結婚するって、本当ですか (11) (ビッグC)

  • 小学館 (2023年7月12日発売)
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本棚登録 : 81
感想 : 6
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  • 本 ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098617371

作品紹介・あらすじ

大人気・令和の結婚コメディーここに完結!

「おねーさん、結婚するって、本当?」

リカから母・律へ、ついに果たされる結婚報告。
律の反応は予想のナナメ上を行き――!?
あおい父娘との再会で、家族の物語はさらなる展開へ出発進行!!

婚姻届に結婚式…まだまだ冒険は盛り沢山。
見逃し超厳禁の第11集!


【編集担当からのおすすめ情報】
連続ドラマ配信中&アニメ化企画進行中!

猫好き地味男子のタクヤと、地図好き趣味女子のリカ。
一人を愛した二人の、結婚という名の大冒険。
フィナーレまでどうぞお付き合いください!

感想・レビュー・書評

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  • 完結!
    終わっちゃったよー。
    素晴らしい作品でした。
    「結婚とは?」「結婚したら幸せになれるの?」という問いに、様々な角度からコミカルにシリアスに、真摯に描いた作品であるように思っています。
    素晴らしい物語を、ありがとう。

    ◆リカと律とあおい
    本城寺さんと律さん話し合いは、追う方と追われる方を逆転しながら舞台を移していきます。
    駅のホームで、眠る青衣を挟んでふたりで話すシーンは良かったですね。
    「もう一度結婚しよう」という思い(結婚に対する希望)の結晶が青衣で、その青衣がいたから、「娘の結婚」ですれ違っていた母と娘が、再び向き合うことができた。
    そして間に眠る青衣がいるから、ふたりは冷静に話すころができる。
    いいですね。

    ◆結婚すると幸せになれるんですか?
    律さんの「結婚はうまくいきそうかしら?」に対する本城寺さんの答えが、本作の「結婚すると幸せになれるんですか?」に対する答えなんだろうと思います。
    「それこそわかりません。結婚がなんなのかも、さっぱりわかりません。ただ、結婚が、私を変えていきます。それが私には楽しみなんです。」
    この台詞が滅茶苦茶良くて、胸を打ったシーンでした。
    私が結婚物に特に求めている物語は、「結婚してどう幸せになるのか?」という部分なんですが、本作はその手前で、「結婚」を深堀していった作品だと思っています。
    そして、その地点からとても真摯な答えを出してきたという印象でした。
    本作に出会えて良かったです。

    ◆ふたりのコミュニケーション
    本作の感想で度々触れてきた、「前提共有」のコミュニケーション。
    不器用で不格好でシュールだけど、それがふたりにはとても大事なんだ、という話ですね。
    本巻ではもうすっかり堂に入っているのが見れて、良かったです。
    「やめましょう!! このルート!!」「はじめからやり直しましょう。そもそも私たち、どうして結婚式をするんですか?」
    この流れの本城寺さんが凛々しく、たくましいw
    これまでの積み上げが見れたように感じました。

    ◆総評
    前々項で大体書き尽くした感はあります。
    はー、結婚物で楽しみにしていた物語のひとつが終わってしまいました。
    若木さんの漫画という意味でも好きだったので、寂しいです。

    気になっているところは、エピローグで本城寺さんが妊娠しているところ。
    人生のステージとして、結婚生活(夫婦)と子供ができてからは別ステージだと考えています。
    そうすると、「幸せなキスをしてハッピーエンド」系のラブコメの次のステージとして本作のような結婚物があり、更にその次には子供のいる生活(夫婦でなく、家族の物語)が続いているのかな。
    そういった物語の変遷も注目しつつ。
    あと、表紙のふたりの笑顔が素敵でした。
    本当に良い作品でした。

  • とてもいい大団円だった。エピローグもよかった。結婚式も伏線を回収しつつ、いい描き方だったなと思う。最後に自分自身でそれぞれ決めたところを進んでいるのがいいね。

  • 大団円で終わってしまった・・・・・・もっと続きが読みたいけれど、絶妙な長さできれいに完結した気もする。

    葵ちゃんもふたりの結婚式に来てほしかったな。

    何はともあれ結婚ラブコメとして最高の作品でした!

  • いよいよ完結。
    最終巻で地元四国のあれやこれやが出てきたのは読んでいて面白かった。

    偽装結婚を題材にした漫画と言えば
    「逃げ恥」のイメージが強かったので、
    読みはじめの時は二番煎じ感がありました。
    でもこの作品はこの作品らしくて良かったです。
    (最後まで読みきれたことが何よりの証拠かと)

  • とある旅行代理店JTC そこでイルクーツク支店開設に伴い転勤者を決める話が出る。
    今回の主人公である『大原拓也』と『本城寺莉香』はお互いにお一人趣味が大好きで、この転勤をどうしても回避したい。
    そして思いついた偽装結婚、この偽装結婚は人生を変えるものだった。

    お互いが陰キャ、でもゆるーく恋は育まれるこういう話しは非常に良い。
    色々お互いのこと考えながら、でも素直に言えないジレジレ感
    見事大団円で完結したわけだが、11冊というほどよい冊数の上質ラブコメ

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著者プロフィール

漫画家。代表作として「神のみぞ知るセカイ」、「ねじの人々」。最新作「結婚するって、本当ですか」を週刊ビッグコミックスピリッツにて連載中。

「2021年 『16bitセンセーション 2 私とみんなが作った美少女ゲーム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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