かわうそセブン [伝染るんです。]フューチャー (ビッグ コミックス)
- 小学館 (2024年7月30日発売)


本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
本 ・マンガ (132ページ) / ISBN・EAN: 9784098628513
作品紹介・あらすじ
名作キャラ達の全編新作をフルカラーで!
不条理ギャグの金字塔『伝染るんです。』の大人気キャラクター「かわうそ君」ほか
数々の人気キャラクターが令和のニッポンを縦横無尽!
東京新聞・朝刊紙面にて約3年にわたり掲載された時事4コマ漫画全200本に加えて、
WEB掲載分なども多数追加して全編カラーページにて収録!
コロナ前~渦中~その後の世相あれこれがひと目でわかる
ファン必携の永久保存本、ここに誕生!
【編集担当からのおすすめ情報】
近年は「東京新聞」の顔としてすっかりおなじみとなった「かわうそ君」をはじめ、
「山崎先生」「かっぱ君」「しいたけ」「カブトムシの斉藤さん」ほか、
おなじみのメンバーが誌面狭しと騒いだりダダをこねたり嫉妬したりと大暴れ!
愛にあふれる、極めて欲張りな1冊ができました!
「コミック界の伝説」と呼ばれている『伝染るんです。』単行本の装丁をセルフリスペクトした
デザイナー・祖父江慎氏による遊び心いっぱいのデザインも見どころとなっております。
あふれんばかりの才能が詰まった超豪華本、ぜひとも紙の本でお手元に!
感想・レビュー・書評
-
2021年4月~2024年2月に東京新聞で連載された令和版「伝染るんです」である「かわうそセブン」の単行本。
いずれ出るだろうとは思っていたけど、東京新聞からではなく まさかの小学館からの発行。
本の大きさは旧作より若干小さくなったけど、表紙は旧作1、2巻のオマージュとなっていて、思わずニヤリとしてしまった。
あとがきによると新聞での連載なので読者層に合わせて「不条理」な要素は引っ込めたという事だけど、それでも面白い。
面白いとしか言い様がない。
個人的にはわずか4回しか描かれなかったけど高級食パンシリーズ(特にマニア向け、超こだわり食パンが最高!!)とかわうそくんとバイト君シリーズと斉藤さんの七五三姿がツボ。
タイトルの「かわうそセブン」は かわうそくん、かっぱくん、かえるくん、斉藤さん、山崎先生、椎茸、新キャラのトッチー達7人のレギュラーの事なのだけど、それ以外にもバイト君、トッチーの母親ですっかりおばさんになったミッチーとその夫となったトオルくん、くま、すずめも登場。しかし、マイベストキャラクターである こけしが登場しない!!(泣)
「不条理」な要素は引っ込めているから、姿その物が「不条理」なこけしが出ないのは仕方がないのかなあ(泣)
同じ理由からか傷、たけひろ、王様、ロベール、ヤクザ達も出てこないし。
でも、でも、でも、でも!!こけしだけは出してほしかった!!(泣)
もし、もしも、続編が描かれる事があったなら、令和の世に自作の歌を歌い、誰彼構わず「もっとお母さんみたいに言ってくれ」とねだり、源さん(寿司職人)と珍妙なやり取りをし、風雲こんにちわ丸に変身して平和を守る(笑)こけしの姿が見たい!!
見てみたい!!
見せてほしい!!
見せてくれ!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
令和に蘇った「伝染るんです。」。
装丁も昔のあの感じです。
流石に色々と現代的な感じになっていて、
不条理さが薄められているのは昔のファンには物足りないかも??
後はかっぱ君がかわうそ君にいじめられなくなった代わりに、
殴り返してくる椎茸とかわうそくんのやり取りが増えていたりします。
個人的にはすごく懐かしい気持ちになったし読んで良かったです。 -
毒気やシュールさが薄いのはあとがきにも書かれてる通り一般向けにした結果なので仕方ない…!でもあの不条理さがすごく懐かしくなってしまいました。セリフとか全部覚えるくらい読み返したあの頃よ。
わかりやすいネタや書き方にしようと努めているであろう中、滲み出る懐かしいシュールさが良かったです。装丁も懐かしい。祖父江さん、ありがとう。
あ、でも、山崎先生はなんだかのびのびしてたなあ。とっても健康的な山崎先生でした。 -
吉田戦車の最高傑作ではないのか。あとがきで不条理要素あるべく抑え目にしたとのことだが、なんのなんのどうして。新聞連載ということで誰にでも分かるギリギリのところを「感染るんです」の色合いを損ねずになおかつ時事問題を入れて四コマにしている辺りもう頭が地面に届くぐらい。吉田戦車ファンとしてはかつてのキャラクターが基本的にはキャラクターを損ねずにこの2024年にいまだに新しいという奇跡。そんな作品ではないんだけどなんだか胸が熱くなって。
-
今の時代に合わせてキャラの立場や言動(?)も変化させているとあとがきに書かれていたけれど、リアルタイムでハマっていた者としてはただもう懐かしさで胸いっぱい!
泣きながらひたすら上空へ飛ぶ斎藤さん、山崎先生のあの足音、最高にムカつくカワウソ君のニヤつき顔…どれもこれも懐かしかったけれど、一番テンションがあがったのは、今回1回しか出てこなかったけどすずめ(2羽)!!
「すずめ!やっぱり『伝染るんです。』にすずめは欠かせないんだよ!」と転げまわりたくなるくらいその登場にうれしくなっちゃいました。
連載が再開されて、また新たな単行本が出ることを超絶熱望!!!
著者プロフィール
吉田戦車の作品





