真綿の檻 (4) (フラワーCアルファ プチコミ)

  • 小学館 (2024年4月10日発売)
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本棚登録 : 102
感想 : 4
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  • 本 ・マンガ (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784098726103

作品紹介・あらすじ

最終章、暴かれる「毒母」の壮絶な過去!

祈里を家に縛り付けていたのは、横暴な父では無く優しい母だった…!
衝撃の事実に打ちのめされ、家に軟禁される祈里。
しかしそこに、日向が事故に遭ったという知らせを聞き、祈里は勇気を振り絞って家を脱出する。
祈里を止めようとした母は重傷を負い、そして日向に全てを語り始めるーーー

母の愛を歪めたのは一体何だったのか。
その愛はどこへ向かうのか。
祈里編、ついに完結!

【編集担当からのおすすめ情報】
激バズの榛花編に続き、身の毛もよだつ「毒母」を描き話題騒然となった祈里編。しかしただのホラーではなく、親子とは、家族とは何か心に深く訴えかける最終章、是非ご覧ください。祈里編は完結となりますが、次巻より新章「環奈編」が開幕。また、祈里編番外編も次巻収録予定です!

感想・レビュー・書評

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  • 祈里が家から出るのを阻止する為に母親がワザと階段から落ちて病院に運ばれたところから。

    マジでホラー。
    怖すぎる。本人の中では辻褄が合っているというか理屈が通ってるけど、そもそもの理屈がおかしいから何を言っても矯正出来ない。会話にならない。
    「誰も助けてくれなかった」というのは本当に辛くて救われるべき人だとは思うけど、ガチガチに閉じ込めなくてもちゃんとした人なら助けてくれるんだ、ということがもう信じられないというか思い付きもしないんだろうな。
    それか物理的に側にいてくれないと不安とか、赤ちゃんの時の「私が居ないとこの子は生きていけない」という思考が抜けないのか。
    きちんと庇護すべき時期には母親としての役割を演じてたというか、ぴったりと需要と供給がハマってたから祈里はまともな人に育ったのかな。

    母親と縁を切ることは祈里のためにはなったけど、母親の心のケアはどうやってしたんだろう…

  • 最恐母の生い立ち……。
    なかなかに酷い環境であった。
    最後の方で、日向が祈里の心根の部分が真っ直ぐって言ってるけど、確かにあの母親は娘の未来を奪いながらも本当に愛情も注いでたんだろうな、という……。
    少なくとも、自分の母とは違い、父からの暴力からは守っていたわけだし。

    友達の母は、あれ郵便局員としては失格だし、郵便法や通信の秘密に抵触する、バレたら少なくともクビ。

    祈里に子供が生まれた時の表情が、母そっくりで怖かった。

  • 202404/

  • 1巻はよかった。
    自分の力で毒親から娘が離れてたから。

    でも2巻〜4巻の章は違う。
    王子様が助けてくれるシンデレラもの。
    そんな王子現実にはいないからさ〜

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