二月の勝者 ー絶対合格の教室ー (19) (ビッグ コミックス)
- 小学館 (2023年10月12日発売)
本棚登録 : 182人
感想 : 14件
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784098625376
作品紹介・あらすじ
開成の合格発表!島津くん上杉くんは!?
「今日という日を、一生忘れない」
遂に迎えた開成の合格発表。
同じ目標を本気で目指して全力で戦い、
友情を育んできた島津くん上杉くんコンビの結果は!?
受験に「もしも」はない。
「まさか」の連続に落ち込み「ごめんなさい」と
母親に謝る加藤くんに、母親がかける言葉は…?
そして加藤くんの最終的な合否は!?
2月3日から引き続き合格発表ラッシュ!
次々と結果をつかむ生徒達の中で、
未だ合格がないのは今川さんと原くんの2人のみとなる。
すべての生徒に合格を手にしてほしい…
黒木が、2人の活路を切り拓く!!!
受験本番のたった数日間に起こる感情の爆発と冷徹な戦略、
そのすべてを描く、圧巻の第19集!
【編集担当からのおすすめ情報】
「我が子には幸せになって欲しい」
「そのためには親である私が
失敗してはならない」
そんなプレッシャーを背負いながら
戦いの日々を送る保護者達が熱くなるからこそ
塾講師は常に冷静でなくてはいけない…!
混乱を極める大学入試改革、
高校からは受験できない中高一貫校の増加など、これまでの常識が通用しなくなっている激動の受験界。
いまや首都圏では4人に1人が中学受験に参加する現在において、
中学受験とはどんな仕組みなのか、そして勝利を勝ち取る戦略とは?
中学受験塾を舞台に、プロフェッショナルとして臨む塾講師と
生徒、保護者の、合格を勝ち取る闘いを
強烈なキャラクターと圧倒的なリアリティで描く、
時代の要請に応える作品です。
感想・レビュー・書評
-
悲喜こもごも
中学受験は人生の過程に違いないし、その後の人生からしたら大したことではないかも知れない。実際、関係ないだろう。その後の勉強の方がはるかに大変に違いない。
親からしても本当に子供に受験が必要なのか自問自答する日々でもある。答えはない。
頑張って欲しい、でも傷ついてほしくない。
たった5日間のために何年も机に座り、遊びたいのを我慢して、何のためにこの問題を解いているのかも分からないまま、勉強をし続けている受験生たちへエールを送りたい。
受験はしてもしなくてもいい。
ただ、何者でもない小学生が自分の限界に挑む体験をすることが無駄なわけ無いだろう。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ほんとにね、受験する親はこの漫画読んでから覚悟決めてほしいね。3割しか第一志望にいけないってことを理解してほしい。
-
長い長い伏線回収の末の、加藤くん、今川さんの結果には涙しかなかった。
そして絶望からのかすかな希望?小学生にやらせるには中学受験は酷すぎる。しかしこれがいまの日本のほんの一端の話なんだよなあ。
さすがに今巻で終わるかと思ったけど、まだ続きます。
佐倉先生の行く末やいかに。 -
感想
怒涛の5日間!合否の嵐で気がもたなそう。
あらすじ
島津と陸斗は共に開成不合格!
まるみが湧泉の受験に現れる。
陸斗と匠が東央合格!
秀道とリイサが予定通り勝ち星を取れず。
頑固な母親を説得し、リイサはカサブランカに急いで出願する。
まるみは湧泉女子に合格!
2/5になり受験終了組が増えてくる。
リイサはカサブランカに滑り込み、秀道は全敗で覚醒か? -
わが子も受験生活に差し掛かっていることもあり、前の巻あたりからの合否の悲喜こもごもが、胸に迫って切なくて仕方ない。この受験が終わったら、物語もエンディングを迎えるものと思っていたけど、主人公の次への含みの持たせ方とか、ひょっとして次の年度版も続くのか⁉
-
続く受験、結果発表。胸熱続く19巻。
私は親目線で読んでしまうのですが、ここ数巻はずっと泣きっぱなしです。
たぶんさっきのが「息子の手を握る最後」
号泣。
コミックスでしか追ってない私、今回も続きが気になる!順&陸人よー!
この12歳たちみんなに幸あれ! -
優しすぎる人には向かない仕事。たしかに存在する。
-
こうやって中学受験できて、合格できる学力をつけることができる財力がある親の下に生まれても、人生には「こんなはずでは」や逮捕、自死などの影が離れずに追いかけてくるからどうなるかは分かんないんだよね。
-
どんな領域でも真剣に挑んだ結果は、人生の糧になるのだと思う。色々な事情が、様々な角度から垣間見ることができました。
-
ついに開成の合格発表のとき……!
合格を手にして、次々と受験を終わらせる子どもたちを目にして、佐倉はまだ終われない子どもたちを思う……。
開成合格発表だ!……って、いきなりかーーい!!ドキドキする暇を与えてくれ。いや、もう散々、何年かごしで待ってましたけども。島津と海斗がお互いおなじ気持ちで涙するところがすごくよかった……!!
原くんのお母さん、何考えてんだろと思ってたけど、受験を、人生を自分ごとにしない子どもたちをどうにかしたいという気持ちはわかる気がした。
加藤くんのお母さんが母親の中ではかなり好き。子どもをよく見ていて、子どもの成長をかみしめた一瞬、その場面もよかった。
しかし陸斗の麻布は結果まだなのかな?
佐倉ちゃんがこんなにつらくなるとは思わなかった。そして、最後の塾長の言葉。「開成中合格者の一人でもあったね」が、一瞬意味わからなかったけど、ああ、そうか。まだここで期待させる?予告にある通り、どこまでその波は届くのか?まだまだ目が離せそうにない。 -
話の構成、セリフの重み、圧倒的リアリティ。今までの中では一番の力作といってもいいくらいの一冊だったけど、あえて深くは書かず一つだけ言わせてもらう。
怖すぎ。
著者プロフィール
高瀬志帆の作品
