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本 ・マンガ (208ページ) / ISBN・EAN: 9784098630158
作品紹介・あらすじ
目指せ!日本人初女性宇宙飛行士コマンダー
朝日田ありすは、容姿端麗で人気者。
彼女は幼い頃
両親からバイリンガル教育を受けていたが、
その死によって結果的に
どちらの言語も拙くなり、
日々の授業についていくことができない。
そんな中ありすが出会ったのは、
孤高の天才・犬星くんで…?
「分かったんだ。朝日田のそれ。セミリンガル。」
「おれが君を賢くする。」
両親がいる天国に近づくために、
一人の少女が日本人初の
女性宇宙飛行士船長に
なるまでの物語。
生きづらさを抱える少年少女が
地球の引力圏を抜け出して、
夢を叶えるまで…
その熱き挑戦を、とくとご覧あれ!!
『MAMA』『ルポルタージュ』『インターネット・ラヴ!』の売野機子が描く、最新作!
【編集担当からのおすすめ情報】
『あたし、宇宙飛行士になるんだもん。』
『だとしたら…“いい時代”に生まれたな。』
「アルテミス計画」をご存知ですか?
アポロ17号以来の月面着陸を、“女性”で成功させ、最終的に火星有人探査を目指す計画。
それが、アルテミス計画ーー
不定期な募集だった宇宙飛行士。
それがアルテミス計画により、
5年おきの募集へと変更になった現在。
宇宙飛行士を目指すために、
私たちは“いい時代”に生まれているーー
医師、技術者、パイロット、研究者…
天才たちが身を捧げた高みへ
天真爛漫な美少女・ありすが
今、夢を打ち上げる。
売野先生が描かれる
宇宙飛行士を目指す彼女の繊細な心と、
まっすぐな熱意に圧倒されること
間違いなしです。
ぜひお読みください。
感想・レビュー・書評
-
ありす、宇宙までも(ありす、 どこまでも)
セミリンガルについて
一言語のみ習得している者はモノリンガル(英語版)(英: monolingual)、二言語の環境で育ち、その両言語において年齢に応じたレベルに達していない者はセミリンガルと呼ばれる。近年は、セミリンガルという言葉が否定的だという意見が増え、ダブル・リミテッド(ダブルリミテッド)という名称が広まりつつある。
一方、市川力は、外国語で教育された者だけでなく母語だけで教育された者も「セミリンガル」になる可能性はある、母語だけで教育されれば無条件で「モノリンガル」になるという感覚はおかしい、という考えから敢えて「セミリンガル」という単語を使用している。
ダブル・リミテッドは、日本においては帰国子女や日本に住む外国人児童の間に散見されるため、特に教育関係者の懸案事項となっており、言語学や教育学の専門家による研究が広く行われている。
言語獲得は環境および年齢差・個人差が大きい上に、日常会話能力(BICS)はバイリンガルであっても、抽象思考や学習のための言語能力(CALP)がダブル・リミテッドの状態にあり教科学習に支障をきたす者もいる。何をもってバイリンガル、何をもってダブル・リミテッドと判断するのかは未だ曖昧である。
朝日田ありすは、容姿端麗で人気者。
彼女は幼い頃
両親からバイリンガル教育を受けていたが、
その死によって結果的に
どちらの言語も拙くなり、
日々の授業についていくことができない。
そんな中ありすが出会ったのは、
孤高の天才・犬星くんで…?
「分かったんだ。朝日田のそれ。セミリンガル。」
「おれが君を賢くする。」
両親がいる天国に近づくために、
一人の少女が日本人初の
女性宇宙飛行士船長に
なるまでの物語。
生きづらさを抱える少年少女が
地球の引力圏を抜け出して、
夢を叶えるまで…
その熱き挑戦を、とくとご覧あれ!!
『MAMA』『ルポルタージュ』『インターネット・ラヴ!』の売野機子が描く、最新作!
【編集担当からのおすすめ情報】
『あたし、宇宙飛行士になるんだもん。』
『だとしたら…“いい時代”に生まれたな。』
「アルテミス計画」をご存知ですか?
アポロ17号以来の月面着陸を、“女性”で成功させ、最終的に火星有人探査を目指す計画。
それが、アルテミス計画ーー
不定期な募集だった宇宙飛行士。
それがアルテミス計画により、
5年おきの募集へと変更になった現在。
宇宙飛行士を目指すために、
私たちは“いい時代”に生まれているーー
医師、技術者、パイロット、研究者…
天才たちが身を捧げた高みへ
天真爛漫な美少女・ありすが
今、夢を打ち上げる。
売野先生が描かれる
宇宙飛行士を目指す彼女の繊細な心と、
まっすぐな熱意に圧倒されること
間違いなしです。
ぜひお読みください。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
マンガ大賞2025受賞作。女子小学生が宇宙飛行士になる夢を抱き、それが叶うまでが描かれたお話。『宇宙兄弟』の初期をちょっとだけ彷彿とさせるが、本作は子どもの特性や生きづらさとか、その裏腹としての大きな可能性に、より焦点が当てられている。彼女を取り巻く登場人物も、それぞれが色々なものを抱えながら生きていて、魅力的だ。既刊の3冊を一気に読んだ。
ちなみに、ブクログに登録したところ『成瀬は天下を取りにいく』が次のおススメに出てきて、なるほど納得。作品のトーンはだいぶ違うが、たしかに通底した何かがある感じがする。 -
娘が気に入り既刊を全て購入していました。
おすすめされたので読んでみることに。
初めて聞いたセミリンガル。
誰もがバイリンガルになれる訳では無い!
当たり前だけど、そこがクローズアップされることはほぼないのでは?
セミリンガルに苦しむアリス。
神童と呼ばれる犬星くんと出会い、アリスは自己を確立していく。
これからが楽しみです。 -
宇宙飛行士を目指す中学生の女の子が様々な特訓を経て、JAXAの宇宙飛行士選抜試験ワークショップに参加する、というエピソードまでが1巻のお話でしたが、めっちゃいい話!
主人公の朝日田ありすの持つ、日本語と英語をどちらも中途半端に学んでしまったせいで語学力が著しく低く母国語が持てていない状態、というハンデが重く深刻で、でもそれがぐいぐい改善されていってるのがマンガのセリフテキストとモノローグではっきり分かるのが面白いし、まだまだ発展途上なのもよく分かる(自分の“上位互換”の相手に出会った時に「正解バージョン」って評しているところとか)
売野機子さんの作品は初めて読んだのですが、他のタイトルも気になるところです 絵も可愛くて個性があるけど、癖なく爽やかだし、テキストの使い方は独特で巧みで面白い
タイトルの宇宙を、宇宙(どこ)と読むのも素敵です
犬星(いぬぼし)くんはいつか、ありすの北極星(シリウス)って呼ばれるのだろうか、ありすは夢を叶えられるのだろうか?
物語冒頭の光景は、白昼夢や妄想なんかではなく、現実であって欲しいな -
「君と宇宙を歩くために」に触発された?発達障害を感じる登場人物と支える人(こちらも特性あり)の物語。
押し付け感のない勇気づけが、うっすらと特性持ちの私のこころを暖めてくれる。
なぜ特性持ちが増えているのか?「君と宇宙を〜」や本作を読むと、現状の世界(社会)の打破と、時代のアップデートのためなのでは無いか、と思えてくる。
現実には特性持ちは圧倒的に死屍累々の側でほんのひと握りだけがそういう特殊な役割を担うことになるのだが、山積みの亡骸のひとつになるであろう自分も、「閉塞感のある現場の打破とアップデート活動の一部だと認識することで、まだ無能感というか、無念感も薄れてくる。
宗教による俯瞰的な前向きな死や不遇の受け入れを、現代日本では一部の漫画が担うのかもしれない。 -
わたしもどこまでもいこーっと
-
マンガ大賞か〜宇宙に興味あるし読んでみよ…と軽く手に取り家で読み始めたら読む手が止まらなかった。
3巻まとめて買ってきていてよかったと思えた。
私にとっては宇宙兄弟と並ぶほど面白いと思えた漫画!
久しぶりに登場人物の未来を応援し、青春を一緒に味わせてくれる物語に出会った。 -
またもやうっしー(牛沢さん)のおすすめ漫画を手に取った。マンガ大賞2025の大賞受賞作品。
セミリンガルのありすを賢くするために、頭の冴える犬星くんが手を貸していく。
これ、相当な背景知識があって描かれてるように感じる。学ぶことの楽しさ、眼が開いて世界を深く捉えられるようになる喜び。それを物語にのせて伝えてくれる、力のある作品だと期待が高まる1巻だった。
まだ走り出したばかりだから、今後の展開が気になる。
冒頭の描写も、多分この作品の終わりでまた深められるのではないかと予想している。
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俺の信条だ、覚えておけ。
子供は、自分の力で未来を変えることができる。
この信条を少しでも汚す奴を、
俺は許さない。 -
2025マンガ大賞受賞。容姿端麗人気者ながらも海外生活でセミリンガル(2つの言語を取得しようとして、どちらも十分なレベルに達していない状況)だった少女が、同級生孤高の天才犬星と日本人女性初ISS船長(コマンダー)をめざす。
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ガール・ミーツ・ボーイ。なんて夢のある、それも、セミリンガルという一見難易度の高いスタート地点のはずなのに、「言語の壁が克服できれば何にでもなれる」という、大きな希望を感じる展開なんだろうと思います。
ありすの天真爛漫さや、犬星くんが静かに燃やす不屈の精神に、読んでいて明るい力が湧いてくるような。
2人の間に、同志としての信頼、同じ北極星を目指す結びつきがありつつ、(今後どうなるかは分からないですが)恋愛の匂いがないのも爽やかな感じ。 -
「マンガ大賞2025」に選ばれたばかりの作品。既刊1~3巻を読んだ。
いやー、これはスゴイ。宇宙飛行士を目指す物語なら『宇宙兄弟』を筆頭にいろいろあるが、こんなマンガは初めて読んだ。
「宇宙飛行士もの」としても面白いが、それ以上に、「学ぶことの素晴らしさ」を熱く謳い上げた作品なのだ。
それでいて、少しも説教臭くない。エンタメとして十分に上質である。
マンガ大賞受賞も納得だ。コミックスを買い続けること決定。 -
ツイッターでお勧めされて読んでみたが、
これ、宇宙飛行士養成マニュアルじゃねーか!
今中学生くらいだったら、これを真に受けて努力したら宇宙まで行けちゃう奴じゃねえのかよ!!
あーっ、中学生くらいの時に読ませてくれよ!!
今の中学生ずりー!! -
久々に買い続けたい漫画に出会えた。
-
概要からだと、ありすがクラスメイトから美少女だと持ち上げられるたびに疎外感を抱き続けてきたことと、宇宙飛行士を目指すことと、どうリンクするのかな?と想像しづらかった。
ただ「MAMA」で子どもたちの細やかな心情を捉えていた売野機子さんの作品だから、きっと意味があるのだろうなと読んでみた。
美少女であることというより、セミリンガル(バイリンガルが2言語話車なのに対してどちらの言語も中途半端な状態)のために常に周りから浮いてしまい、自分でもその原因が分からなくて疎外感を抱いていて、それに加えて美少女だから周囲が勝手に天然だとかかわいいとかで収めてしまっていたということだった。これから美少女要素(容姿で判断される生きづらさ)がどこまで阻害要因になるのか、導入だけで終わるのか、気になるところだけど、ひとまず納得。
知識も分析力も超高いけど空気が読めなくて同じく学校で浮いていた犬星くんがありすの理解者となり、タッグを組んで宇宙飛行士への道を目指すことに。宇宙飛行士の中でもコマンダー(船長)というポジションにフォーカスすることで、よりありすの特性が生かされるのだなと期待するのと、まっすぐな二人の姿がとてもかっこいい。 -
ダヴィンチ・年末ランキングから。まだ1巻しか出てないみたいだけど、これは良い。”君と宇宙を~”にちょっと似た雰囲気を感じた。天才少年とありすのコンビが何とも絶妙。続きが楽しみ。
-
複数の言語を中途半端にしか話せない
セミリンガル(バイリンガルではない)の少女が、
嫌われものの秀才少年に勉強を教えてもらいながら、
宇宙飛行士を目指す物語。
これは素晴らしいガールミーツボーイですね。
1巻の時点でもうすごく面白い。
言葉を知らないということは、
色の認識すらあやふやになるんですね・・・。 -
将来の夢に向かって、今出来る事を頑張る姿が素敵でした。続き読みたい。
-
BLで知った売野さんの最新作。
授業についていけないくらい勉強ができないありすちゃんが、孤高の天才犬星くんと女性宇宙飛行士船長を目指すお話。
主人公のありすちゃんの喜怒哀楽が瑞々しい!
犬星くんもただの天才じゃない!
何かを目指す人の話は多いけど、その人と同じくらいサポートする側にも焦点が当たっていていい!
大人はもちろんだけど個人的には小学生くらいからのお子さんに読んでほしいな〜! -
ゆめにむかっていつまでも
川勝徳重さんのTwitterから。
宇宙飛行士。なりたい。
このきもちをいだいて、少年たちはかけぬける。
主人公のありすは周囲とのギャップにコンプレックスをいだいてゐた。それをみかねた犬星がタッグを組み、ありすの自走を見守る。ペダンティックな知識をふりまきながら。
そんなはなし。
まあ実際の小学六年生がこんなことを考へてゐるのかは、ちと、びみょうなところだ。犬星の蘊蓄がちょっと衒学的すぎやしないか、とか、こんな関係になる男女って本当にゐるのか、とか。人間ファンタジーかもしれない。
でも、マンガとしての必要な構成は王道ながらもそろってゐて、出だしはまづまづのスタートだと感じた。これからもっと作者のオリジナリティをひきだしてほしいと期待した。 -
美しすぎる漫画だ。暗く耳を塞ぎがちだったありすの人生に道が開いていく描写の気持ち良さ。ありすの将来にわくわくが止まらない。特に3話!素晴らしすぎる!
著者プロフィール
売野機子の作品





