世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド〈下〉 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 9509
レビュー : 728
  • Amazon.co.jp ・本 (347ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001357

感想・レビュー・書評

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  • ゆったりとした物語。
    何年かぶりに読んだけれど、
    改めて思います。
    僕はこの小説が好きです。

  • 全体的な食事の描写とか生活の描写は好きやけどなんか盛り込みすぎでは感ある。あと最後がすっきりしないなー

  • 「世界の終わり」と「ハードボイルド・ワンダーランドという」二つの世界での二つのストーリーが進み、徐々に絡まっていく。
    僕らの意識の中に、世界はたくさんあって、パラレルどころじゃない、複雑な世界観を作っているのかも。
    極めてSF的で、主人公がいい男なのかそうじゃないのかもよくわからないけれど、なんとなくロマンチストで、少年向けと感じる。

    入り込んだ己の世界から、出て行こうとするのか、あるいはまたさらに奥に入ろうとするのか。「世界の終わり」の最後の問いは、極めて普遍的な迷いなのかも。

  • 16.8.9

  • 裏表紙に「村上春樹のメッセージが、君に届くか⁉︎」とあったけど、…届かんかった。終わり方がわからん。

    綺麗にどんどん表と裏(?)の世界が近づいてきたのに最後に残っちゃったのはなぜ?影はどうなっちゃうの?

    すごくスラッと読み進めていけて、すごく楽しかったのに、最後でつまづいてしまったよ。振り返っても道はない。いつかわかる時がくるかしら?

  • なんともすっきりしない終わり方で、結局何が言いたいのかわからないままだった。

  • 2ヶ月程かけて、上下巻をちまちまと通勤のお供に。短編で慣らした後の、初の村上さん長編作品です。

    誰の名前もないことに、途中まで違和感なくて。それが逆にキャラクターを際立たせているのかなと。素晴らしいです。
    個人的には、この人の書く人物は日本人っぽくないイメージ。なのに日本の地名とか出てくるし、そもそも設定が非現実的だし、終始不思議な世界観でした。

    2つの世界がどう繋がるのか、回路云々の話まで全く分からず。でも徐々にリンクしていく感じが心地よくて、切なくも美しい。

    にしても、世界の終わりの図書館の女の子にあたるのはどっちだったんだろう。やっぱり同じ図書館の彼女?

    完全なハッピーエンドを書くイメージはなかったので、最後はやっぱりかという感じではありましたが、とても面白かったです。
    きっと村上さんが伝えたいことの半分も読み取れてない気はしますが、楽しめたので良し。

  • 名前のない登場人物

    僕、ピンクの太った女の子、博士、図書館の女の子、チビ、大きいの、
    影、大佐、門番…

    名前がないのは、僕、がそれだけ他者に対して興味がない、ということ?

    計算士=デジタル。合理的。

    ハードボイルドワンダーランドでは、心を隔離して生きて
    世界の終りでは、心を殺して生きる

    全てが僕なら、最後に心が生まれた女の子は何なのか
    生きたいという思い?何の心?

    村上春樹さんの本は、スジ以外の、
    日常の何気ない行動や思考が、
    とても面白い。

    そういうことに気づけるようになった自分の発見もまた面白かった

    さんぶんにて

  • よかった…!と言う言葉しか出てこないわけですが、、、
    ハードボイルド・ワンダーランドのSF要素、
    世界の終わりでの影との対話…
    永遠の生なのか死なのか…
    この世界で自分を捻じ曲げて生きるしかなかった私が、
    もう一つの世界で下した決断…
    胸に迫ってくる。。。
    ノルウェイの森と1Q84読んで「なぜこんな人気なの?」って思ってたけど…
    わかりましたー( ;∀;)

  • 「ハードボイルド・ワンダーランド」が現世で、「世界の終わり」は私が作り上げたユートピアということなのだろう。オイラ、「世界の終わり」は居心地が良さそうだと感じた。心がある故の煩わしさを感じるからだ。心が楽しい、嬉しいとかばかりを感じるのならいいのだが、実際には憎しみ、恨みのような薄暗いものもたくさん持ってくる。人と接していれば、好意を持つこともあれば、憎悪になることもある。憎悪になるくらいなら必要以上に人と関わりたくないと思う自分がいる。ひとりでいる方が気が楽とも思う。でも、やっぱりひとりきりはさみしい。「陽気に生きてくことさえこんなに難しい」って小山卓治も歌ってたっけ。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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