風光る(フラワーC) (44) (フラワーC)

  • 小学館 (2020年2月26日発売)
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本棚登録 : 165
感想 : 15
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  • 本 ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098708628

作品紹介・あらすじ

天才剣士・沖田総司の運命は――!?

江戸に残ったセイと総司は千駄ヶ谷に転居し、病気の療養をしながらも二人だけの穏やかな暮らしが始まる。
一報、流山に進軍した近藤・土方ら新選組の面々は――!?

44巻は最終回直前話まで収録!
ついにクライマックスを迎える「風光る」。
近藤勇を愛し、土方歳三を慕い、ひとりの女子を愛した沖田総司の運命が今、動く――!!

【編集担当からのおすすめ情報】
渡辺多恵子先生が描き続けられてきたセイ、総司、そして新選組の隊士たち。
その運命が大きく動く44巻を、ぜひ見届けて頂ければと思います。

感想・レビュー・書評

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  • 近藤先生と総司の最期。

    最後にセイと夫婦になれて、長年の想いが成就して良かった。

    昔読んでいたことを思い出し、結末気になり手に取る。

  • 「単行本派の方は何も言わずにまずは本編を」
    クライマックス来たる。いずれは来ると歴史上からも分かり過ぎる程に分かっていたその瞬間が、遂に来てしまった。

    鬼の副長が「勝ちゃん」と呼ぶ。局長でも勇さんでもなく。

    隠遁の地で閑かに時を重ねる総司とセイ。
    全てを知りようやく受け止めた互いの想いを。

    ああ、あの出逢いの時も満開の桜が咲いていたんだった。
    花びらが舞う中で。
    そして今。



  • 発売日に買ったけれど、もったいなくて読めずにいたのに、うっかり少し内容をネットで知ってしまい、ますます読むのが怖い、でも、気になる。
    で、夜中につい読んでしまい、放心状態。

    まさか一冊の中であの人も、あの人も。

    最期まで気高く、逝ったあの人。

    そして、ずっとずっと覚悟していた別離は
    とても穏やかで綺麗だった。
    若干すんなりおさまったなというところはあったけれど、セイちゃんからしたら総司の意思一つだっただろうと思うので。
    最後展開終盤の幸せなひと時が愛おし過ぎて、涙。

    この巻の次の話が最終回らしいので、次の巻は何か短編だとかと組むのかな?
    最終回がページ数が多いみたいだから薄めの単行本にはなるのかな?
    セイちゃんの涙をこぼしながらの微笑みに、寂しさはすごくあるけれど、悲しみばかりを感じることはなかった。
    ありがとう、おやすみなさい。

  • ついにこの日がやってきたかと感慨深いです。
    この後、セイはどうするんだろう。
    子供ができて、その子の為に生きるとかって結末はいやだなぁ。
    土方さんについていってほしいけど、死んでしまうのは悲しい。斎藤さんについて行って生き残り(間違っても夫婦にはならないが)、明治を生きて天寿を全うするとか、ひとり残り、生き残った隊士たちのその後を見届けるとか。何にしろ、セイのことだから、生きることには執着しそうです。そうしてほしいし。誠のセイに生きるセイですね。

  • 史実をもとに、筋を通す作者だからこそ、曲げることができなかった事実。
    あぁ、最近のんびりしすぎていたので、凄く衝撃的な一冊でした。あの人とあの人と…。大福~♪と言っていたころが懐かしい。あの笑顔で頓珍漢だった彼の最後に、ジワリと心に来ます。
    次の巻でセイがどう動くのか。そして、土方さんがどうするのか。知っているのに待ち遠しいです。

  • 近藤が死んだ。
    総司も死んだ……。

    おセイちゃん、たった一月だけれど、添い遂げられて、最期を看取れて良かったね。
    この後は、会津〜函館戦争参戦!?
    それとも、やや子を宿してる!?

    大穴は、山口二郎、こと斎藤一(あ、維新後は藤田五郎か)に嫁ぐ!

  • 慶応4年4月、運命の流山。再集結するも官軍に囲まれてしまった新選組、近藤さんは偽名の大久保大和を名乗り官軍に投降する。薩摩の有馬藤太は彼を丁重に遇するが、実は新選組の近藤だとバレてからは土佐藩の面々の糾弾が高まり、ついに近藤さんは板橋の刑場へ。土方さんは助命のために奔走するが・・・。

    一方千駄ヶ谷で療養中の沖田さんとおセイちゃん。沖田の潜伏先を官軍が探しているというので、おセイちゃんは女装して夫婦を装うことに。ようやく隊士としてではなく男女としてむきあった二人は・・・。

    ・・・ついに近藤さんの最期。薩摩の有馬藤太や、斬首を担当した横倉喜三次など、敵対する立場の人間が近藤さんの人間的魅力に惹かれ最後まで敬意を払い続ける描写にぐっとくる。

    そして沖田さん・・・こちらについてはこれ以上言うまい・・・。

    挟みこみのチラシによると、5月売りのFlowersで連載完結とのこと。あと少しだけ、このあとおセイちゃんがどう生きていくのか見守りたい。

  • ついに
    やっと
    この場面に
    もちろん知っているし
    当たり前だけど
    この時代に生きていた人は現在誰も生きてはいないし
    この時が来るのは知っていたけどね
    物語の中で
    この場面が来てしまうと
    ついにと言うか
    やっとと言うか
    ラストに繋がる流れ

  • とうとう…
    とうとう来てしまった…!!
    史実とはいえ悲しい
    風光るの土方さんはどう受け止めるかな

    そして下さい総司ー!!!!!!
    びっくりした!さらっとしすぎてびっくりした!
    でも2人らしいな
    穏やかな日々に涙が出たよ

    残すところあと一冊
    おセイちゃんはどう生きていくのかな

  • やっぱり読んでいなかったような気がする!!
    私の馬鹿ぁー!!
    こんなにいいシーンが最後に残されていたなんて。
    その前が辛すぎるけど。
    まさかこんな日が来るなんて思わなかった。
    ナイス法眼夫妻。
    沖田さんも何だかんだでかわいいな~と思ってたんでしょ?という感じの、最後時間的に追い詰められたからこそ素直になれてるところもあるのかなと。
    八幡さまの境内でさくらの着物を着た人形のような女の子の話は、キュンキュンしました。

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著者プロフィール

日本保健医療大学保健医療学部准教授

「2017年 『保健の実践科学シリーズ 学校看護学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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