- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098700295
作品紹介・あらすじ
話題沸騰★青年・久能整!ついに登場!!
『BASARA』『7SEEDS』の田村由美、超ひさびさの新シリーズがついに始動!! その主人公は、たった一人の青年!
しかも謎めいた、天然パーマの久能 整(くのう ととのう)なのです!!
解決解読青年・久能 整、颯爽登場の第一巻!!
冬のある、カレー日和。アパートの部屋で大学生・整がタマネギをザク切りしていると・・・警察官がやってきて・・・!?
突然任意同行された整に、近隣で起こった殺人事件の容疑がかけられる。
しかもその被害者は、整の同級生で・・・。
次々に容疑を裏付ける証拠を突きつけられた整はいったいどうなる・・・???
新感覚ストーリー「ミステリと言う勿れ」、注目の第一巻です!!
感想・レビュー・書評
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すべて自分とは違う視点からくる。自分とは違う意見なのにしっくり来る。
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「このマンガがすごい!オンナ編」「マンガ大賞」第2位。いやあ、なかなか良くできている。女性マンガには珍しい上質のミステリでもあるけど、ドラマ「俺の話は長い」系の随筆マンガでもある。いや、どちらかというと哲学マンガでもある。2巻目で、最近小学校の教師が授業で出して物議を醸した「トロッコ問題(5人を助けるために1人を殺すことになったら、どちらを選ぶか)」が出てきた時にはそう思った。
「僕は常々思っているんですが」という決め台詞ならぬ、話をややこしくする台詞があって、これはまさしくテレビドラマ向きだ。どうしてテレビドラマ部門がこの原作に未だ手をつけていないのか不思議でならない。探偵でもなく、刑事でもない大学生の整(ととのう)くんがひたすら喋って事件を解決するお話。現在5巻まで出ている。
作者の名前が、田村由美さんで、カタカナじゃなくて、なんかものすごく安心する。というところで推理を働かせて調べてみたら案の定、というかそれ以上というか、35年超の大ベテランでした(代表作「7SEEDS」「巴がゆく!」)。おそらく50代か60代だと思うけど、非常にみずみずしい感覚を持っていて、エンタメマンガの雄だと思う。というか、名前も知らなかった。ホントに失礼!すみません。 -
普段、全くと言っていいほど漫画は読まない。
どういうわけだか「ミステリと言う勿れ」というタイトルが気になって、気になって。
試しに1巻を読んでみたら、あら何これ、面白いかも。。
整(ととのう)くんという名前が非常に好き。
とりあえず、2巻にも挑戦予定。 -
TVでも見て、ハマってついにコミックにまで手を出してしまった。
やっぱり良いわ。
1巻だけでも3回も読んでしまう。 -
一回読んだはずだけど、すっかり忘れてしまったので再読。ゴミ出しの話やメジャーリーガーと日本のアナウンサーの話とかハッとさせられる(2回目。前もハッとしたはず)性別が3つくらいあればいいのにとか、本編とは外れたところのウンチクや話が楽しい。殺人事件に巻き込まれる整(ととのう)くん、バスジャックに合う整(ととのう)くんの巻。
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前から気になってたこのマンガ。
ついに手を出してしまった。いやぁ〜面白い!!
・だから遺伝子レベルで警戒警報を出してる
・それは祖母の 猫の 矜持と思いやりです
・ゴミ捨てって家中のゴミを集めるとこから始まるんですよ
・人間が3種類いたらいいなあと思ってて
・おじさんたちって 特に権力サイドにいる人たちって 徒党を組んで悪事を働くんですよ
・でもそこに女の人が一人混ざっていると おじさんたちはやりにくいんですよ
・悪事に加担してくれないから 鉄の結束が乱れるから
・真実は 人の数だけあるんですよ
主人公の久能整君に尽きるね。
観察が鋭くて博識。何にでも疑問をもってすぐ調べる。常識に囚われない。誰にでも同じ態度で接する。友達や彼女がいなくても平気。(平気かどうかは知らんけど)常にフラットに物事を見ている。自分で考える。考えた末の自分の考えを持ってる。
そんな彼の名言が次々と出てくるので、好感しかない。
さあ2巻いくよー! -
まだ1巻目を読んだだけだけど。
めちゃくちゃおもしろいです。
明日大人買いしちゃお。 -
原作漫画の久能整くん。こういう感じか。
1話:『月刊フラワーズ』(小学館)に読み切りとして掲載(78ページ)2017.1月号
2018.1月号より改めて連載開始。現在も連載中。
https://flowers.shogakukan.co.jp/
HPで登場人物紹介が・・
犬堂我路、う~む、これは映像の瑛太さん、そっくりです。
単行本は、フラワーコミックスとして現在1巻~14巻まで刊行。 -
連休中に無料お試しやなんやかんやでいろいろ読んで、ダントツにおもしろくまとめ買いした。
おもしろい。
含蓄が深い。
整くん最高。 -
殺人事件の容疑者として取り調べを受ける大学生が、逆に刑事たちの抱える問題を解きほぐしていく。様々なテーマについてズバズバ語りまくる&相手にまっすぐ語り掛ける爽快感がいい。
作者が「舞台劇のイメージでやってるとこあります」と書いてて思い出したのが堺雅人さんのエッセイ。
即興劇の基本は「イエス、アンド」で。相手の提案を否定せず、受け入れながら話を進めるという内容があって、まさにこういう心地よさがあると思う。
主人公の整(ととのう)は相手を否定しない。相手を観察し、情報を知り、そこから導き出されたものをただ語りかける。それで相手を変えようとはしていない。伝えて相手にゆだねる。それが物語の心地よい流れを作っているように思う。
著者プロフィール
田村由美の作品





