊花になって初めて娘の苦しみに気づけたというのはなんとも皮肉。スミが下したあの決断も鳥肌が立った。
この世界がなぜ100年前から厚い雲に覆われているのか。南極にはいったい何があるのか。そして、トーシローは霊花になる前に豊かな人生を送ることができるのか。明けない夜の果てに何が待ち受けているのか。1巻にして期待大な導入でこれからが楽しみ。 -
なんとなく買ってみましたねぇ…作者は若い方なんでしょうか? なんか若い方ならではの感性というか…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
物語の設定はまあ…SF? なのかな? という感じですねぇ…若干、キャラが誰なのか分からなくなったり…顔とかね、似ている感じがしなくもないです…社畜死ね!!
ヽ(・ω・)/ズコー
なんつーか、全体的に暗い印象ですねぇ…なんだかバッドエンドに向けて走り出しているような…気がしなくもないですけれども、気にはなるので次巻も買ってみようかな…。
さようなら…。
ヽ(・ω・)/ズコー -
友達が貸してくれて9巻まで読みました!
SFなダークファンタジーでおもしろいがずっと続く!"成立してしまっている"社会のバランスが見事で美しくて残酷。不本意な役立ち方、家族の死、死後のあり方、心の豊かさなどを考えさせられる作品。50代くらいのおじさんの肌や髪の質感までわかる描き分け、目のデフォルメ加減が大好き。紙か電子か迷う〜!!!…紙 -
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・8巻まで通読。ディストピアを舞台としたサスペンスで、PSYCHO-PASS好きな人はハマると思う
・森林などで見かける大量の植物に対して、もとよりグロテスクな印象(嫌な気持ちにはならない)を抱いていたので、霊花の描写には毎度唸らせられる
・アイヴィーとトーシローの2回目の対峙(アキラが飛ばされるところ)のショッキングさ、3回目の対峙におけるやるせ無さ、がめちゃくちゃ心を揺さぶった。
・知識と想像力が人生を豊かにする。当たり前のことだけど、改めて聞くと真理をつくような、ハッとさせられるような言葉で、心が震えた
・叶野さん、いいよね -
絵めちゃくちゃ上手いしコマ割りかっこいいし話面白くてとっても良い漫画
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太陽の無い絶望の世界、遠く無い未来に本当にありそうな話。絶望的な展開なのに引き込まれていく、止められない疾走感と上手さ。うううこんなに苦しいのに。。
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後々通俗的なリベラルに毒されていく
一巻は最後の、ピアニストが父をピアノにするといふ展開に驚いた。だから次巻以降も人情物として描けばよかったと思ふのだが、さうはならず、デモやら貧困やらが出てくると単純で通俗的なリベラルに陥ってしまった。 -
言葉が絵を面白くさせるほうにいかないから全く面白くない。セリフを声に出して書いているのか。花の言葉を読み取れる、だから面白くない。せめて花から記憶のイメージを読み取れるぐらいにしておけばよかったものの、言葉を読み取れるにするから山田洋次的な鈍重なドラマになる。落とし方をこしらえてる1話はおもろいし、コマもうまい。が、本当に話が厳しい。夜の極端なロングショットを見て、アキラを思い出す。アクションもうまいけれど、全部言葉に奉仕するように向けられていてほんとに残念。
安田佳澄の作品





