二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (13) (ビッグコミックス)

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  • 小学館
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感想 : 11
  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098611782

作品紹介・あらすじ

連続ドラマ化!中学受験のリアルに大反響!

「残りの50日は、人生で5本の指に入るくらい熱い50日です!!」

ついに12月に入り、激動の一年が暮れてゆく……
受験本番まで、あと50日!

「もうやることなくね?」早いうちに合格判定80%を取って
慢心する生徒の“まさか”を防ぐフェニックス灰谷の手法とは?

12月の模試には“魔物”が潜む!?

受験直前期の超実践的な注意点の数々、
WEB出願の落とし穴、「お守り代わり」の受験校の効能、
学校は休ませる?問題……
受験当日から受験終了までの過ごし方、
親のやるべき仕事を黒木が徹底解説。

黒木の言葉で最後の保護者会は白熱!
「やってよかった」と思う、「いい入試」とは!?

そしてついに黒木の二つの顔が一つに繋がる……
“星を投げ返している”という黒木、その真相は?

映像化も決定の今最も熱い人間ドラマ、第13集!

【編集担当からのおすすめ情報】
「我が子には幸せになって欲しい」
「そのためには親である私が
失敗してはならない」
そんなプレッシャーを背負いながら
戦いの日々を送る保護者達が熱くなるからこそ
塾講師は常に冷静でなくてはいけない…!

混乱を極める大学入試改革、
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。

いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、
中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?

中学受験塾を舞台に、プロフェッショナルとして臨む塾講師と
生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを
強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、
時代の要請に応える作品です。

感想・レビュー・書評

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  • 12月最後の模試が終わって、親への説明会も最後というところで、黒木先生の大演説!親の立場がめちゃくちゃ分かるのでしみわたりました・・泣いた。一方こどもはといえば、覚悟が決まって真っ直ぐに進む子もいれば、逃亡を企てる子もいて色々。まあ、いっても小学生だもんなあ。黒木先生の秘密の活動の話とか、佐倉先生の大成長も見られて満足した。受験もいよいよ大詰め感ありますが、その前に冬期講習&正月特訓でもう1巻かな。

  • 絶賛放映中の地上波ドラマの原作マンガ。
    中学受験を舞台に、「最強最悪」の塾講師と受験生たち、そして彼らを取り巻く人々の小5の二月から試験本番となる小6の二月まで(おそらく)の1年間を描いた漫画です。

    ドラマ、第4話まで見ました!
    ・ 第1話「最強最悪の中学受験塾講師!痛快人生攻略ドラマが始まる! 」:三浦佑星のエピソード
    ・ 第2話「塾は営利目的の企業です!」:加藤匠のエピソード
    がそれぞれ中心で、コミックスで言うと1巻の範囲。その後で見たのは、
    ・ 第3話「転塾!? 放っておきましょう」:前田花恋のエピソード
    ・ 第4話「中学受験は課金ゲーム!!」:武田勇人のエピソード
    で、次回予告ではいよいよ島津順と上杉海斗のトラブルが取り上げられていました。コミックスで言うと4巻の範囲です。だいたいドラマ2話でコミックス1巻のペースで、3巻の浅井紫の「将来なりたいもの」と「算数偏差値の簡単な上げ方」はばらされて1話~4話にちりばめられていました。
    生徒たちのエピソードって授業や受験の進捗度合いと結びついているものが多く、また加藤匠と前田花恋の「個人指導」を巡るやり取りなど、生徒同士の関係もあって、あるエピソードだけを取り出して適当な時期のシナリオに組み込むことが難しいので、今後も基本的に原作エピソードが大きく改変されることはなさそうです。

    ドラマ全10話の折り返し地点の第5話にいちばん重たそうな島津順のエピソードが来ました。
    この後、生徒ごとのエピソードは石田王羅、樹里・まるコンビで1話ずつくらいは使いそうです。
    黒木の「スターフィッシュ」関係のエピソードで1話使ったとして、残りフリーで使えそうなのは2話分。
    12月中旬に放映になりそうなのと、原作14巻が12月発売なのを合わせて考えると、無理矢理12月の冬期講習くらいまで話が進んじゃうのかなあ。
    視聴率的には9.2%→7.9%→8.0%→6.8%と、ちょっとセカンドシーズンには届かなそうな数字だし。

    第3話、第4話ともは相変わらず正座待機して食いつくようにして視聴しました。
    第3話は、前田花恋のエピソードが中心でしたが、花恋役(田中絆菜さんって子だそうです。2011年3月1日生まれの10歳だとか)がなかなかの名演技を見せてくれました。
    黒木がボックスティッシュを持ち歩いているとか、「甘酒は飲む点滴」だとか「花恋は女王様でしょ」とかの名セリフなど、原作で押さえるべきところはきちんと押さえられているなど原作好きに対する配慮が見えて、好感が持てました。
    自傷が自分の髪を抜くのではなく太腿をシャープペンシルで刺すのに変わったのは、佐倉先生が事態の深刻化に気付くフラグとしてはまあ納得の改変。
    願わくば、『なんで「勉強ができる」って特技は、「リレー選手になれた」とか「合唱コンクールでピアノ弾いた」とかと同じ感じで褒めてもらえないんだろうね?』からの『「勉強ができることが当たり前に褒められる世界。「できる」ことを本音で話しても全然平気な場所。居心地サイコー。塾(ここ)が大好き。」』はもう少し描き込んで欲しかったかなあ。自分は1巻から読み始めてこのエピソードがあまりにも昔の自分が思っていたことを代弁してくれたのがきっかけで、すっかりハマってしまったので。

    逆に、受け入れがたいのが、トップ塾「ルトワック(原作のフェニックス)」をディスる姿勢がやや見えたこと。講師が新入塾生の名前を憶えていない(それも、サミット生なのに)とか、自習室の席を「自分がいつも使う席だからどけ」と主張する生徒とか…。進学塾としてはあり得ない環境です。原作では「フェニックスでは避難経路ですら成績順に優遇」という灰谷の台詞はあったものの、花恋の苦戦はどちらかというと焦りからくるもので、フェニックス自体に問題があるような書かれ方はされていません(むしろ転塾当初の花恋は活き活きとしていました)。
    原作がこれほどまでに受け入れられた背景には、中学受験や進学塾を否定していない(手放しで全肯定しているわけではありませんが)ことがあると思いますので、トップ塾に対するこういう色眼鏡を掛けたような偏見はいただけません。

    第4話は武田勇人のエピソード。
    武田夫妻の「地雷を踏みつける」役割を振られた桂先生の様子が最高でしたw。漫画的表現を上手にドラマ的演出に着地させています。もう、ここ見られただけでドラマ第4話は大満足です。

    一方で、マネキンに桂先生が声を当てた「このままだとこうなる」シーンの演出はちょっと疑問(「逃げ恥」以来、こういうのが流行ってるの?)。実際の父役と母役に再現ドラマをやらせたほうがよかったんじゃね?
    あと、父正人と母香織の対決シーンは、話題になっていたようですがちょっと迫力不足だったかなあ。原作がスマホを放り投げているからと言って、必ずしもドラマで同じようにする必要はありませんが、でもなんかブチ切れっぷりが分かるような演出が欲しかったかな。
    そもそも、父正人が会社から自宅に帰ってだらけてるのがソファじゃなくてなんか変なキャプテンチェアみたいなのが違和感満点です。
    母香織の勤務先が美容部員でなくオシャレ雑貨屋みたいなのもやっぱり違和感。セットが作りにくかったのかもしれませんが、「大卒店長が足元にも及ばない接客スキルを身に付けているのに、仕事のできない大卒店長の尻ぬぐいをさせられる」学歴格差の悲哀が武田香織が中学受験に踏み込んだ原点です。雑貨屋では「高卒職人の悲哀」みたいなのが出しにくいんじゃないかなあ。

    あと、武田勇人本人があっさり改心して、「宿題の答えを写すのをやめる」のもちょっと。
    武田勇人や、「中学受験をしようかなと思ったら読むマンガ」の山吹コウタのような「ザ・小学生男子」タイプって、二月の勝者の読者家庭のボリュームゾーンだと思うんです。
    丸ごと武田勇人みたいでなくても、「ああ、うちの子もあんなだよね」って我が子を投影して、母香織に感情移入できるところが多々あるんじゃないでしょうか(自分はあります)。
    原作だと夏期講習での同級生の様子(おそらく島津順「ししょー」と上杉海斗との交流)を通じて答えの本を母に預けるものの、その後も必ずしも順調ではないことが各巻で(この巻でも「バックラー」のエピソードとして)語られています。
    それが、あんなにあっさり「答え写すのやめた」「講習頑張る」と発心されてしまっては、相変わらず全然宿題をやろうとしない「うちの子」の親としての共感の持って行き場が無くなっちゃうじゃないですか。

    ということで、子役好演で第3話大勝利、一方ドタバタの要素がある第4話はドラマに向いているんじゃないかと期待値が高かった分がっかりした感じとなりました。

    あと、毎回書いていますが佐倉先生役は失敗です。性格の暗い新人が右往左往しているだけ。原作の脳筋で原始人だけど使命感と勢いのある熱血先生という佐倉先生像は何もかもが黒木先生と正反対で、互いが引き立て合っていました。ドラマの佐倉先生役にはそれがないような…。

    次回は島津順のエピソードらしいです。
    教育虐待という今風の視点が入っている重要エピソード。島津順役の子は「ジャニーズJr.」と肩書付きで紹介されていることもありますし、きっと力の入ったエピソードになることでしょう。
    楽しみにしています。

    ……ドラマの感想ブログみたいになってしまいました。

    綿密な取材に基づいて、今どきの中学受験事情を、膨大なノウハウから身近な「あるある」に至るまで、生々しく読者に提示したマンガです。
    取材については、巻末の「参考文献」リスト(10巻では33冊、11巻では39冊、そしてこの12巻でさらに増えて40冊!)を見るだけでその徹底ぶりが分かります。
    ドラマ化を機に各所に掲載された原作者のインタビューによると、取材は「足掛け3年に及ぶ」んだとか。

    その圧倒的なリアリティと、中学受験を非難したり揶揄したりすることなく、かといって美化もしないその立ち位置によって、中学受験を取り扱う出版物やネット上の記事では「中学受験をしようと思ったら読む」漫画として薦められているのをよく見かけます。

    もちろん中学受験のノウハウマンガだけでここまで広く読まれるはずはありません。
    しっかりした土台の上で演じられるのは、一人ひとりが精密に作りこまれたキャラクターたちが演ずる群像劇であり、生徒たちはもちろん、その親も、そして塾講師たちまでもが成長するビルドゥングスロマンでもあります。群像劇が大好物(ソロモンの偽証も、バトルロワイヤルも、コウノドリも、二年間の休暇もそうでした!)な自分にとって32人が丁寧に描き込まれているこの作品はそれだけでもう十分にハマれます。
    加えて、主人公を任された黒木蔵人は、誰もが認める凄腕で、複雑な過去を背負いまくり、事情を知らない人々の前では冷酷な言動をする反面見えないところでは温かさを見せる二面性を持ち、奇抜な服装をしておかしな振る舞いをする傾奇キャラ。
    キャラ立ちまくってます。

    そして、群像である生徒たちも、他人を見下す鼻持ちならないガリ勉キャラにもよんどころない家庭の事情があり、強気な女王様キャラにも思わぬ悩みがあり、天才キャラには弱点があり、天才に憧れる努力家タイプはその天才もまた努力家に憧れていることを知って目を見開き、鉄っちゃんやサッカー少年は目標が定まってからは脇目も降らずに自習室に通い詰め、チャランポランな小学生男子も発心してカンニングを止め、浮ついていた女子は地に足の着いた受験準備を始め、女子グループのリーダーは母の過大な期待に潰されそうになっている…、とそれぞれのキャラクターがしっかり設定されて、それぞれのドラマがあります。

    これだけ盛りだくさんで面白くないわけがありません。
    黒木の傾奇っぷりを楽しむもよし、受験生に感情移入して涙するもよし、そして未経験の親子がこれから直面する中学受験をシミュレートするような読み方も可能です。

    ところで、ドラマの放映時期に合わせて、この13巻がこれまでの発刊ペースより2ヶ月早い10月12日(火)に発売され、さらに14巻は何と4カ月繰り上げて12月10日(金)に発売予定との予告が掲載されていました。地上波の影響力は依然として大きいんだなあと思います。

    ただ、ビッグコミックスピリッツでの連載ペースを超えてコミックスが出ているので、14巻の後15巻までしばらく刊行の間隔が開いて「二月の勝者」ロスになりそうで今から心配です。
    そもそも、果たして二月の本番、そして試験の合否がいつわかるのか気になります。
    当初は1年間を12冊ちょうどで描き切る感じのペースでしたが、本番が近づくにつれ描写が濃密になり、それに反比例して物語内の時間の流れはスローダウンしています。
    ちなみに、

    1巻
    二月の挑戦
    二月の初陣
    二月の決断
    二月の事情
    三月の共感者
    三月の撤退
    三月の進退

    2巻
    三月の転機
    三月の集合
    三月のリセット
    三月のリスタート
    三月の邂逅
    三月の相違
    三月の不協和音
    三月の不一致
    三月の慟哭
    三月の変化

    3巻
    三月の作戦
    四月の成果
    五月の夢
    五月の回顧
    五月の嘘
    五月の出会い
    五月の回答
    六月の成長
    七月の衝突
    七月の問答

    4巻
    七月の事件
    七月の挑発
    七月の崩壊
    七月の号泣
    七月の反駁
    七月の先輩
    七月の憧れ
    七月の勧誘
    七月の秘密

    5巻
    七月の本期
    七月の孤立
    七月の現実
    八月の解答
    八月の暴露
    八月の期限
    八月の相談
    八月の昇格
    八月の伏兵
    八月のバトル

    6巻
    八月の内幕
    八月の新人
    九月の結果
    九月の解答
    九月の発心
    九月の蒼白
    九月の懐柔
    九月の訪校
    九月の三人

    7巻
    九月の疑念
    九月の内紛
    九月の計略
    九月の不安
    九月の胎動
    九月の落着
    十月の紛糾
    十月の岐路

    8巻
    十月の操縦
    十月の玩弄
    十月の千差
    十月の暗雲
    十月の闘志
    十月の凶兆
    十月の決壊
    十月の奮起

    9巻
    十月の責務
    十月の介入
    十月の発破
    十月の越権
    十月の本心
    十月の告白
    十月の傷痕
    十月の矜持
    十月の気概

    10巻
    十一月の始動
    十一月の宿敵
    十一月の火蓋
    十一月の誓願
    十一月の一歩
    十一月の漸進
    十一月の混迷
    十一月の潜行
    十一月の宣戦

    11巻
    十一月の争乱
    十一月の算段
    十一月の腹案
    十一月の曙光
    十一月の悔悟
    十一月の忍耐
    十一月の再起
    十一月の虚栄
    十一月の一丸

    12巻
    十一月の粉飾
    十一月の約束
    十一月の不可侵領域
    十一月の疎通
    十一月の風雲
    十一月の増援
    十一月の本懐
    十一月の王者

    13巻
    十二月の慢心
    十二月の準備
    十二月の熱狂
    十二月の決意
    十二月の披歴
    十二月の白日
    十二月の連環
    十二月の鉛筆

    となっていますので、一ヶ月当たりの話数は…

     2月  3話
     3月 14話
     4月  1話
     5月  5話
     6月  1話
     7月 14話
     8月  9話
     9月 13話
    10月 19話
    11月 26話
    12月  8話(継続中)
    となっています。

    受験生一人ひとりのエピソードが詳細に掘り下げられるようになったのに加え、黒木の過去と内面について、これまで敷かれた伏線が回収されるエピソードも増えてきています。

    10月までの平均だと2月1日の本番は16巻、刊行は来年の12月ぐらいと計算していたのですが、11月は10月よりさらに時間経過が遅くなりましたw。
    12月はあっさりと冬期講習の初日、12月24日まで8話で進みましたが、予告で取り上げられていた「頑張らない準備を始めている」今川理衣沙関係のエピソードが本格的に取り上げられそうなのと、橘先生への不信感から個別塾に逃げた大内礼央のエピソードがこのまま放置かと思われたら黒木に何か策がありそうなのと、加藤匠の志望校「男子新御三家」の一角、「海上(海城)」への上方修正と、間に合うかどうか微妙であと一伸び欲しい柴田まるみ・上杉海斗の第一志望JG、開成への挑戦と、島津順の家庭がどうなるか(父はどうなるのか)と、あと黒木先生のミサンガ関係の伏線、白柳社長や碧川や橘先生が「桜花ゼミナールとして」どう「STARFISH」の活動に関係しているのか、そして佐倉先生の「教え子を潰してしまった」過去の話と、まだまだ気になっているところは山積みです。

    14巻の後にしばらく刊行間隔が開くでしょうから、「二月の勝者」ロスになってしまいそうで心配です。


    物語はいよいよ12月に入りました。
    この13巻は、ほぼ1冊丸々「黒木」巻です。

    まず「フェニックス」灰谷の指導の徹底ぶりが取り上げられた後、最後の模試の結果を受けての黒木の保護者会での「アジテーション」が大きく取り上げられます。
    さらに、佐倉先生がひょんなことから「STARFISH」のクリスマスパーティーへ招待されたことから、黒木の「星を拾っては投げている」活動が佐倉に(読者に)明かされます。

    冒頭1話使って、麻布の合格判定80%を超えて慢心している上杉陸斗の「プライドをへし折る」灰谷の指導のどSぷりが描かれます。
    S(サミット)1クラスの「神7」の一角とは言え、生徒一人に対して課題を準備し、個別に指導をするフェニックスと灰谷の姿勢は大変手厚いものです。これなら御三家合格者数が抜きんでているのも当然ですが、でも実際集団塾で生徒一人にここまで手をかけるのは難しいでしょうねえ…。

    さらに1話丸々使って黒木の「出願直前保護者会」での「アジテーション」が描かれます。
    ディテールに至るまで生々しいノウハウを得意の話術に乗せて黒木が語るさまはこの漫画の華ですが、こんなに長い説明を読者に易々と読ませる作者の構成力は並のものではありません。
    次の1話は模試の結果と保護者会を受けての各家庭の様子。これ、もう少し紙幅を割いて欲しかったかなあ。初登場のキャラがいるのですが文字だけで流されちゃってました。

    【Rクラス】
    ・ 山本佳苗 帝都圏模試(12月)偏差値50(+3)、第一志望 鈴蘭女子中学校合格判定80%。
     大躍進です。本人は油断せず、親も安定しています。成功例でしょう。
    ・ 伊東章太郎 帝都圏模試(12月)偏差値49、第一志望東英大白金合格判定80%。
     父が上方修正に未練があるも、本人希望とリスクを鑑み志望校はこのまま。
    ・ 浅井紫 帝都圏模試(12月)偏差値46(+0.3)、第一志望湧泉女子合判20%。
     実力に鑑み、2/1は80%出ているカトレア女子の受験に変更、本人のモチベーションを心配するも、「別にいよ~」と本人。実はそこまで執着していなかったのを、親の微妙な勘違い。
    ・ 福島圭 偏差値+1、第一志望成明40%。
    ・ 渡辺太郎 第一志望帝都電産大附属40%。Rクラスの名前だけ出ていたキャラ。他の子は一応「戦国武将苗字+今どきの名前」の中、あまりにもかわいそうなネーミング。顔イラストもないが、ドラマには出ている。
    ・ 明智珠洲 日照大第二40%。私立小学生。原作は「くん」付けで男子扱いも、ドラマでは女子設定。
    ・ 武田勇人 帝都圏模試(12月)偏差値46(+1.5)。日照大第二20%と明知学院中20%は撤退、武蔵境大附属70%と東英大白金80%両方の受験に向かう。
    ・ 大内礼央 桜花に結果を知られないようにIDを変えているらしい。黒木には縺れた糸を解きほぐす策があるようだが…。
    ・ 今川理衣沙 事態は変わらず。

    【Aクラス】
    ・ 伊達智弘 渋谷大崎模試(12月)偏差値52(+1)、明知大明知30%、法陽60%、成明80%、園学院普通80%、特進40%。米実を諦めてから本人の志望が固まらない。
    ・ 田中利休 渋谷大崎模試(12月)偏差値54(△0.5)、父は有栖川40%に拘るも本人は柴又60%を主張。
    ・ 大友真千音 渋谷大崎模試(12月)偏差値53(+2)、父はミッション系女子校香梅女学校20%に拘るも、本人は共学志望、法陽大附属40%、城山学園50%、明知学院80%。
    ・ 三好伸 中庸大附50%、成明大附属80%。顔イラスト無し、ドラマには登場、下の名前はドラマで初設定。
    ・ 北条香梨奈 四畑国際60%、有栖川大石山80%、ブライトン80%、黒木に「新しい学校好きですね。」と流されちゃうかわいそうな子。下の名前はドラマで初設定。
    ・ 根津沙羅々 修学院女子50%、中夫60%、帝都女学館80%。下の名前はドラマで初設定。
    ・ 丹羽由美里 鳩友80%で断念、帝都女学館60%、川横学園80%、カトレア80%、下の名前はドラマで初設定。
    ・ 真田? 昌川女子80%、平成女子80%、十字路80%。女子。唯一下の名前が判明せず、ドラマにも一人だけ出ていないかわいそうな子。
    ・ 原秀道 渋谷大崎偏差値52(△?)。明知大明知から明知大中野に変更。学校選びにも本人の主体性が感じられず、母は溜息。
    ・ 三浦佑星 渋谷大崎偏差値55(+0.5)。第一志望園学院特進(40%)、園学院普通(80%)。併願に突然都立中高一貫校である三方中等教育学校が登場し、黒木の面談案件に。
    ・ 加藤匠 偏差値56.4(△1.8)。第一志望に勧められた海上をやめて東央(80%)に向かおうとするも黒木に考えがあるようで、面談案件に。

    【Ωクラス】
    ・ 村上一真 12月渋谷大崎模試偏差値63.2。第一志望麻布50%。
    ・ 本田華鈴 12月渋谷大崎模試偏差値64.2。第一志望雙葉50%。
    ・ 藤原昴 12月渋谷大崎模試偏差値62.5。第一志望武蔵60%。
    ・ 黒田翼 12月渋谷大崎模試偏差値57.6。第一志望武蔵30%。
    ・ 毛利光 12月渋谷大崎模試偏差値63(+1)。第一志望OK附属系3校すべて60%。原作「くん」付けで男子なのに、ドラマでは女子になっている。
    ・ 馬場亜蘭 偏差値57。帰国子女入試、既に修学院中、立聖豊島中の2校に合格。本命は新宿学園新宿で、帰国生入試が不合格なら一般入試に挑む可能性も。
    ・ 直江樹里 偏差値65(+1)。国語のケアレスミスを減らして大躍進。第一志望JG40%変わらず。
    ・ 柴田まるみ 偏差値60.1、JG30%。6年生になってからの9カ月で偏差値10上げは、合格判定30%でもポテンシャルと本人のモチベーションで受験させない理由がない。
    ・ 前田花恋 渋谷大崎模試偏差値68(+0.4)。桜蔭50%。
    ・ 島津順 渋谷大崎模試偏差値68(+3)。開成50%。
    ・ 上杉海斗 渋谷大崎模試偏差値60.1.開成30%。約束の40%に届かずも、母は開成受験にGOサインを出す。実はあと2点で40%だった。

    …と、これだけの内容を1話に収めているので文字だらけ。でも、読者としてもここまで来たら桜花吉祥寺校全員の結果を見届けたくなります。

    次のエピソードは12月21日。
    桜花生にクリスマスプレゼントとして五角形の「合格鉛筆」を配って「皆さんのクリスマスは、これをもって終了です!!」と宣言する黒木。
    一方佐倉には、12巻で参考書の入ったトランクを「STARFISH」まで運ぶのを手伝ったティアラからクリスマスパーティーへの誘いが届きます。
    翌日、会場の吉祥寺公会堂へ向かった佐倉が目にしたのは、「黒木先生の無料教室」である「スターフィッシュ」の「正式な」教室でした。
    そこは個別指導スタイルで中学生に高校受験の指導をしている無料塾。
    佐倉は講師をしていたショーマから、黒木が始めたスターフィッシュについての話を聞いたのでした。

    ・ 「スターフィッシュ」は相対的貧困家庭の子供のための無料塾。公共施設の会議室などを借りて実施するのが「正式な」教室で、途中入退室が可能なように個別指導スタイル。
    ・ フェニックス当時の黒木が、古い友人(ダイキ先生?)と一緒に始めたのがきっかけ。
    ・ その古い友人の知り合い(シングルマザー)の子(中学生)の公立高校受験の支援をしたのが最初。
    ・ 最初は「STARFISH」の看板がかかっていたキャバクラ2Fの部屋(黒木の自宅)で少人数だけ見ていた。
    ・ ショーマはフェニックス時代の黒木の教え子、OK大附属中・高からの現OK大生。
    ・ ボランティア講師は、最初の頃は「明確な目的」があって元フェニ生が多かった。最近はこだわりがなくなった。
    ・ 「重鎮のおじさん」、橘先生、桜花ゼミナールお茶の水校の新人講師(東大卒)碧山なども参加している

    と、これまでチラチラとのぞかせていた伏線がようやく一気に回収されました。作者がTwitterで、連載打ち切りなどで伏線が回収できなかった作品もある中、ようやく回収できてホッとした、ということを呟いていたのがなかなか印象的でした。連載のマンガだとそういう心配、しないといけないですものねえ。

    でも、まだまだ回収できていない伏線がかなりあります。
    ・ そもそも、「古い友人」って?ミサンガ、サッカー、極度の目の悪さなどと関係あるの?
    ・ ボランティア講師がフェニックス生中心だった「明確な目的」とは?
    ・ 碧山、白柳社長など桜花ゼミナールとの関係は?
    ・ 橘先生とのやり取りは?(こちらはまあ何となく想像は付きますが)
    ・ 中学受験塾でクールに振舞う理由。ショーマが少し触れていたが果たして。

    さらに、黒木を追ってきた佐倉との語りで、黒木の思いが語られます。
    ・ 黒木はクリスマスの過ごし方で浮き彫りになった「相対的貧困」家庭の子供とのかかわりをきっかけに、ボランティア指導から「星を投げる人」に踏み込んだ。
    ・ そして紹介される「星を投げる人」のエピソード。
    ・ 桜花も、スターフィッシュも、黒木にとっては同じ。「私の手が届く「星」を海に帰すのみ。」

    そして最後のエピソードは12月24日、冬期講習初日。
    「バックラー」などの小ネタを織り交ぜつつ、佐倉がエレベーターで大内礼央にばったり会うところが描かれます。
    大内礼央は母が橘先生の対応に不信感を募らせ、完全に個別指導(ノビール)にシフト。その不信感は新たに生徒IDを取り直して模試の結果を桜花に知らせようとしないほど徹底しています。
    そんな状態ですから、佐倉の顔を見て礼央は居心地が悪そう。しかし、佐倉は何のこだわりもなく明るく話しかけます。「大内さんがどこの場所で頑張ったとしても、いい受験ができるよう応援してるよ。」との声掛けに、「黒木先生にも…同じこと言われた…」「ありがと、佐倉ちゃん。私、がんばるね。」と涙ぐむ礼央。
    佐倉のいいところがいっぱい詰まった対応ですが、黒木は黒木で「果たしていつもの手が、大内親子タイプに通用するのか、実証開始。」と、やっぱり何か企んでいる様子なのでした。


    相変わらずフックてんこ盛りで、原作も、ドラマも、先が気になって仕方がありません。
    毎週ドラマを楽しんで、12/10には14巻が発売されます!楽しみです。


    最後に登場人物一覧を更新しておきます。
    これまで登場しなかった子が次々と登場して嬉しい限りです。
    真田さんだけドラマに出ていないのはどうしてでしょうね。

    【登場人物一覧、13巻末現在、偏差値、志望校はわかる範囲で最新のもの】
    【R(最下位)クラス10名→9名】
    〇(退塾)石田王羅 偏差値38 38→37 志望校(偏差値)武蔵(64)
     カードゲーム好きの問題児。1話からちらほら顔を出している。選択問題は鉛筆を転がして答えを決めている。
     自習室でのトラブルから桜花ゼミナールを退塾して系列の個別指導塾ノビ~ルへ。
     かけ算の100マス計算が1分30秒を切って喜ぶ様子が描かれた。
     父:死別
     母:三枝子(43)鍼灸師
     祖母

    〇武田勇人 帝都圏模試44 日照大第二(首都圏53)
     スマホゲー好き。ほとんど宿題をやらない。
     父:正人(まさくん)(40)会社員
     母:香織(40)会社員
     面倒くさそうな問題は答えを写していたのを、夏期合宿を機に反省し、母に答えの本を預ける。

    〇伊藤章太郎 3巻より 東英大附属白金、日照大附属杉並
     魚、水族館好き、両親医者?
     志望校は適正校や安全校を視野に入れ、親子で希望が一致。

    〇今川理衣沙 帝都圏模試42 吉祥寺女子(吉祥女子)(67)、昌川女子(品川女子)(61)、帝都女学館(61)、光花女子(59)
     昌川女子(品川女子)のキャメルのブレザーに憧れる。
     女子の派閥リーダーでトラブルも。
     「キャラクターもののノートを買ってもらいウキウキと眺めている」
     志望校を決めて本気で受験に取り組み始めた山本佳苗、浅井紫と距離ができ、山本佳苗のシャーペンを隠す、意図的にマルつけを間違えるなどの嫌がらせを繰り返す一方、大内礼央に接近を図る。
    個別指導塾「ノビール」利用中。
    母:紹子(42)
     世間に対する見栄で志望校を決め、「これ以下の学校なんて行かせない」と息巻いている。適正校を勧める塾に不信感を抱く。

    〇浅井紫(ゆかり) 偏差値 44→46 光花女子(光塩女子 カトリック校)志望も、佐倉提案の湧泉女学院中学が刺さる。
     文具大好き、将来の夢(一応)花屋さん
     今川理衣沙とのトラブルでは山本佳苗寄り。黒木の打った手「席替え」で今川理衣沙と席が離れて「何となくホッ」としている。

    第①志望湧泉女子
    第②志望水連女子
    第③志望カトレア女子
    第④志望聖リンドウ

    父:伸也
    母:千秋(47)

    〇山本佳苗 帝都圏模試47、鈴蘭女子(48)
     学園祭で訪れた鈴蘭女子で先輩から優しく接してもらい、志望を固める。未だエンジンのかからない今川理衣沙からちょっかいを掛けられるも「「自習ダサイ」とか言ってるのに付き合ってたらさすがに受かんないよ」とメンタルの強いところを見せる。「いつの間にかすっかり受験生」
    母:織江(41)
    学園祭で訪れた鈴蘭女子学園で詳しい話を聞き、子供のほうを見て同校への併願を考え始める。

    〇大内礼央 AからR落ち、渋谷模試46、帝都圏模試52 法陽大附属(渋谷56、帝都64)
     志望校に対する本人の明確な希望がいまだ見えない。
     山本佳苗、浅井紫と距離ができた今川理衣沙にすり寄られ、口論していたところを橘先生に見られて6年生の自習室を出入り禁止に。今川理衣沙に迷惑をかけられたうえ、自分の言い分を全く効かない橘先生や母に不信感を覚え、「小学生女子は人間関係のトラブルで簡単に成績が落ちる。特に計算問題。」の典型例に。
    個別指導塾「ノビール」を週2コマ利用していたが3コマに増やした。
     母:成美(42) 橘先生に不信感を覚えるも、「女子のごたごたに気を取られているからRクラスに落ちたんじゃないの?」とデリカシーのない声掛けで礼央を傷つける。

    〇福島圭 AからR落ち 渋谷模試46、帝都模試52
     母:友美(39) 残り時間に焦り、圭に伝えているのにバトルにしかならない。塾の面談で泣き崩れる。

    〇明智珠洲 7巻座席表にて登場、下の名前判明
    〇渡辺太郎 7巻座席表にて登場、下の名前判明

    座席表
    大内礼央 福島圭  山本佳苗
    浅井紫  武田勇人 伊東章太郎
    明智珠洲 渡辺太郎 今川理衣沙

    【Aクラス13→11名】
    〇伊達智弘 渋谷偏差値50、帝都圏模試57 米田実業(早稲田実業) 渋谷偏差値64
     「米実行って野球やる」
     面談にて「ホントに米実行きたいならテラ本気出せって」言われたらしい
     結局偏差値が足りず、米実は回避して他の野球の強豪校へ向かう
    父:勝人
    母:乃里香(38)

    〇加藤匠 Rクラス→Aクラス 渋谷模試55 東央(渋谷60)、千駄ヶ谷学園(渋谷55)、園学園(49)、光栄学園(44)
     鉄っちゃん。目標を見つけ、気分一新して取り組む。RよりA入り。ジャイアントキリング候補。
     順調な成長により、海上(男子新御三家)を狙わせようと黒木が画策している。
     母:涼香(41)
     父
     兄
     褒める、労うなどで受験をバックアップ。

    〇三浦佑星 Rクラス→Aクラス 渋谷大崎43 園学院大中学(特進)、園学院大中学、日照大第二中
     サッカー少年。1話でスポットライトが当たる。受験勉強を始めたばかりで偏差値40はすごいらしい。志望校が固まっており、Ωクラス選抜テストは受験しなかった。
    園学院の文化祭でモチベーションが上がった様子。
     園学院中の特進の正規合格が狙えると黒木に発破をかけられる。
     父:少年サッカーコーチ
     母:一葉(47)

    〇大友真千音 渋谷模試50 志望校:父:ミッション系の女子高(香梅女学校、成明学園)、本人共学志望
     「いつもの夏休みよろしく旅行の計画を立てている」
    去年同程度の偏差値から実際に成明に逆転合格した生徒の過激な自宅学習メニューを示して、婉曲に軌道修正を示唆する
     父:秀樹(47)
     母:真理
     姉妹:添和麗
    〇田中利休 渋谷偏差値55 2/1午前は本人第一志望の柴又(60)、午後確実な併願校(青翔)、中盤から後半に父希望の有栖川学園(62)で説得される
     父:利一(43)、IT企業勤務
     母:多香子(42)

    〇原秀道 渋谷模試54 明知大附属明知(61)、中庸大附属、法陽大附属、成?大附属
    指示待ち、素直、本人の明確な希望が見えない
    海外大学推薦制度利用?
     父:大和(49)
     母:さとね(49)
     姉:紀香(高2)

    〇三好伸 7巻座席表にて登場、下の名前はドラマで初設定
    〇丹羽由美里 7巻座席表にて登場、下の名前はドラマで初設定
    〇根津沙羅々 7巻座席表にて登場、下の名前はドラマで初設定
    〇真田? 7巻座席表にて登場、この巻でも名前は出るがドラマでは存在を消されているかわいそうな子。
    〇北条香梨奈 7巻座席表にて登場、下の名前はドラマで初設定

    座席表
    原秀道   加藤匠   田中利休
    伊達智弘  三好伸   三浦佑星
    丹羽由美里 根津沙羅々 大友真千音
    真田?   北条香梨奈


    【Ωクラス(最上位クラス)9→11名】
    〇島津順 渋谷模試64、フェニ模試55 開成(渋谷71、フェニ66)
     吉祥寺桜花トップ。日本史ヲタ。
     父は公立校から難関大の「父能研」で教育虐待、DV気味。父の無理な指導で9月模試の偏差値が△3ポイント
     父のDVに自宅を飛び出し、桜花に向かう。
     母は「受験、やめます」。
     一方の順は、開成の過去問が解けなかったことに「超イラった」と黒木に解法のヒントを求める。
     黒木の提案した開成の奨学金制度を利用して受験を続行することに。また、受験料等と「都立トップ」を見て都立大石山を第二志望とすることに。
    母:優子 薬剤師資格持ち、専業主婦
    母の姉:明子 薬剤師資格持ち、独身? 順の学資の援助を申し出る。
     父:自分の教育虐待を逃れて母子が家を出た事態をまだ軽視している。依然順の開成受験・合格にこだわっている。


    〇前田花恋 渋谷模試66、第一志望桜蔭(70)合判40%、第二志望豊島園(70)40%
     負けず嫌いでトラブルも。直江樹里と仲良し。「落ちこぼれのレベルに合わせるのなんか学校だけで十分だよ」
     母:麗子(46)おそらく医師、受験を揶揄する同小のママを「ガチの天然」で鎧袖一触
     父:おそらく医師、海外赴任中。花恋の受験に合わせ帰国予定。

    〇直江樹里 偏差値61 60 59 女子学園(70)合判40%、第二志望吉祥寺(61)80%、馬武立(57)80%、湧泉(52)80%
     両親美容師でファッション大好き、制服のない学校志望、前田花恋と仲良し、外向的で柴田まるみに積極的に声を掛ける。
     Ωクラスの席が隣同士になったのをきっかけにまるみと仲良くなり、家に招いて一緒に勉強する。
     実は柴田まるみの几帳面さ、真面目さを尊敬している。
     父:翔太(35)美容師
     母:杏里(36)美容師

    〇上杉海斗 渋谷模試55、フェニックス模試46
     フェニックスS1(最上位クラス)に一卵性双生児の弟陸斗が在籍。本人はフェニックスA(最下位)だったが桜花ゼミナールへ転塾。島津順とトラブルになるが、関係修復。黒木に「いずれ島津さんと机を並べるようになる」と耳打ちされた、ジャイアントキリング候補。
    夏期合宿よりΩ入り。
    内心では島津順(「ししょー」)や兄弟の陸斗のように全力で難関校を目指す「カッコいい」受験に憧れ開成を志望。黒木にだけは内心を打ち明けていたが、12月の模試を前に初めて母に心の裡を打ち明ける。模試で合判40%以上なら開成の受験をしてよいとの了解を得る。

    父:東央大附属出身。生物部。
    母:麻沙子(46)
    弟:陸斗 フェニックスS1クラス所属、S1名物「神7」の一角、9月フェニックスオープン偏差値66.6 志望校麻布

    〇柴田まるみ 偏差値50 50、+4.3→54.5 女子学院(女子学園)70
     不登校で「偏差値を物差しとしない」学校志望から、先輩から校風を聞きJG(女子学園)に心惹かれるようになる。ジャイアントキリング候補。
    夏期講習からΩ入り。直江樹里と仲良くなりつつある。
     天才肌の直江樹里に劣等感を覚えるも、心の底をさらけ出して見せた樹里の「伸びしろしかないじゃん」「そっくりそのまま返すよ」に感銘。気持ちを改めてJGを目指す。
    11月模試の合格率は20%。本人は落ち込むも、答案を見た講師たちは基礎をしっかり固めたことがうかがい知れるその答案から、もしかして「間に合う」かも知れないと思い始める。
    母美佐子から「調査書」の存在を理由にJG受験を反対されるも、「今自分にできること」として保健室から一歩を踏み出し教室に入ることに成功する。

     母:美佐子(39)
     樹里に対する劣等感やJGのハードルの高さに押しつぶされそうになっているまるみを見かねて、JG志望からの撤退とAクラスへの降格を希望して黒木と面談するも、ガス抜きされて引き下がる。
    しかし、模試の結果を見て改めて黒木に面談を申し込む。
     姉:さとみ(大学1年、北海道在住)

    〇村上一真 第一志望麻布合判50%。
     Ωクラス3番手。

    ○本多華鈴 偏差値63 第一志望雙葉合判50%、第二志望黒50%、修学院女子80%、帝都女学院80%。
     母:多恵(41)

    ○馬場亜蘭 渋谷大崎偏差値59 第一志望新宿学園新宿(65)合判50%。
     帰国子女。1月の「帰国生入試」も受験予定。3年イギリスに滞在、日常会話はペラッペラながら長文読解が今一歩
     母:なおみ
     姉?2名
    ○毛利光 渋谷偏差値62 志望校OK普通部(64)
    一族全てOK幼稚舎出身の中、本人は小学校受験失敗、リベンジのためOK附属3校を併願
     母:秀美(38) 家庭教師を口コミで紹介してもらうための人脈造りのため、PTA本部役員を3期もやった。

    ○藤原昴 武蔵志望
     12巻で初めて顔イラストが出る
    ○黒田翼 武蔵志望
     12巻で初めて顔イラストが出る


    座席表
    村上一真 前田花恋  島津順
    黒田翼  藤原昴   本田華鈴
    毛利光  柴田まるみ 直江樹里
         上杉海斗  馬場亜蘭

    不明(A/Rクラス)
    〇(苗字不明)歩夢 S川女子(品川女子学園・57) 下の名前が不明なのはAクラスの真田しかいないはずだが…。設定ミスかも。

    お茶の水校
    ○織田未来 渋谷偏差値74 年間平均偏差値72、算数オリンピック出場

    【桜花ゼミナール関係】
    〇白柳徳道(60)
     桜花ゼミナール社長。おそらく黒木とは個人的な知り合いで、彼のやっていること、やろうとしていることを承知している。
    〇黒木蔵人
     桜花ゼミナール吉祥寺校校長。元フェニックストップ講師。サッカー経験者で中途挫折したか?露悪的に振舞うものの、いろいろありそう。
     左手首のミサンガは何か「約束」の証らしい。
     貧血は体質で通院している。「フェロミア」錠服用中。

    〇佐倉麻衣(算数)
     GMARCH卒。桜花ゼミナール新人講師。空手有段者。空手を指導した子供を「勝たせてあげられなかった」経験あり。
    山梨に祖母。小学校の先生だった祖母に、学校の先生になったと話している
    いとこ修治
    いとこの子拳太、翔太 まだバンボ


    〇桂先生
     1巻からレギュラー。佐倉の相談相手。よく中学受験事情を佐倉に(そして読者に)解説してくれる。将来の夢「社長」。
    〇橘勇作先生(算数・理科)(32)
     1巻からレギュラー。「ただ野球やってた」。子供好き。黒木のやり方に反感を持つ。小6女子の表裏のある人間関係に無頓着で、大内礼央や山本佳苗から敬遠される。
     13巻時点で「スターフィッシュ」について知らされ、運営にもタッチしているものと思われる。
    〇木村大志先生(社会)(27)
     1巻からレギュラー。だけど出番らしい出番はなく、ほぼモブ扱い。こち亀読んで警察官になりたかった。
     自身の小学校受験では「お母さんの喜ぶ顔が見たい」がために、過去問演習でカンニングをした経験あり。
    〇朽木伸明先生(算数・理科)(42)
    〇平松(旧姓森)あおい先生(国語)(32) 新婚。
     Rクラスの国語担当。
    〇平松創(はじめ)先生(社会)33歳 新婚。
    〇梅原拓(たく)先生(国語)(39)
    〇桐谷尚也(なおや)先生(理科)(29)
    〇栗田頼子先生(算数)(46)

    〇碧山皐月(22) 新人講師。桜花ゼミナール社長の白柳と懇意である様子。「一応」東大卒。
    〇柿原肇(39)自由が丘校社会講師。
    〇木原直人(31)池袋校国語講師。
    〇小松崎賢人(29)立川校理科講師。
    〇木根育江(40)成城校算数講師。

    ○林原安寿(29)社長秘書

    ○牧野 桜花札幌校校長
    ○桧木 桜花系列虎勝セミナー校長

    ○木田 個別指導塾ノビール(桜花ゼミナール系列)教室長

    【フェニックス関係】
    〇灰谷純 フェニックス吉祥寺校のイケメン講師

    〇カズマ フェニックス吉祥寺校「神7」トップ
     「勉強が好きすぎて寝てくれなくて困っている」「4月からずっと筑駒の合判80%なのに、全く油断せずやり続けてる」
    〇マリナ フェニックス吉祥寺校「神7」
     マイペース。「3歳から習っているバイオリン、毎日1時間の練習をやめない、それでもし桜蔭に受からなくてもそれはそれでいい」
    〇ツバサ フェニックス吉祥寺校「神7」
     5年生で算数オリンピック入賞、今年は受験優先で親は不参加のつもりが、本人が勝手に申し込みをしていた
    〇リョウタ フェニックス吉祥寺校「神7」
     学校公開の授業で同じ問題で違う解法を一人で何パターンも出して、他の生徒からの発言が尽きた後でも一人でずっと手を挙げていた。典型的な「浮きこぼれ」。

    〇アキラ フェニックス時代の黒木が「潰した」生徒。祖母の家に引き籠るが黒木の支援の下高校受験の準備をしている

    【黒木の無料教室「スターフィッシュ」の人々】
    中学生の会は中1・4人、中2・5人、中3・3人、OBOGの高校生3人、ボランティア講師は黒木、ショーマをはじめ全10人。

    〇ショーマ スターフィッシュボランティア講師。元フェニックス生で黒木の教え子。OK大附属中・高からの現OK大生。
    〇せいら 歓楽街で働く女性。マイムのママ。ヒモ?である「京ちゃん」の手から離れて未来を模索する。介護福祉士受験準備中。
    〇ガイア 小学生くらい?せいらの息子。百ます計算のドリルを手にしている。
    〇京ちゃん せいらのかつての男。黒木を間男と罵り殴り掛かるが、佐倉に追い払われる。
    〇ティアラ ツインテールの髪先をピンクに染めた女子高生。スターフィッシュの高校受験生OG、現在大学受験の勉強中。
     妹らぶり、その下に弟が2人、さらに下に乳児1名の5人兄弟、母はシングル。
    〇ダイヤ スターフィッシュの中学生男子。初めて見た鶏の丸焼きに驚く。
    〇マサキ スターフィッシュの中学生女子。ホールケーキの切り分けに初めて挑戦する。
    〇岡 スターフィッシュの中学生。名前のみ。
    〇里奈 スターフィッシュの中学生女子。たまたま自宅でくつろいでいたところを見た母と大喧嘩になりスターフィッシュに駆け込む。
    〇ハナちゃん スターフィッシュの体験生。名前のみ。
    〇板垣雷音 かつて黒木がボランティアで指導していた生徒。クリスマスに居場所がなく、黒木に電話してくる。
    〇ダイキ先生 黒木の「古い友人」? まだボランティアで勉強を教えていた時代の黒木と一緒にボランティアをしていた講師? 貧困家庭出身?

  • この手の漫画はほんとに面白い。

  • なんか、胸が熱くなった。

  • 今回も大詰め。
    さぁいよいよラストスパートってところですかね。
    私が中受生だったので懐かしい一方で周りの人はこんなこと思ってたのか〜としみじみしました。
    黒木先生の謎編も一応区切りをつけ、佐倉先生の成長も見られたことだし、さぁ次巻です。

  • 模試を終えて、それぞれ最終局面に向けた親の心構え。
    みんな、何かを掴んでほしいと切に思う。
    黒木のスターフィッシュへの思い。
    子どもの貧困について、勉強になった。

  • 読了。誰が読むのかなと思う。受験生の親は読めないのでは。子供の受験、戦場に送る親の気持ちに近いかもしれない。

  • 中学受験生母、経験済みなので懐かしい気持ちで読みました

  • 描かれている中学受験前の家庭に、こんな感じだったなぁ、と懐かしさを感じた。

  • 現実が追いついてきてしまった・・・

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著者プロフィール

高瀬志帆:累計75万部の『おとりよせ王子 飯田好実』の他、現在はTVドラマ化が発表された『二月の勝者』(小学館)を連載中。

「2020年 『おとりよせ王子 飯田好実 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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