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本 ・マンガ (160ページ) / ISBN・EAN: 9784098610716
作品紹介・あらすじ
どれだけ絶望すれば、人は救われるのか?
「天動説」の大家・ピャスト伯から研究を託されたバデーニは、「地動説」証明へとさらに没頭する。一方、オクジーは一連の体験を物語として執筆し続けた。それぞれが希望を胸に行動する中、圧倒的絶望が音も立てずに彼らの元へと忍び寄るーーー
眼を塞げ、耳を塞げ、凡庸であれ。それこそが知性に対抗する唯一の手段だ。
【編集担当からのおすすめ情報】
「マンガ大賞2021」第2位受賞作!!
第1集で岩明 均氏、第2集で高橋しん氏に絶賛され、様々なメディアでの紹介も増えている、今読んで共に衝撃を分かち合いたい漫画の第4集です。
感想・レビュー・書評
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突然、1巻の冒頭のシーンがわかってしまった。そして、衝撃の人間関係。これからどうなるのか、ある程度予測はできるものの、毎回そこに何かメッセージを付け加えてくれる作品。今回は物事に目を開いてみるということ。知らない方が良かったことなんてあるだろうか。そんなことはないと信じたくなる1冊。
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謎めいた「チ。」というタイトルを噛みしめる第4集。
真理は人それぞれで、それぞれに信じた「チ。」を目指す。
ヨレンタはもうお役御免なのかな、と思いきや、
そうゆう角度で関わってくるの?というビックリ展開。
思わず第3集を読み返して、なるほど。。。と思ってしまった。
それにしてもギャグテイストのノヴァクさんをちょいちょい差し込むのはズルイわー。
緩急効きすぎて怖さ倍増。
おまけ
===チ。辞苑===
【知】……
この世は非道徳的なことで溢れかえっている。そういう世界を変える為に必要なもの。
【C教】……
数百年前西ローマ崩壊後、秩序が失われた。そこでは混乱と暴力が蔓延った。
あらゆる権力が生まれては消えバラバラな人類を統一する術はなかった。
誰も彼もが皆、大切なものを奪われた。
そんな狂気の沙汰に唯一希望の光を照らしたもの。
社会に文化と道徳を布教し、日々に愛と救済を与えた。
C教により人々は繋がる。
【異端者】……
信仰を失い、破滅に存在意義を覚える者。
履き違えた自由を奪い、道徳や倫理を砕き連帯を切り捨て、
救いと希望を放棄し、人々を分断する。
彼らは悪魔に唆された被害者であり、魂は死後、地獄へ行く。
【血】……
異端者は悪魔と結託してこの世界を変えようとする。
それを阻止する為に最も重要なもの、
世界を今のままに保持する為に必要なもの。
【信仰】……
理論や理屈を超えたところにあり、第三者による反論が許されないもの。 -
めちゃくちゃ面白いけど体感5秒で読み終わっちゃって物足りないんだが??
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・22話
東方の曲で『エピクロスの虹はもう見えない』ってあったな。
「知は適任者だけが丁重に扱うべき」がまさしくその通りかもしれない。
・23話
オクジーに地下通路を掘るよう命じるバデーニ。
真理に近付いてしまった未知数の歓喜に嘔吐するバデーニ、シリコンバレーのリチャード思い出す。
オクジーの書いてる本には一体何が。
「地動説が完成した」
・24話
助任司祭に毛嫌いされてる審問官。
人類のためという美辞麗句。
・25話
「誰でも平等に研究を発表できる自由な知的空間ができる未来の為に一役買えたら」
昔の人の方が未来へ繋ぐ意志が大きいような気がします。
ヨレンタのお父さん、何で顔出ないんだろうと思ってたらノヴァク・・!
本当に娘いたんだ・・・
・26話
そっか、オクジーは覆面だったし顔は見られてなかったのか。
全てを疑う抜かりなさ、ノヴァク本当怖い。
しかもネックレスを見られてしまった。
・27話
ノヴァクがネックレスの事忘れるなんて絶対無いでしょうね。
「動く世界でまた会おう」っていいな。平沢進感ある。
「第三者による反論が許されないなら、それは信仰だ」を黙って聞くバデーニも良い。
二人が話してる間にもう異端審問官の馬車が。
・28話
守るものの為に地獄に行けるって感情は奇跡ですよ。
あ〜オクジーさんの声絶対細谷佳正にやってもらいたい〜。 -
エウレカ!だ。
ついにバデーニが地動説を解明?
そんな彼に感化されて
日記を書き始めたオクジー。
それを読んでから
微妙に心境の変化が起きてるっぽいオレ様。
なんか謎の行動に出てるな。
そして、ヨレンタの家族の真実。
ああ…見返したら、うまいこと伏線があったわ。 -
永久に未完成の海を漂い続けることになっても。間違いを正解と信じ込むよりマシでは? ――面白い、という表現が合っているかはわからない。価値観が変わる瞬間。それが凄くゾクゾクさせる。
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さらに盛り上がってきた。
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