村上朝日堂の逆襲 (新潮文庫)

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レビュー : 101
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001364

感想・レビュー・書評

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  • ■書名

    書名:村上朝日堂の逆襲
    著者:村上 春樹

    ■概要

    村上春樹さんのエッセイ集

    ■感想

    久しぶりの村上さんのエッセイです。
    この本だけ買って読み忘れていました。

    相変わらず、面白いです。
    文章が上手い人のエッセイ集は読みやすいのでいいです。

    内容としては、日常や村上さんの考え方はつづっているだけですが、
    小説とは全然違う文章がそこにはあるので、村上さんを色々と知り
    たい方にはお勧めの本です。

    本作以外にも、かなりのエッセイ集が出版されています。
    どれでも気軽に読めるものなので、少しの時間つぶしには、持って
    こいの本だと思います。

    ■気になった点

    ・ただ単にいつも違ったことがあるとうれしいのである。
     (いつもは何かあるところに、何も無いというマイナス状況の方が
     好みみたいである。)

    ・家族というのはーーーたとえそれが猫であってもーーーそれぞれ
     にバランスを取りながら生きているものであって、その一角
     がかけるとしばらくは微妙に調子が狂ってしまうものである。

    ・しかしヤクルトを応援することによって得ることの資質もない
     わけではない。それは負けることに対する寛容さである。

    ・自分の経験したことない肉体的痛み、苦しみというのは正確
     には想像することが出来ないのだ。

    ・僕なんかたまに結婚式に呼ばれたりすると、会場の左右に分か
     れて並んだ両家の親類の顔つきやら体格やらをひとつひとつ
     見比べて暇をつぶしている。そういう機会があったら是非一度
     試してみてください。絶対に面白いから。

    ・人は必ず間違いをする。

    ・「こんなところでミスするわけはない」という頭があるから
     何度チェックしても間違いは発見できない。

    ・恐怖を感じない人に恐怖の質を説明するのは至難の業である。

    ・悪い批評というのは、馬糞がいっぱい詰まった巨大な小屋に似
     ている。

    ・世の中の65%ぐらいは"ジョークとしてみれば面白い"というエリア
     に収まってしまうのである。

  • 前作の方が面白かった。酒や食ネタがもっと欲しかった。

  • 映画、しかも観ている映画が意外にB級ものが多いことにびっくり。この辺にも例えば元東大学長の(偉そうな)某批評家からすると気に食わん遠因がありそう。
    って当方の映画遍歴と結構似通っているところもなくはないので、当方などまさに取るに足らん輩と鼻で笑われそう。まっ、気にはしとりませんがね(まさに負け惜しみ・悔し紛れか)。
    それにしても見事なまでにこの本の内容(も)覚えてませんな、何て経済的な特質でしょうか、感謝感謝??

  • はいほー!よりも脱力気味

  • 最近は村上朝日堂をよく読んでいるが、日々のありふれた生活が実はいかに発見に満ち溢れているかということを思い出させてくれる。まだインターネットもなかった80年代、世の中は今よりもっとゆっくりで楽観的に進んでいただろうし、こういうものも日向でのんびり読めただろうが、今や世の中ブログ、SNS全盛。しかし、媒体こそ違えど、エッセイは時代を切り取るものであり、日々の気づきを書きとどめていくことはやがてかけがえのない時代の懐古に役立つものになるだろう。にしても、安西水丸のせいで村上春樹の顔はあのイラスト以外に考えられなくなっている。

  • 磨耗した精神を回復させるには軽い文章がうってつけ。 ということで、村上春樹のエッセイを。 おなじみの安西水丸氏のイラストは心を和やかにしてくれる。 村上春樹の語る文章は、私に生きた心地を取り戻させてくれる。 このエッセイはなかなか面白かった。 巻末の二人の対談がまた面白い。 この二人本当いいコンビだよ。 2010/089

  • まだ30代のムラカミさんですが、エッセイのテンションは全然変わらないですね。
    今も昔も、ノルウェイの森の影響がどれだけ良くないものだったのか、はしばしから読み取れます。
    当時の文壇って、よほどろくでもなかったんですね。

    13.03.25

  • 3/19読了

  • 2012年7月4日読了。村上春樹のエッセイ+安西水丸によるイラスト。飛行機で喫煙か禁煙か席を問われ「Cancer Sheet」と答えたというエピソードに時代を感じる、80年代は飛行機も喫煙可能だったのか、そうだったよなあ・・・。春樹氏のエッセイは私は基本は好きなのだが、まだまだ氏の文章・発想がこなれていないのか、面白みがいまいちな気もする。安西氏のイラストもうまいのか下手なのかよくわからない・・・。村上春樹の似顔絵は、うまくておもしろいと思うが。

  • 知的で軽快でユーモラス。こんな大人ちかくに欲しい。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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