真綿の檻 (3) (フラワーCアルファ プチコミ)

  • 小学館 (2023年10月10日発売)
3.62
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本棚登録 : 115
感想 : 5
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  • 本 ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098720286

作品紹介・あらすじ

500万DL突破の激バズ作戦慄の母娘劇!

「子供は、親の所有物ですか…!?」
閉鎖的な田舎で育った祈里。介護に明け暮れる母と、妻子を暴力で虐げる父。
家から出してもらえず地元に就職した祈里は、音信不通になっていた彼氏・日向に再会する。そして祈里と日向を引き裂いたのは、父では無く実は「最愛の母」だったことを知る。それでも、父の暴力と祖父の介護で追い詰められたせいだと母を庇う祈里だったが…!?
ブレイク止まらず500万DL(コマ・マイクロ配信合計)の大ヒット作、待望の最新刊!

【編集担当からのおすすめ情報】
「真綿の檻」第一章・榛花編では、夫に隷従する妻の真実の姿を描き、そのストーリーの秀逸さに口コミで大ブレイク。第二章となる今作は、「母と娘」の関係により深く切り込んだ渾身作!第3巻ではついに母の恐るべき素顔が明らかに!「祈里編」は次巻も続く長編ですが、「真綿の檻」はまだまだ様々な「家族の物語」が展開される予定です!「深夜のダメ恋図鑑」尾崎衣良先生の、もうひとつの真骨頂をお楽しみください!

感想・レビュー・書評

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  • いや~、恐い。
    母も可哀想な人なのかと思ってたけど、祖父も父も母に操られていたっていうか、支配されていたっていうか。

    この人、毒親とか、ミソジニーとか、母と娘の呪いとか描かせるとホントに巧いなと思うんだけど、作者の今まで描いた“母親”の中で一番恐いのでは……。
    帯にもある通り、「史上最恐」。

    日向をひき逃げしたのも、母が絡んでそうだけどどうなってるんだろう。

  • 母親が日向との仲を割いたことを知ったところから。

    怖い怖い怖い。
    進路妨害してたのもひどいけど、仕事を勝手に辞めさせて、両親がいなくなったら生活出来ないと訴えれば母親がいなくなってからのことなんてどうして考える必要があるのかと返してきて頭おかしい。
    自分が何らかの事情があって母親を助けたのかもしれないけど、それも虚言とか妄想なのかもしれないけど、そういう思い込みに娘を当てはめようとしてくるのが怖い。

    極め付けは引き留めるために階段から落ちるところ。
    ホラーじゃん。。

    こういう人とは距離を取りたいと思うけど、家族の場合はどうしたらいいんでしょうかねぇ。
    とりあえずは精神科に入院させられればいいけど、落ち着いても一緒に生活は出来ないですよねぇ。
    暗澹たる気持ちになる展開でした。
    何か挽回する面白い展開になるといいけど…

  • 怖い。ホラーじゃないけどすごく怖い。

    このお話は命を奪うほどの暴力はないが、タイトルにもあるように真綿で締め付けるようにじわじわと心を蝕んでいくのだろうな。
    そのことにようやく気付いた主人公は、自分の人生を取り戻すことはできるのだろうか。
    短編ならば、落とし所を見つけてよかったねで終わるのだろうが、既に心を蝕まれていたら、主人公の母がしたように次の代へと永遠に続いていくのだろう。

  • 202310/

  • お母さんこっわ……!!

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