ランゲルハンス島の午後 (新潮文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (112ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001388

感想・レビュー・書評

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  • 金曜の仕事帰りに本屋をぶらぶらしていて発見!ずっとブクログの本棚に入ってた本。

    1984年のCLASSYに連載されてたらしい。年月経っても根本的な興味や日常の捉え方って変わらないのかも。なんでこの人が書くと日常がこんなにお洒落になるのか。エッセンスを取り入れたい。

    ちょっとした人生を素敵に送るコツみたいなのが豊か。

    またのんびりした午後に読みたい。できればランゲルハンス島で。

    2020.10.3

    再読。半身浴で。小確幸。
    2021.4.1

  • ランゲルハンス島の午後。一度きいたら耳から離れなくなるようなタイトルだと思う。きっとそこは春の匂いがして、あたたかで、遠くどこまでも海が広がる場所。
    小さくはあるが確固とした幸せのひとつ(小確幸)。ホテルから見下ろせる女子高生の遅刻。地図を描くのが大好きな村上さんにいつか地図を描いてもらいたい。
    安西水丸さんによるカラフルな挿画がとても鮮やか。物が散らばったままの机上のイラストは、主が席を外してからのままずいぶん時が経ってしまったかのような寂寥感がある。”不在”を強く感じさせる。

  • 見開き1ページ×25話のイラスト入りでとても読みやすいエッセイ。30年以上前のCLASSYで連載していたとのことで、テーマが買い物だったり、オフィスだったり、たしかに女性がとっつきやすいテーマが多いかもしれません。
    そしてタイトルの「ランゲルハンス島」について知ったときに唸ってしまいました。そんなタイトル誰も思い付かない。さすが村上春樹です。

  • 1984年の「CRASSY]の創刊から2年間連載されたエッセイ集だそうです。
    今読んでもちっとも退屈ではない。
    安西水丸さんの絵が加わって、いっそう楽しい。

  • 一九八四年六月から雑誌CLASSYに連載されていた村上春樹エッセイ。安西水丸の挿絵付き。村上さん三十五歳くらい。バブル崩壊前だし(?)女性誌だし(?)めっちゃ軽い。「こういうことをする女の子って僕はセクシーだと思う」「こういうとき、ハルキさんたらかわいい、なんて若い女の子が言ってくれるならいいものだけど」など、女の子気にしすぎ!というものもあれば、ユーモアあふれる表現にクスッと笑っちゃうような箇所もある。ちょいエロでおしゃれなスカしたおじさんといった芸風のエッセイにいろんな感想を抱いたところで、安西水丸の見開きドーンの明るい絵が飛び込んでくるところがすばらしかった。

  • 日常ってお洒落なんだなぁって。
    村上春樹は文章がとても上手い

  • これおもしろいのよ。

  • そうだ、昔もこの本を読んで私もこんな文章を書きたいと思ったことを思い出した。たまに自分の考え、気持ちを整理するために短い分を書くが、そんな習慣が身に付く一因にもなった一冊かな。
    エッセイを読み返すことなんて無いが、昔の春樹氏の文だけは繰り返し読んでしまう。読むとリラックスできる文章。

    ウイスキーはストレート派だが、ロックを飲みたくなった。

    小確幸を探すのは楽しい。仕事後のビール、寝そべって読書、季節の野菜

  • 春から夏にかけて、暑くなる中、読んだ。安西水丸先生のイラストが涼しげで、同じ電車に乗る人たちに見せびらかすように、読んだ。

  • しばらく本離れして映画ばかり観てたから、久しぶりに短編エッセイを。昔の村上春樹、好きだな〜〜〜

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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