日出る国の工場 (新潮文庫)

  • 新潮社
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本棚登録 : 921
レビュー : 69
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001371

作品紹介・あらすじ

ある時は牛に蹴飛ばされそうになりながら「牧場」を歩き、またある時は新郎新婦になりきって「結婚式場」を取材する。その他、「人体標本工場」「消しゴム工場」「コム・デ・ギャルソン工場」「コンパクト・ディスク工場」に「アデランス工場」と、好奇心で選んだ7つのを、自称ノン・フィクション作家、春樹&水丸コンビが訪ねます。イラストとエッセイでつづる、楽しい訪問記。

感想・レビュー・書評

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  • 数十年昔の工場見学なのですが、村上さんの視点が楽しくて気になりません。小岩井農場行きたい。人体模型工場行きたい。アデランス本社行きたい。剛毛多毛だけどカツラ作っちゃうかもしれない。

  •  初出1987年という古い本。村上氏の卑近なたとえ、水丸氏のほんわか図画、とともに7件の工場の見学記。CDとコム・デ・ギャルソンの話が特に面白い。専門家ではない人の独特の視点もわかるし、もっと突っ込んでくれ、という独り言も言えるなど、すぐ読み終わるものの楽しい本。30年以上前とは思えない新鮮さもあり、読んでよかった。もうすこしボリュームがあるとさらに良かったかも。

  • 再読 19951226 11111111

  • これは井上ひさしを彷彿とさせる哲学書である。
    セックスを覚えた少年の様に清く正しく美しいのである。
    中でも、小岩井農場の巻は泣けた。私が丑年であるのが原因かも?知れない。この村上春樹が今や万年、ノーベル賞文学賞の候補者である。今年、それはカズオ・イシグロ氏が受賞した。

  • もう四半世紀前に出た本です。安西水丸さんがお亡くなりになられてこういうコンビの本は、もう決して生まれないのだと思うといても立ってもいられなくなり買い求めました。工場見学ルポですが、例によってカラーイラストが散りばめられてパラパラ捲っているだけでも楽しい本。結婚式場の見学では、この頃の典型的な披露宴の例が載っていますがやはり時代を感じます。バブルの名残りがありますが、賑やかでこれもまた良さがあるなあと思ったりしました。最後のアデランスの会社や工場の見学は、あちこちで笑えました。村上さんの解説が可笑しいのかも…それにしてもこの頃は半ズボンを履いていた!とても若かった村上さんなのでした。

  • いわゆるMade in japanを誇るような内容とは一味ちがう、派手さはなくとも堅実な成果を上げ続ける工場を見学記。コムデギャルソン目当てに読んでいたのだが、結局どの話も興味深く読めた。

  • 54/351

  • 当方自身、直接経験がないためあくまで「何となく」ですが、バブル時代の空気で満ちているようなないような、、、根拠は何かと問い詰められても答えを持ち合わせていないので悪しからず。
    でも敢えて言うなら、その明るさというか能天気さでしょうかね。取材側も取材される側もまだ迷っておらず、ゆるい感じが自然に醸し出されている。村上春樹・安西水丸(そして岡みどり)の掛け合い含めてね。
    多分こういう雰囲気は今の日本では出せないんだろうと思う訳です、はい。

  • けっこうしっかりと工場をみてる。
    おもしろい。

  • 村上さんのエッセイは好きなんだけど、こちらは結局全て読まなかった。工場見学の日記のようなかんじです。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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