からかい上手の高木さん 20 画集「卒業アルバム」付き特別版 (ゲッサン少年サンデーコミックス)

山本崇一朗

• 小学館 (2024年1月12日発売)

作品紹介・あらすじ

『高木さん』最終巻 画集付き特別版！

大ヒット“からかい青春コメディー”完結20巻の特別版は、画集 卒業アルバム付き！

特別紙に金箔押しの表紙に、高木さんと西片の卒業写真を思わせる山本崇一朗先生描き下ろしの題箋を貼り込んだ重厚なB5判型上製本！
本文はオールカラーで極厚の272ページ！ 単行本カバーイラスト、ゲッサン本誌表紙イラスト、漫画本編カラー原稿、アニメパッケージ特典用の描き下ろし漫画など各企画用に描き下ろされたカラー漫画の数々、SNS用に描き下ろされたイラストなどなど、数多のカラーイラストを収録で特製スリーブ入り！

最終巻だからこそ実現した、ファン必携の超豪華画集！！

感想・レビュー・書評

[箱もんじゃさんの感想 · 2024年3月2日]

終わった。
ただなあ、最近の巻の中ではまあいいとしても、最初の頃と比べるとやっぱりなんかなあという気がする。
15巻くらいまでは普通に楽しかったんだけど、どの辺から違和感が出だしたか、西片が恋を意識してしまったからかどうも好きになれなくなってしまった。

おまけに他人が未来の話も描いてしまったので、もうそういう楽しみもないんだよな。
本来なら完結後に元高木さんを作者がやるのがいちばんよかったのに、既に全部他人の出来の悪いスピンオフが潰してしまった。
おまけにこれから恐怖の実写公開…セ○シーも真っ青の小学舘らしい展開になっている。
連載全部終わって続編も潰され、作者はこれからどうするのか…それを考えると憂鬱になる。
余計なお世話だろうが無事を祈りたい。

アルバムはカラーイラスト集。
表紙や本誌に掲載されたらしいものなど大量。
こうしてみると確かに卒業アルバムにふさわしい切り取られ方になっている。

ただ本が分厚すぎて気軽に見るにはちとかさばりすぎかな。
漫画も読みにくいし。
チョコ漫画はまあ面白かったけど、単行本サイズで収録してほしかったなやっぱり。
たまに椿とかうるし先輩とかキョーコもいるが、こんなの見ているとほんとに山本崇一朗がいなくなってしまいそうで怖いわ。
ものとしてはまあいいと思う。
高いけど。