スーパースターを唄って。 (1) (ビッグ コミックス)

  • 小学館 (2023年10月30日発売)
4.08
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本棚登録 : 381
感想 : 12
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  • 本 ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098625123

作品紹介・あらすじ

豪華著名人絶賛。貧困と友情の人間叙情詩。

主人公・大路雪人。17歳、売人。
「やらんかなぁ俺は、ラップ。」
「歌いたいことなんか、ないもん。・・・・・・伝えたいことも・・・」
幼い頃に、覚醒剤中毒の母親と最愛の姉を亡くし、
天涯孤独となった彼だが、唯一信じてくれる親友がいて・・・・・・
職場の上司に殴られ、流血しながら売人を続けてゆく中で、
彼の心に宿るものとは?

千原ジュニア氏、真造圭伍氏、藤井健太郎氏、渡辺志保氏、
の錚々たるメンバーが大絶賛の超話題作!!!!

音楽に救いを求める人々を描く、極限の人間ドラマ。

【編集担当からのおすすめ情報】
どうしようもない、この世の中で、
今の『漫画』を変えてくれ-----

この作品では、
変えられない環境や苦しい現実の中で、
もがき、足掻き、歯を食いしばりながら、
それでも前を向こうとする主人公達が、
克明に描かれています。

著者・薄場圭氏の初連載にして、
圧倒的な熱量を秘めた衝撃のデビュー作です。

芸人・千原ジュニア氏、漫画家・真造圭伍氏、
「水曜日のダウンタウン」演出・藤井健太郎氏、
音楽ライター・渡辺志保氏の豪華著名人4名による推薦コメントは、
単行本の帯に掲載しておりますので、是非御覧ください。

この作品に生きるキャラクター達の想いが、
どうか皆様の心に届き、響きますように。

感想・レビュー・書評

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  • 事前になんの情報も入れずに読んだら、作画の可愛さと内容のギャップにたまげた。
    なかなかの内容だけれど、淡々と進んでいく感じが読みやすい。
    最後の数ページに心を掴まれた。

  • これはラップの漫画ではなく、HIPHOPの漫画だ

  • まず、タイトルがいい読んでみたいと思える。

    内容に吸い込まれていく感じがたまらない、キャラのタッチも最高

  • 最初絵が独特で敬遠しそうだなと思いながら読み進め、気づけば休む間もなく30話まできました。ダークな雰囲気と雪人の才能の開花についてが気になりすぎる。今後も追っていきたい。

  • すごく強いメッセージ性。作者の熱がそのまま伝わる。きっと好き嫌いはあるだろう、けど音楽もわからない自分にも強く刺さるこの物語にとんでもなくやられてしまったみたいだ。

  • 終わり方がカッコよすぎる。
    どれだけ著名人じゃなくたって、
    その人のスーパースターになれる事は本当に凄い事だし、それを伝えたり残したりするのも本当に凄い。
    詩や歌は、誰かが誰かを想うの伝記なのかも

  • 2024.01.02
    へらへらしている雪人の
    へらへらしてない生き方に
    メイジの可愛くない台詞から感じる
    とびきりの思いに
    17歳が中学生をガキと言い放つ世界に
    もう目が離せなくて
    小学校の同級生が、高校で進路決めてるとき
    秤の使い方を教わってた俺は、たぶん理系やわ
    とかにもうやられてしまって
    ヒリヒリして鷲掴みで
    新年早々新刊買いに走った
    HIPHOPは全然分かんないけど
    リリーがこの世界を嫌いにならなくて済む雪人のリリックを自分は受け取りたいでも受け取れる?と思ったり
    とりあえず掻き乱されている

  • 読むのにエネルギーいるが惹き込まれる

  • 渡辺志保さんが帯でコメント、社会の底辺に散り積もったビートとリリック、というのを読んで、本屋で偶然見つけた本作品即購入。
    ビートとリリックによくなりうるなというくらいのどん底が、ひしひしと、涙目と薄ら笑いを繰り返す主人公雪人の表情から伝わりそれは目を背けたくなるくらいのどん底で、今の大阪でこんなん、、、、?!て思うけどそれが現実なんだろう。
    部屋、ライブハウス、街、細かい描写がとてもリアルでそこからもひしひしとなんか電気ショックのようなビリビリ感がある。
    アメリカのシアトルで撮影された子供たちをよろしくという映画でも思ったが、ストリートチルドレンやそれに近い子らは、誰と一緒にいるかが命に関わる大事なこと。雪人はかなりやばいところに足突っ込んでるが同居人のドレッドロックスのおっさんと、ビートメーカーのメイジaka nervous rat が一緒にいるから、辛い物語を読み進んでいけそうだ。

    ヒップホップ、ラップを消費していく自分らと根源的な魂の唄であるそれとの狭間でいつも立ち止まってしまうから、この雪人とメイジと、まだ全貌見えないが魅力的な故人である桜子の物語を追いかけながらいろんな答えやいろんな模索を発見できたらと思う。力作、というかなんかすごい迫力。
    ガチの大阪弁なんで、ゆっくり読まないとわからんとこもある。

    2冊目期待。

  • 絶対に読んで欲しいからネタバレに近い野暮な事は書かない。
    これはヒップホップを題材にした漫画である。ここだけ聞くと普段ヒップホップに馴染みのない人は取っ付きにくく感じるかもしれないが、たとえヒップホップを聞いたことがなかろうとそれはさして問題ではない。なぜならばこれはヒップホップ漫画ではないからだ。ヒップホップはあくまでも表現方法、これは主人公「大路雪人」の物語なのだ。生きにくい令和の世を生きる若者たちの人間賛歌だ。

    作者の薄場圭先生にとって、デビュー作となる?今作。1巻のラスト1話から感じるとんでもない胆力たるや。すごい、すごい構成だ!

    鳥嶋 和彦a.k.a.ドクターマシリトが連載漫画における第一話の重要性を説いているが、今作の1話は痺れる完成度だ。品のないただ泣かせにくるような演出 では無く、自然と涙が流れた。

    すごい、すごい。本当に知り合い全員読んで欲しい。

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