村上朝日堂 (新潮文庫)

  • 新潮社
3.57
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本棚登録 : 2347
レビュー : 192
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001326

作品紹介・あらすじ

ビールと豆腐と引越しとヤクルト・スワローズが好きで、蟻ととかげと毛虫とフリオ・イグレシアスが嫌いで、あるときはムーミン・パパに、またあるときはロンメル将軍に思いを馳せる。そんな「村上春樹ワールド」を、ご存じ安西水丸画伯のイラストが彩ります。巻末には文・安西、画・村上と立場を替えた「逆転コラム」付き。これ一冊であなたも春樹&水丸ファミリーの仲間入り!?

感想・レビュー・書評

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  • 2019年13冊目。

    素晴らしく脱力させてくれるエッセイ集。この「人生の足しにならない感」が、敬意を抱くほど心地いい。そこに輪をかけて、安西水丸さんの脱力イラスト。描きづらいイラストにするためだけに豆腐を話題にしたエッセイを続けて書くような村上春樹流いたずらも最高。

    1テーマにつき、文章が2ページとイラストが1ページ。村上春樹さんのリズム感の良い文書に乗っかって、ノンストレスで延々と読めてしまう。ときどき毒気が入ってくるのもやみつきの一因。人生において役立つかは定かでないテーマばかりだけど、文章を読む楽しさを思い出させてくれる意味で素晴らしい良薬。

    途中までは夜寝る前にダラダラと読んでいたけど、後半は間違えて昼間の生産的な時間に読んでしまった。「間違えて」と言ってしまいたくなるほど、「さて読書するぞ!」と思って読む本ではない。これは間違いなく、ダラダラと読む本だ。そしてダラダラと読むのであれば、こんなに適した本はないのではないかと思う。

  • 村上春樹はエッセイの方が好きですね。朝日堂シリーズ。1作目が一番ですね。
    時間のかかるステーキより、すぐ食べられる枝豆的な。
    水丸さんの脱力感ある絵も良いです。
    気楽になりたいときに読めます。
    一躍有名になる前の頃の作品で大のお気に入りでした。
    どーでもいいことしか書いてないんだけど
    気分転換で再読したりしました。
    ノルウェイの森あたりでバカ売れしたら手の届かない人みたいになってなんか残念な気分になりましたねえ。

  • エッセイ。しかも村上春樹と安西水丸のコラボ。
    村上春樹さん周辺のいろいろが気楽に書かれてて良いです。

    辞書買いかえるの好きです。百科事典、思い切って就職したとき買ったわ、そう言えば。

  • 2014 3/9

  • 『日刊アルバイトニュース』に連載されていたエッセイ。2ページの分量という制約のなか短サイクルで生み出される創作物に凄みを感じるものの、著者が別の作品で語っていたような「物語に成らなかった物語の澱」みたいなものなのかなと思った。読み易く消化抜群だが、後味めいたものは覚えておらず。安西水丸氏との(日本独自の文化の)対談は緩くてなかなか好きだ。

  • 「あたり猫とスカ猫」猫にはあたりとスカがあるという。外見ではわからず、血統もあてにならない。何週間か飼ってみるとやっとわかる。村上氏の経験から、あたりにめぐりあう確率は3.5匹から4匹に一匹だそうだ。私が猫だったら間違いなくスカになるだろうから、ペットとしての面白みは足りないけど、スカに共感。

  • 近くのスポーツセンターで、エアロバイクをこぎながら延べ4回かけて読了。

    一言で言うと「ウィンナ・シュニッツェル食いたくなった」ですな。

    こういう雑文集は好きです。

  • 再読日 19931219 19960814

  • -108

  • この後大人の工場見学が流行しませんでしたか?小学校のPTAでも、母親教室で工場見学が目白押し、行きたいけど、忙し過ぎて行けない毎日を過ごしていた事をふと思い出す一冊。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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