高橋留美子傑作集 金の力 (ビッグコミックススペシャル)

著者 :
  • 小学館
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感想 : 1
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (202ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098626717

感想・レビュー・書評

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  • 高橋留美子短編集「金の力」。6話収録です。収録最終話のタイトルが表題になっていますね。

    中年おじさんの独りよがりな空回りを楽しむ漫画。空回りしているおじさんに共感して恥ずかしくなるもよし、みっともないなぁと苦笑いするもよし。
    結局は女性には敵わないな、というのがオチなわけですが。

    そう思うと高橋留美子作品って、主人公が男性でも女性が強いよなと。
    ただ助けを待つだけのお姫様ヒロイン、っていないよね。お姫様ヒロインだと思っていたら、実は強かな肝っ玉持ち、というのがほとんどじゃないかな。全ての作品読んでいるわけではないのですが、パッと思いつかない。お姫様ヒロインは、生きる気力が無くなっている、みたいなパターンな印象。男女問わず。

    あれかな、妄想夢想と現実が同居して空回っているキャラクターに対比して、リアリストであるから強かに描かれているのかな。「金の力」でいうと夫婦関係という配置が、対比しやすいから男女の差のようになっているのか。

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著者プロフィール

1957年10月10日新潟県新潟市出身。1978年「勝手なやつら」でデビュー。代表作に「うる星やつら」「めぞん一刻」「らんま1/2」「犬夜叉」「境界のRINNE」など。特にラブコメディを得意としたマンガ家。代表作はいずれもTVアニメ化されヒットを記録、単行本の世界累計発行部数は2017年に2億部を突破した。2020年、紫綬褒章受章。2021年には米国ハーベイ賞 殿堂入り。

「2021年 『谷口ジロー原画集 描線に込めるひと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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