セクシー田中さん (4) (フラワーコミックス α)

  • 小学館 (2021年8月10日発売)
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本 ・マンガ (192ページ) / ISBN・EAN: 9784098714315

作品紹介・あらすじ

40地味女の夜の顔はベリーダンサー!

40歳処女友達無し、地味な経理部員の田中さん…でもその正体は、超セクシーなベリーダンサーだった!その秘密を知った朱里は、すっかり田中さんのファンとなる。
昭和的男尊女卑脳・笙野に侮辱されたり、元カレ(?)進吾にかき乱されたり、笙野の同僚・小西に言い寄られたりと色々あるものの、自分らしく生きる田中さんにいつも力づけられる朱里。しかし、既婚者・三好にずっと片想いしている田中さん、三好の元カノ!?なんと還暦越えのダンサー・愛子の出現に大ショック!そしてさらに大きな事件が持ち上がり…!?

「砂時計」「Piece」などの大ヒット作を輩出し、純愛からサスペンスまで幅広い作風で知られる巨匠・芦原先生が放つ、オトナのぐっちゃぐちゃなラブストーリー、第4巻!

【編集担当からのおすすめ情報】
いよいよ第4巻、今までは「田中さんに憧れる朱里」の物語でしたが、今巻より「田中さんの恋」に切り込んでいきます。片想いのままでいい、そんな少女漫画のような濃いが、朱里や周りの人々の影響で変わっていく…そんなドラマが展開されつつも、まさかの還暦越えの恋敵!?さすが芦原先生、予想の斜め上を行く展開に目が離せません!

感想・レビュー・書評

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  • だんだんと田中さんに興味を感じてきた笙野。
    笙野の変わる様子がよくわかる。
    頑固で偏見まみれのクソ男だと思ってた笙野が、田中さんの影響で変わったことに驚きを隠せない朱里だが、笙野は、田中さんの前では素直で急にかわいくなるんだなと感じている。

    松戸でショーをしたときに田中さんの両親が来て言う言葉が胸に沁みる。
    とにかく娘を褒める。「素敵だなぁ、クレオパトラみたいだなあ」
    上手く踊れないという田中さんに
    「失敗してもいいじゃない」
    「僕達は、上手に踊る京子を観に来たんじゃないんだよ」
    「頑張って一生懸命練習して、逃げ出したいのに逃げ出さずにここにいる今日の京子を観に来たの」

    素敵な両親だから、今の田中さんが存在するってこと。

    田中さんの実家に朱里と笙野と小西が泊まることになるのもいい感じだ。


  • 思いっきり笑った!
    田中さんと同世代。
    環境違うけど、パワーもらえる。
    田中さんからだけじゃなく、朱里からも。

  • コミックなので、1〜4巻までサクッと読めました。
    特に3巻が秀逸です。笑えるし、はっ、と思い当たることが多くて!!
    地味で美人でもなく友達もいないけど、仕事はAI並み、40歳独身の田中さん。
    でも、ベリーダンスを踊る田中さんは美しくてセクシーで別人。
    そんな田中さんに傾倒していく、若くてかわいくて、モテて友達も多くて人気者の朱里。

    私は田中さんに寄って読んでて、輝ける場所があるなんて羨ましいと思い、
    でも、田中さんは料理も節約もしっかり出来てて
    やたら経験値ないぶん純粋で素直。輝くための素地は出来てるんだよなって思います。
    髪のお手入れとかも、田中さんは素敵な女性です。
    なーんもせずに、輝きたいーなんて、そりゃ虫が良すぎるよね、と自分を省みました。
    調子よく見えた朱里も、子供の頃からたくさん傷ついてきて、笑顔も自分を守る術だった。
    こうなると、美人は幸せとは限らないんだなって思います。朱里が悪態をつくのは痛快。
    笙野、チャラリーマン、三好さん、しんご、みんなのキャラがいい。
    朱里の悪霊祓いのヘッドバンギング、田中さんの四十肩には笑いました。病院のハシゴは、身に覚えありです。(4件はないけど。。)

    私には、叱咤激励してくれて病気のときに検索して調べてくれた、朱里みたいなカワイイ後輩がいたことを思って、ぐふふふと笑って読みました。

    ジムの人の、これから歯茎はさがり、血糖値はあがるのに骨密度はへっていく、というセリフには、ヤバっ!!!です。

    愛子先生はすてきで、もう歳だからとか年齢の呪縛に囚われてるのは、たしかに自分自身だなと思いました。常識ってヤツもそうですね。無意識に囚われてます。
    どうでもいい人が何を言っても無視できるけど、
    好きな人(男女問わず)の言葉は、良くも悪くも心に刺さる。寂しさも嫉妬もでる。落ち込むし傷つく。そして、その人のためなら頑張れる。

    「人は本気になると、誰かのために自分自身を変える努力をする」、という言葉や、
    「自分の言葉で説明できなきゃ相手に届くわけない」、心にグサッとくる言葉いっぱいです。
    この本は、読むと、なんか行動したくなります。まずは姿勢をピンとしないと。
    田中さんも朱里も、すてきです。
    会社のみんなにバレてしまい、どうなるんだ!!
    田中さーーーーん!!!
    5巻が楽しみです。

  • 年は言い訳にしかならないな。人生楽しく前向きに♪~(´ε` )田中さんの両親が一人娘をほんとに可愛がってるのが嬉しい。世代的にそういうのやらなさそうなのに。先は長いね、田中さん。

  • 腕の調子がイマイチななかでの、松戸でのボリウッドとベリーダンスの融合イベントに出た田中さん。朱里、小西、笙野のトリオに加え、田中さんの両親も観覧。終電逃しかけからのまさかのお泊り会、高度すぎるガールズトークに夜も眠れない田中さん。そして、つづく朱里のモノローグ。「笙野は田中さんの前では素直で急にかわいくなるんだな 素直に自分のネガティブな感情を受け入れられる人は全然ダメじゃない」あの偏屈頑固な笙野を、田中さんの好きなものを知りたい理解したいと三好へのダルブッカ弟子入りまで果たさせた田中さんにあって自分にないものはなんだろう、という自問。自分のことを振り返しもしてくれない魅力的な幼馴染と、チャラいおっさんだけど自分のことをよく見て理解してくれる小西とどちらがいいのかと悩み、後者に傾きかけ。そして、自信を失いがちな田中さんに、私も含めて田中さんのことが好きで魅力を感じている人がこんなにいるのだから「背筋を曲げないで!」と叱咤する朱里。ジェットコースターのように乱高下する田中さんの心に、最後は会社への身バレという現実がおそいかかり…といったところまで。

  • 自分にないものを持ってる人って惹かれるけどもちろん嫉妬もする。いちいち比べたり心で張り合ったりないものねだり。だけど朱里はずっと田中さんを大好きでいられてよかったと思うし、それだけ田中さんの魅力は嫉妬云々とかより大きいってことかも。田中さんと両親の関係がすごく素敵。どんな娘もかわいくて愛してるって伝わってくる。愛子さんと一緒に踊る田中さんはやっぱり魅力的。三好の傍にいると色っぽくなるってかわいらしさも感じる。小西みたいなそつなく女の子と距離を詰めてくる人って人たらしで苦手。田中さんのピンチで先が気になる。

  • テレビドラマがおもしろいので、原作の方を読んでみることにした。図書館にはあいにくまだ入っていないようなので、単行本を買いはじめた。大学生の次女もおもしろいといっていっしょに読んでいる。
    キョドってる田中さんも、もやもや悩んでる朱里ちゃんもいとしい。

    [第7幕]私に欠けているもの
    [第8幕]人を魅きつけるもの

    初出:「姉系プチコミック」2021年③・⑦号

    ドラマ第6話(田中京子40歳、ファーストキスを半分奪われました〜ダンス動画流出! 会社にもういられない)まで。

  • 誰だ、今回で終わりだってデマ流した人は!

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