上杉くんは女の子をやめたい (2) (ちゃおコミックス)

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  • 小学館 (2025年4月25日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (168ページ) / ISBN・EAN: 9784098730520

作品紹介・あらすじ

超絶かわいい爆裂大ヒット女体化ラブコメ

男の子なのに小さくてかわいいことが悩みの上杉ケースケ。
ある日、神様にお願いしたら本当に女の子になっちゃった。

おかげで幼なじみで片想いの相手・のえるとは昔みたいに仲良くなれたけど、親友の瑛人とはぎくしゃく・・・・・・

そんななかの宿泊学習ーー
学校生活では見られないのえるや瑛人の意外な姿に、ケースケのハートは大忙し。

恋に友情、3人の関係が大きく動く
キュートすぎる女体化男子の三角関係ラブコメ、ドッキドキの第2巻!!

【編集担当からのおすすめ情報】
かわいい界隈で話題沸騰!ちゃおプラスでも人気NO1独占中!!

みんなの感想まとめ

テーマは、性別を超えた友情と恋愛の複雑さです。主人公は、女の子になったことで幼なじみののえるとの距離が縮まり、心温まる瞬間を楽しむ一方で、もう一人の幼なじみ・瑛人との関係がぎくしゃくとしています。のえ...

感想・レビュー・書評

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  • 本作≒「異世界美少女受肉おじさんと」
    良くもまぁ他者しかも後輩の作品とクリソツな内容を、読んでいる方が恥ずかしくなる位同じだ。詳細は第1巻の拙レビューをご参照下さい。
    こんな漫画をヨイショする大人も大人。
    知らなかったでは済まされない。本を売る為には恥も外聞もない・・・世も末だ。
    プロが平然と行うから子供達もそれが平気になるのではないのか?一コマ漫画の「漫画甲子園」にて受賞作に類似作がある事が指摘され、直ちに受賞が取り消され、受賞作に「該当作なし」となった。
    「一枚絵」なら「画像検索」で一発だろう。ストーリー漫画でも冷静な人間の読者によって簡単に検出できる筈だ。

  • 女の子になるんじゃなくて、やってみなくちゃわからないって飛び出してく君は危なっかしくて愛おしい。

    多感で未熟で手探りで、未発達の心身を抱えているようでいて案外周囲は見えている。
    長かった小学六年間を終えて走り出した中学二年生のココロを映しとる上でお手本のような作品だと思いました。
    私自身の思うところ、事細かな実感を込めた紹介のレビューは一巻でも送らせていただいています。
    なので、例のごとく作品のあらすじなどの前提についてはそちらに投げるといたしまして――!

    「のえる」と「瑛人」の、主人公「ケースケ」を挟んでの三角関係がそろそろ動き始めたかな? という二巻でした。
    一巻ではのえるの内面に触れたぶん、今回は瑛人のターンといったところでしょうか。
    異性と同性とで距離が開いたり縮まったりと、言葉に出しづらい思いを抱えるのは一見大人びた瑛人も同じなのです。

    無防備な同性あらため、異性の友の姿は真面目な君を惑わせる。
    知らぬは本人ばかりなりといかないように、思ったより気を回しているけどやっぱり主人公は隙が多い。
    バスタオルの巻き方だって忘れてしまいます。ま、凸凹のない身体なのでサービスシーンの雑念を混ざりませんけどね。
    それら危なっかしさを愛おしさに転じさせているのが王道の恋のはじまりなんだと思います。

    ええ、一巻でケースケは自分の本質は変わらないと自覚できましたが、それでもやはり変わってしまったココロとカラダに知ってのうち知らないうちに引き寄せられてます。その辺まさに、王道の思春期女子男子の心の動きに他なりません。
    つなぎのコマではコミカルにデフォルメも効かせたりで自由に振る舞ってますが、案外暗い顔、悩む顔、沈む顔も見せるんですよね。そんなケースケの表情は、男女両面の思春期を描いてこられたやぶうち先生の真骨頂って感じで素敵です。

    それでいて、輝かしい笑顔こそが彼か彼女かの本質だと思わせる。
    うん、これは惚れるね。男女を問わずに惚れますね。

    以上のことにより「TS(性転換)」は物語を彩り、円滑に回す上ではけっして切り離せない大事な一要素だけどそれ以上にこの『上杉くんは女の子をやめたい』という漫画は物語の基礎がしっかりしていることがわかりました。
    女児向けの漫画は専門外であることは承知の上で、私個人の見方では最高峰の作画、演出、表現って感じがします。

    わかりやすさを念頭に置きつつ、多面的に渦巻く心を描くと言う意味で相当にレベルが高かった。
    ちょっと変わったところではそのもののショッキングな“血”を見せることこそしませんが、ケースケが生理になったことをほぼ確定させ、大きなこととして受け止めながら過度に特別視していないのも児童誌らしい視点だと思います。

    本誌掲載ではなく大人も読むWEB配信レーベルとは言え、小中学生な女児童生徒たちのこれからに寄り添う「ちゃお」というブランドらしい試みなのかなって考えたりもするのですね。
    もちろん成人男子も読めますが、基本的にちゃおは女の子のものなので過不足なく必要だけ踏み込んでいるのでしょう。

    神様こそ出てきますが、作品全体の心理面でのリアリティが高めだったりするのも面白い。
    登場人物たちがその性格に沿った行動を取る蓋然性(確定ではないがそうである可能性)が高い。
    つまりキャラが立ってるということなのかもしれません。主要人物三名はそれぞれの性格に従ってはっちゃけることもありますが、基本は真面目で素直ないい子たちなので応援できるってのもありますね。

    主人公の上杉ケースケにせよ、無鉄砲で自分のことになると途端に無頓着にはなりますがバカな子ではありません。
    冒頭で申し上げた通りけっこう周囲を見てるのが、ほとんど接点のなかった女子グループの一員として振る舞う上での処世術になってるように見受けられます。けっこう聡い子だなーって思って読むことができてます。

    話は変わって、表紙にも採用された入浴付きの校外合宿で発生した、彼氏(じゃない)の服を着ての袖あまりは胸キュン(古い)でドキワク(もっと古い)かもしれません。もちろんそっちも、私の心の中の少女がわーきゃー言ってました。
    けれど私個人の紳士淑女たる部分は、ケースケたちの細かいところの立ち回りにこそ思いを馳せてましたね。

    それと、女子中生も男子中生も好きな恋バナに目を向けるのなら。
    今回は瑛人に比較的手番を譲った風である「のえる」の方も見逃せなかったりします。
    ものすごく自然体に、性別の壁を越えてケースケを好きになってそうな強かさを感じちゃいます。
    いかんせん、恋の行方が読めません。のえるのストレートにロマンチックなアプローチにやられました。

    瑛人の方はわりとわかりやすいんですけどね。
    さらにわかりやすいケースケはふたりに挟まれることでわかんなくなっていく寸法なのですね。
    わかります? えっと、わかるのか、わからないのか、自分でもどっちでしょうね。

    と。そんな自問自答はさておいて、二巻ということもあって急ぐ必要はないにしても波乱が待っていそうではあります。
    ちゃおの冠の重みがある以上、どこまで踏み込んでいくのか、三人を成長させるとしてどのくらいのスパンになるのか、女児であった経験のない私にはなおのこと読めませんが、さっそく三巻以降も気になってしまいました。

    いやまぁ、女児であった方やなった経験のある方ならいっそうわかるかは、輪にかけてわかりませんけどね!
    とまれ売れ行きも好調なことですし、続刊に期待です。わかるわからないはさておいて、この状況を楽しみましょう。
    王道三角関係と思春期のゆらぎをこの完成度で出されたことに戸惑いつつも、めっちゃ応援してる私がお送りしました。

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