藤子・F・不二雄SF短編コンプリート・ワークス 流血鬼 (8) (ビッグ コミックス)
- 小学館 (2023年5月29日発売)
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感想 : 6件
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Amazon.co.jp ・マンガ (304ページ) / ISBN・EAN: 9784098618484
作品紹介・あらすじ
SF短編、全作品収録の決定版が登場!
2023年、TVドラマ化を機に、藤子・F・不二雄のSF短編シリーズ全110作品+αを単行本全10巻に再編集し、装いも新たに刊行!
「異色SF」シリーズ6冊(第1~6巻)と「少年SF」シリーズ4冊(第7~10巻)に分け、それぞれ概ね発表順に収録します。
第8巻の収録作品は以下の通りです。
<第8巻収録作品(少年SF短編)>
・「耳太郎」
・「ユメカゲロウ」
・「考える足」
・「未来ドロボウ」
・「ぼくは神様」
・「宇宙人」
・「老年期の終り」
・「うちの石炭紀」
・「流血鬼」
*過去に刊行された、既存の『藤子・F・不二雄 SF短編PERFECT版』全8巻とは作品の収録順と巻立てが異なります。
【編集担当からのおすすめ情報】
「このシリーズを読めば、SF短編全作品が読める!」というコンセプトで、装いも新たに編集しました。一般的なの青年系コミックスと同じB6判、ボリュームは各巻約300P前後と、読みやすくも読みごたえがある構成を心掛けています。
今回、全作品を「異色SFシリーズ」と「少年SFシリーズ」とに分け、概ね発表順に収録。また、第7巻以外の巻末には藤子・F・不二雄先生のエッセイを巻末に収録することで、先生の発想の変遷や、執筆のきっかけやねらいにも迫れるような構成を目指しています。
テレビドラマを機に原作に興味を持った方、また以前から「SF短編」に興味があり、いずれ全作品を読みたいと思っていた方に、ぜひ手に取っていただきたいシリーズです。
装幀:佐々木暁
感想・レビュー・書評
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前回読んだSFコンプリート・ワークスが面白かったので、気になり購入。
9話の短編が収録されています。
藤子・F・不二雄さんの絵でブラックユーモアが描かれているため、初めて読む方は、ギャップに驚くと思います。
収録されているお話の中で、気に入ったのは「未来ドロボウ」。何もかもうまくいかない中学生が、ひょんなことから億万長者の老人と入れ替わるというお話。よくある展開かもしれませんが、今から46年前に書かれたマンガだと思うと驚きがあります。人生の中で今この時が1番若く、それはお金にも代えられない価値のある物だと考えさせられる物語です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
お気に入りは『未来ドロボウ』
漫画の最後にあったように、一日一日を大切にしようと改めて思える作品
日々忙しなく生きていると、忘れがちですね 今の自分が自分史上一番若いって事に -
考えさせられる話が多く、面白かった。
特に『未来ドロボウ』は自分の限られた時間(寿命)について考えさせられた。限りある時間という資産をどのように使うかは自分次第。使い方次第で自分の未来は如何様にもなる。
以下『未来どろぼう』から引用
「若いということは想像以上にすばらしい。素晴らしすぎるんだ!!」
「世界中の富を持ってきてもつり合わないだろう。」
「ようするにこの取引は不公平だった。」
「ただ一ついえることは、これからの毎日を....、一日一日たいせつに、生きていってくれるだろうということだ。」 -
「宇宙人」「老年期の終り」あたりが特にグッときました。
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未来泥棒が面白かったし、他の収録作品も粒揃いで当たり巻だと思います。
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