- 本 ・マンガ (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784098724512
作品紹介・あらすじ
ついにドラマ化!田中さんの恋も波乱!?
婚活中のOL朱里は、経理部のアラフォー地味女・田中さんの秘密を知ってしまう。彼女の夜の顔は妖艶なベリーダンサーだった!
始めは天敵だった昭和脳男・笙野とイイ感じになっていた田中さん。
しかし笙野には見合い話が…そして田中さんの片想い人・三好との関係に事件が!?
そしてチャラリーマン・小西と朱里、元カレ・進吾にも激震!
2023年10月よりTVドラマ化が決定!
ますます盛り上がる人間ドラマ、待望の最新刊です!
【編集担当からのおすすめ情報】
連載開始当初から「ドラマ化してほしい!」という声が本当に多かった本作、満を持してのドラマ化が決定しました!代表作「砂時計」などでは、芦原先生はシリアスなストーリーテラーのイメージが強いですが、本作は芦原先生史上もっともはじけたキャラが勢揃い!ガッツリ笑えて、でもやっぱり心に染みるドラマで泣ける大傑作です。未読の方は是非、全巻大人買いをオススメします!
感想・レビュー・書評
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笙野が母親の気持ちを汲んでお見合いをし、その相手といい感じになっていく。
朱里からは、くされ昭和脳とか無神経でえらそーとかサイテーだとかムリだとか散々な言われようだった笙野なのに、お見合い相手に自由で寛容で女性に理解があって…と褒められると、それは全部田中さんが作った僕だ。彼女が僕の中にいる。…と
自分でもわかるほどに、田中さんから影響を受けていた…。
でも無理なことではなかった。
何もかも自然にそうなっていた。
いったい、田中さんて…。
笙野と会うことが少なくなった田中さんは、少ししょんぼりしているようで。
それに気づいているのか、どうなのか⁇三好さんの接近が半端ない…。
何かあれば朱里に頼るようになった田中さん。
朱里の「田中さんが誰を選んでも、誰も選ばなくても背筋をピンと伸ばしていても、時々曲がっても私はいつでも田中さんの味方です」と言う姿、カッコいい。
田中さん推しの朱里も憎めない存在で必要な存在になっている。
どん底に落ちても死にそうになっても友達がいるからきっと大丈夫…!!
どうなる?
ドラマではふわっと終わった感じだが…。
まだ続きそうなコミック。
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「砂時計」で有名な先日お亡くなりになった芦原妃名子さんの作品。1巻から7巻。登場してくる人物の人物像や心の動きが丁寧に描かれている。登場する人物のキャラクターが個性的でとにかく面白くて元気がもらえるとともに、いろいろ考えさせられる作品。
田中さんの生きる姿に影響を受けて周りの人達がどんどん変わっていくとともに、ネガティブな田中さん自身も変わっていって前へ前へと進んでいくところがステキ。
田中さんがピンチの時に付き合っている彼氏を置いて田中さんのところに駆けつける朱里の田中さん愛もものすごい!
価値観の違いって付き合っていく上で大きな溝があるように思えるが、尊敬する相手や大好きな相手によっては少しずつ溝が埋まっていくどころか、大きく変わることもあるんだなと感じた。
こういうステキな作品を生み出してきた芦原さんが亡くなってしまったのは本当に残念でたまらない......
心に残った言葉
・なんで、皆、自分には大した価値がないって、すぐに、思っちゃうんだろう(朱里) 第1巻
・失敗してもいいじゃない。
僕達は〝上手に踊る京子〟を観に来たんじゃないんだよ。頑張って一生懸命練習して、逃げ出したいのに逃げ出さずにここにいる 〝今日〟の京子を観に来たの(田中さんの両親) 第4巻
・それは、全部、田中さんが作った僕だ。彼女が僕の中にいる。(笙野)第7巻
・田中さんが誰を選んでも、誰も選ばなくても、背筋をピンと伸ばしていても、時々曲がっても、私はいつでも、田中さんの味方です(朱里) 第7巻
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テレビドラマがおもしろいので、12月から1〜2週に一冊ずつ読み進め、いよいよ七巻(最新刊)というタイミングで作者の訃報、いつもの大型書店やネットストアは軒並み在庫切れになってしまったけれど、灯台下暗し、地元の本屋さんには1〜7巻まで一揃いあって、ようやく手に入った。
第7巻は秋のドラマが始まるタイミングでの最新刊で、巻頭にそれに関してのあいさつ文(8月末の日付入り自筆1ページ)も入っている。
物語は、笙野のお見合い、灯里が小西と付き合い始め、三好さん田中さんに急接近という大きな曲がり角。ドラマでは第9話。原作者が脚本も執筆、とは聞いていたが、ドラマ化をめぐってそんなにも苦しみ葛藤していたとは…いまあいさつ文を読むと、複雑な気持ちになる。このあとは2024年1月号に最新話があったようだけれど、それが絶筆になり未完に終わってしまった。ドラマとはまたちょっと違う展開で登場人物一人一人が周りの人との交流の中で立ち止まりバージョンアップしていく、この続きがもう描かれることがないというとりかえしのつかないことになってしまって、ほんとうにかなしい。8巻、出るのかしら…
[第13幕]何向き?
[第14幕]失敗しに来たんです
初出:「姉系プチコミック」2023年5月号、9月号 -
最新巻(そして最終巻?)が出たばかりだけど、その前の、本巻までを読了。最初のページで著者が示した決意声明が、結果的に果たされなかった経緯に改めて思いを馳せる。めいめいが、自分の想いに素直に行動するようになってきて、これからの展開が楽しみって状況だけに、著者の訃報が悔やまれます。ご冥福をお祈りいたします。
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笙野のお見合いが意外にも上手くいってお相手のふみかさんもいい人そうでよかった。しかも朱里と小西までが…!男女の友情はないと思ってるのでチャラいと見せつつしっかり心を掴んできてた小西で納得。田中さんと三好さんの方も驚きの展開からの三好さんの離婚しない理由がわかりそちらも納得。甘やかされたと言いつつ人の痛みや頑張りをわかる優しい人。実は笙野父のピンチなんじゃ…と気になるところで終わってしまった。もう続きも新しい作品も読めないことが残念で悔しくてならない。田中さんも朱里もみんなも魅力的でとても大好きな作品。
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8巻は出るのかなぁ…
どちらにしろ結末を見ることはできないので
感想は控える。 -
普段漫画はここに記録しない派だけど、セクシー田中さんは他の漫画とはまったく違うと思っているから記録する。
この漫画を読んでいると自分が柔軟で優しい人間になれる気がする、そこが好き。
キャラクターもみんなかわいくてどうしようもない感じがすごく好きで、なんかほんとうに実在している人みたいに愛おしい。
芦原妃名子の作品





