世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9510
レビュー : 728
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001357

感想・レビュー・書評

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  • ちょっと現実的なファンタジーで、色々おしゃれで、複雑で…でも楽しめました。とくに後半の「私」が自分の時間がもうないとわかってから…一気に読めました。

    読んだあと、「僕」が世界の終わりから脱出していたら「僕」として「私」私の世界を生きることができたのだろうか…世界の終わりの図書館の女性はピンクの子・「私」の世界の図書館の女の人・元嫁・どれ(もしくは全部)からできているものなのだろうか、そもそも世界の終わりと僕の世界はどっちが現実なんだろうか、などなど色々…ついつい思ってしまいました。

    時間をおいて何回か読み返したいです。

  • ついに最後まで客観的に読み終えた。話は上下巻通して盛り上がりがなく終始低いテンションを保ち続ける。すべての登場人物に感情というものがないのはストーリー的に狙ったものだろうか。

  • 再読 19930202 19990725

    再読が今回で2回目?という気もしないではない(もっと読んでいるような気がしたので)。

    ■2つの物語が同時に進行していき、やがてシンクロするという構成が何ともいえず良い。

    ■図書館の(そして胃拡張の)女の子のキャラクターがよい(村上春樹の小説に出てくる女性のキャラクターはなぜかみんな僕の好みにあう)。

    ■全体を長い小説にしようという書き込みが[ハードボイルド]の随所に見られるような気がする。

    ■読み直してみると、[世界の終わり]が<私>の意識の核の中にあるということは随所にちりばめられているじゃないか。

    ■世界が終わるときに流れているのがボブディランというのがいい。こういうのを読むとディランをもっと聴き込まなければという気になってしまう。
    ★5
    19990815

  • 最後なぜ、世界の終わりの主人公は捨てきれなかった?ハードボイルドの方の意識はどこへ?世界の終わりと合体するの?
    分からないところが多いけれども、最後明らかになった自我、こころ、獣、世界の成り立ちのところ素敵だった。

  • 2018/03/14

  • 最後まで意味のわからない不思議な世界だった。

  • 傑作だ。

    なんというか、しばらく世界観から抜け出せなくなるような傑作だった。

  • やみくろの棲む世界で老科学者に逢い、真実を知り、余命幾ばくもない私。弱った影との会話と手風琴の音から自分の居る世界が何なのか分かるようになる僕。二つの物語が結末を迎える。

  • 自分は洋楽はほとんど聞かないし洋楽の曲名も歌手の名前もよくわからないけれど村上春樹を読んでいるとなぜだかいつも聞いたことのない洋楽が頭の中に流れている気がする。
    いつもそうだけど今回も村上春樹のメッセージはなんだか難しすぎて自分には届かなかったけどページを捲っているだけでなんだか不思議な別世界へ連れて行ってくれる村上春樹の世界観が好きです。
    ゆっくりと何度でも読み返したい物語でした。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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