チ。―地球の運動について― (4) (BIG SPIRITS COMICS)

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 1508
感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098610716

作品紹介・あらすじ

どれだけ絶望すれば、人は救われるのか?

「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー
眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。



【編集担当からのおすすめ情報】
「マンガ大賞2021」第2位受賞作!!
第1集で岩明 均氏、第2集で高橋しん氏に絶賛され、様々なメディアでの紹介も増えている、今読んで共に衝撃を分かち合いたい漫画の第4集です。

感想・レビュー・書評

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  • 突然、1巻の冒頭のシーンがわかってしまった。そして、衝撃の人間関係。これからどうなるのか、ある程度予測はできるものの、毎回そこに何かメッセージを付け加えてくれる作品。今回は物事に目を開いてみるということ。知らない方が良かったことなんてあるだろうか。そんなことはないと信じたくなる1冊。

  • 謎めいた「チ。」というタイトルを噛みしめる第4集。
    真理は人それぞれで、それぞれに信じた「チ。」を目指す。

    ヨレンタはもうお役御免なのかな、と思いきや、
    そうゆう角度で関わってくるの?というビックリ展開。
    思わず第3集を読み返して、なるほど。。。と思ってしまった。
    それにしてもギャグテイストのノヴァクさんをちょいちょい差し込むのはズルイわー。
    緩急効きすぎて怖さ倍増。

    おまけ
    ===チ。辞苑===

    【知】……
    この世は非道徳的なことで溢れかえっている。そういう世界を変える為に必要なもの。

    【C教】……
    数百年前西ローマ崩壊後、秩序が失われた。そこでは混乱と暴力が蔓延った。
    あらゆる権力が生まれては消えバラバラな人類を統一する術はなかった。
    誰も彼もが皆、大切なものを奪われた。
    そんな狂気の沙汰に唯一希望の光を照らしたもの。
    社会に文化と道徳を布教し、日々に愛と救済を与えた。
    C教により人々は繋がる。

    【異端者】……
    信仰を失い、破滅に存在意義を覚える者。
    履き違えた自由を奪い、道徳や倫理を砕き連帯を切り捨て、
    救いと希望を放棄し、人々を分断する。
    彼らは悪魔に唆された被害者であり、魂は死後、地獄へ行く。

    【血】……
    異端者は悪魔と結託してこの世界を変えようとする。
    それを阻止する為に最も重要なもの、
    世界を今のままに保持する為に必要なもの。

    【信仰】……
    理論や理屈を超えたところにあり、第三者による反論が許されないもの。

  • バデーニは試行錯誤の末、ようやく地動説を完成させる。

    ノヴァクは新米の異端審問官に、容疑者への拷問を通じてその精神を叩きこむ。

    バデーニとオグジーは酒場でヨレンタに接触。そこに二人が怪しいとの密告を受けたノヴァクがやってくる。ノヴァクとヨレンタは親子であることが判明。バデーニはノヴァクの求めに応じて研究をしているあずまやを見学させる。そこで地球儀のネックレスを発見されてしまう。

    ノヴァクはひとたび小屋を去る。証拠隠滅と脱出の準備を始める二人のところに、手下を従えて帰ってくるノヴァク。バデーニが脱出する時間を稼ぐために、オグジーが身を挺して立ち向かう。

    この作品、面白いんだけれど、パースがきちんととれていなかったりと、絵柄が苦手。

  • めちゃくちゃ面白いけど体感5秒で読み終わっちゃって物足りないんだが??

  • エウレカ!だ。
    ついにバデーニが地動説を解明?
    そんな彼に感化されて
    日記を書き始めたオクジー。
    それを読んでから
    微妙に心境の変化が起きてるっぽいオレ様。
    なんか謎の行動に出てるな。

    そして、ヨレンタの家族の真実。
    ああ…見返したら、うまいこと伏線があったわ。

  • 永久に未完成の海を漂い続けることになっても。間違いを正解と信じ込むよりマシでは? ――面白い、という表現が合っているかはわからない。価値観が変わる瞬間。それが凄くゾクゾクさせる。

  • さらに盛り上がってきた。

  • 互いに分かり合っているとは言えない肉体労働担当者と、頭脳労働担当者が、一致しているとは言えない目的のための共同作業を通して、心を近づける距離感がいい。
    カタカナの表題、「チ」の構成要素が正式に表明される。

  • まだ4巻なのに想像できない展開がずっと続いてすごい
    楕円のあたりなんか天才すぎるだろと感じた。

    今までの巻で1番静かに物語が進んでいたと思ったら、中盤から思いもよらない出会いがあり、終盤は急激な展開があってすごかった。今まで登場してきた人やモノがいろいろな形で合流していることがわかる。

    この巻でかなり表に出てきている気がするが、地動説や天動説などの天体に関する内容だけにフォーカスせず、『コトバ』や『信仰』が扱われて趣が深い。特にコトバ。どんなに天才や学がなくても、言語化しないと伝わらないし遺らないことがわかる。そして、知識の伝達や継承、人生の目的にもなり得るからその重要性がわかる。

    次の巻で最新刊に追いついてしまう〜毎週の楽しみだったからずっと続いてほしい

  • 「間違いを永遠の真実と信じるよりマシ」
    …マシかどうかは個人の価値観による、ということなのだけど、これは確かに「信仰」、思考が停止する事の危うさを表しているなぁ、と。

    その上で、「信仰している」と言わせるのが熱い…!

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