雨天炎天―ギリシャ・トルコ辺境紀行 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001395

感想・レビュー・書評

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  • 本作が出版されて20年弱。実際にトルコの地を踏んでみたが、作品の中に描かれている埃っぽさがあまり感じられなかった。
    「埃っぽさのある旅行」を求めるならば、経済発展を遂げつつある今日のトルコに行くよりも、本作を読んで頭の中で疑似旅行に浸るのがいいかも。

  •  

  • 村上春樹は紀行文も何冊か書いているし、なかなかいい。
    そういえば、彼の小説の中にも、そういう場面がある。
    どこかの町のホテルで、または海の畔で、のんびり寝ころびながら、一日本を読んでいるのだ。
    そういう旅行もたまにはいい。最高の贅沢だ。
    ギリシャとトルコ、人があまり行かないところに、村上春樹は行く。
    そして、人とは違う楽しみを見つける。

  • 08012

  • ギリシャ・トルコを汗まみれ埃まみれになりながら旅する村上さんの旅行記。
    村上さんの眼を持って世界中を旅したらきっと面白いだろう。

  • とてもハードな旅行記ですが、
    なぜかものすごく旅気分を刺激されます。

  • 春樹さんの旅行記のなかで一番好き 冴えてる。

  • これも、ハード加減が良い。
    何もそんなに・・・。と思いながら
    半分うらやましく、読む。
    昔読んだ。

  • -でも何日かたつとアトスが不思議に恋しくなった。(中略)そこでは人々は貧しいなりに、静かで濃密な確信を持って生きていた。(中略)猫でさえ黴付きのパンを美味しそうに食べていた-

    ギリシャ正教会の支配化にあり、女人禁制のアトス半島修道院廻りと、トルコ21日周遊旅行のお話。人とのかかわりのエピソードが薄いせいか、いまひとつ引き込まれないまま終わってしまった。禁欲的な世界での、過酷な旅のせいかも。偉大なら退屈と過酷さのせいで、この半島に引き返したくなる気分はわかるようなきもする。ま、なにせ、アトス半島は女人禁制だし、女子にはわかりにくい世界かも。そういう意味でも、女子は、この本を読んで男子ワールドを垣間見るのも一興。

  • む−5−9

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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