たーたん (4) (フラワーコミックス α)

  • 小学館 (2020年7月10日発売)
3.63
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本棚登録 : 210
感想 : 8
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  • 本 ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098711413

作品紹介・あらすじ

中3の娘のこれがホントの自分探し?家出?

父・上田敦と中学3年の娘・鈴は血の繋がらない親子だ。
15年間、今の今まで、敦はそのことを鈴に隠してきた。
「わたしのお母さんは死んだのではなく、どこかで生きているのだ」
と確信した鈴は、夏休みに同級生の吉川さんと二人で
家出をする。
父・敦の生まれ育った大阪へ、自分を探しに行く。


【編集担当からのおすすめ情報】
女性コミック誌を主戦場に女性読者の心を揺さぶってきた実力派作家の
青年誌初の作品。大人の男達も泣かせています。
家族だったすべての人へ!

感想・レビュー・書評

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  • え、……え? は?
    わからん、わからなくなった、この作品が……鈴の感情が……。

    今後鈴の感情が物語の鍵になっていくだろうとは考えていたけど、この展開、特に鈴の感情の流れは全然予想していなかった。
    移り変わりが激しく、度々明後日の方向へ向かいがちな鈴の心は、今後どうなって行くのでしょう。
    不安感はありますが、早く続きが読みたい。

    また、これまで主人公、たーたんの感情にも物語が行ったり来たりしてきたように思っていましたが、本巻で、彼が物語上そういう「物語を動かす」立ち位置のキャラクターではなさそうだなと感じました。
    彼は、セカイ系の主人公のように「決められず、同じところでグルグル回っているうちに物語が展開してしまう」、そういう立ち位置に見えます。
    これまでの人生も、結局何も決断できないまま、高いハードルを越えずに済む範囲で生きてきたように見えます。
    これを考えるに、たーたんが決断をするとしたら物語の核心、煮詰まり切ったときに一度あるくらいで、それまでは流されていくのではないかな、と思います。
    ……個人的には、この予想が覆されることを望みます。

  • あーもどかしい!!
    やっとたーたんが決心したのに…

    たーたんの両親に鈴ちゃんが会えたシーンは感動した。やっぱり勘当してもずっとたーたんのことを気にかけてたんだろうな。血の繋がりは無くても「おじいちゃん」「おばあちゃん」って呼ばれて嬉しかっただろうし、鈴ちゃんのことを可愛く思ったんだろうな。
    たーたんも鈴ちゃんもちゃんと幸せになってほしい。

  • #漫画 #たーたん #西炯子
    どうなるんだろー!!!たーたんも鈴もどうなるんだろう?!西炯子さんて、結構ドカーン!と何か起こしてサササッと収拾する時があるから、いつが終わりか油断できない。

  • 鈴が家出!?たーたんがぐずぐずしてるから、本当のこと知るために大阪まで行っちゃったよ。本当の父親と知らずに会っちゃったじゃないか!でも、どういう形で鈴が知ることになるのか、この先の展開はとても気になるところではある。

  • いよいよ自分の「秘密」に近づいてきた鈴。


    というとこで、「あの人」らしき人物が思いがけない形で出現。この先どうなっていくのか・・・?

  • それぞれの立場に感情移入して読むと全然違う感想になると思う。
    親子のアレソレに弱いので今回も涙ぐみました。

  • 犯罪を犯した中学時代の同級生の生まれたての娘を引き取り育てる羽目になった童貞男と、中学生に成長した娘との事実をめぐる騒動記第4巻。娘が無謀にも父親の故郷の大阪へ勝手に訪ねていくの巻。そして娘の初恋の訪れが危険な予感。

  • なんとなーく西先生流♪
    キャラクターを追い詰めるんだよね!そして、気持ちを交わらせない(笑)

    鈴の気持ちと敦の想い、親子という絆でしか繋がれない!
    多分、鈴の本当の父、征司らしき男性の出現、ひょんな事から関わる二人、鈴は胸をときめかせますが?

    もし、征司だったら?そろそろ佳境なのか?このままだと、敦が報われないなあ?などと男の私はモヤモヤしてしまう。
    吉川という、本当の親子の葛藤も対比させながら?どう着地させるのか?
    誰も真実を知り得ぬままが、個人的には救われるな?とわがままな想いのまま読了です。

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著者プロフィール

鹿児島県出身。1988年『待っているよ』でデビュー。代表作は『娚の一生』『姉の結婚』。

「2018年 『キスする街角』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西炯子の作品

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