村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 2001
感想 : 123
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001364

感想・レビュー・書評

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  • 週刊朝日連載の村上春樹氏エッセイ集。村上氏の肩の力を抜いたアンニュイな文体(それでも読ませる文章なのは凄い)と安西水丸氏のこれまたアンニュイなイラストがよくマッチしている。ただ文庫本であえて読む程の内容かと言われると、、まあそこはあれだ。週刊誌のいちコラムが本来いるべき場所かもしれない。(村上春樹風)

  • 春樹作品にしては珍しく星2つで。
    いつものごとく面白いのは面白いのですが
    エッセイとしてはやはり古過ぎてついていけない部分が
    多かったのでやはり今更読むものではないなと
    感じてしまいました。

    まぁ村上春樹の意外な側面を知れる部分は
    多々あるのですが。

  • 「自分はきわめて限定された能力しか有していない惨めな人間存在であるという自己認識なしには禁煙は成功しない。」


    村上春樹のエッセイは過去に「遠い太鼓」と「やがて哀しき外国語」を読んだことがあるけれど、そちらの方が良かった。
    おそらくこの本は最も古い時期に書かれたもので、彼自身の 言葉にできないものを言葉にする 能力が完熟していなかったのではないかと推測する。

    学生のうちに奥さんと出会って結婚して、就活せずにジャズ喫茶を立ち上げて、小説家になっただなんて、よくよく考えると面白い経歴。後から振り返った時に満足できる生き方のように思える。
    更に、このエッセイで新たに分かったのは、主夫をしていた時期もあるのだということ。私も主婦の時期が一度くらいは欲しいな。
    ちなみに、村上春樹の奥さんは細くてかわいいらしい。それが事実かは知らないけれど、彼が女房をとても好きであることはこのエッセイからもよく伝わってくる。

    彼のエッセイには 早稲田で教えてもらったことなどない 的な主張が頻繁に出てくる気がする。私は色々教わった気がするんだけどな。授業からよりも環境から学んだことの方が多いかもしれないけれど。

  • 前よりおもしろくなくなっちゃった・・・

  • 2007.1

  • 時代を感じるな、今読むと。<BR>
    『人間だったらよかったのにねぇ』ってコピーをTVで観たことのある世代の人で、果たしてどのくらいの人が当時から今もハルキファンを現役で続けているのか、統計取ったら面白いかも。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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