ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 17219
レビュー : 1160
  • Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001418

作品紹介・あらすじ

僕とクミコの家から猫が消え、世界は闇にのみ込まれてゆく。-長い年代記の始まり。

感想・レビュー・書評

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  • 不思議な人たちがたくさん出てきました。
    ねじまき鳥も変わってるのでしょうね。

    深い井戸と、そこに底まで差し込む光。
    深ければ深いほど、差し込む光はほんの一瞬。
    それで何が変わったのか。
    なにもかも、だったのかもしれない。

    しかし、怖い。怖すぎる。トラウマになりそう。

  • 久しぶりの村上春樹の長編。
    じっくりと読んでいきたい。
    なぜ、ノモンハン事件を村上春樹は描いたのだろうか。

  • コロナ騒動の直前に、舞台版「ねじまき鳥クロニクル」を鑑賞。その衝撃冷めやらぬ中、何度目かわからない再読。
    以下、実況風ひと口メモです。

    「ねじまき鳥クロニクル」再読、その1

    「人間の運命というのはそれが通りすぎてしまったあとで振り返るものです。先回りして見るものではありません。」
    (「間宮中尉の長い話」より。)

    間宮中尉の長い話。この章を読むためだけにでもこの小説を読む価値がある。と、私は思う。

    舞台では、吹越満さんが、かなりの程度原文通りのスーパー長台詞をめくるめく照明効果のなかでひたすら独白した。

    このシーンを見るためだけにでも舞台を観に行く価値がある。と、私は思う。

    まだ第一部。まだまだ楽しめるぞー

  • 村上春樹にハマったきっかけになった本‼
    めったに本は読み返さないけどこれは二度も読みかえしてしまった
    村上春樹の作品には本当に不思議な魅力を持った女性が出てきます。
    ヴァン ヘイレンの黄色いTシャツを古着屋におもわずさがしに行っちゃいました
    好き嫌いがハッキリ別れる作品だと思います

  • 前半ののんびりした雰囲気何一転して
    後半の間宮中尉の体験談があまりに壮絶すぎてこの本の感想はそれだけしか残らなかった。
    特に山本が生きたまま皮を剥がれて殺される描写はあまりにもえぐすぎて夕飯までに食欲が戻る自信がない。
    とりあえず気になるんで第二部へ。

  • 自称ハルキスト
    といっても、とにかく文句なしに面白い
    ハマった作品

  • 2013年第一弾本。
    細かく言うと、年末から読み進めてたから年越し本ともいえる。

    実は2回目。

    だけど、他の春樹本がすべからくそうであるように
    一回目より二回目、二回目より三回目の方が面白く感じた。
    あるいは理解が深まった、というべきかも。

    第一部で強く印象が残るのはやはり、
    間宮中尉の話だ。
    それほどの細かな描写があるわけではないのに、
    太陽を背に絶望を持ってこちらを見下ろすロシア人将校が見える。
    モンゴル軍人の卑猥な薄ら笑い、
    顔にまとわりつく砂利、
    将校の清潔で瀟洒な靴の硬さ。

    気が遠くなるほど広い砂漠、
    井戸の壁の冷たさ、
    『光の洪水』と例えられた陽光の強いエネルギー。

    それらを、そこにあるものとして感じられる。

    読書の醍醐味が全てここにある。

    人生の真の意義とはこの何十秒かだけ続く光の中に存在するのだ。

    この言葉が、一番残ったかなー。


    小説を読んでの考察とかはあまり好きではないのですが、
    カフカしかり、他の作品しかり、
    『何らかによって一度(物質的にではなく)死んでしまった人たち』
    がやはり出てくるんだなーと。
    死と生の間の存在というか。

    こういった人たちが出てくる度に、
    村上さん自身の身の置きようというか、
    一体いつもどういった精神状態で作家活動をしているんだろう?
    と、思わずにはおれません。

    カフカにおけるさくらのような、礎のようなものがあるとしたら何なんだろう?

    どうやってこの世界との折り合いをつけているんだろう?
    そのくらい、読者も世界に引きずり込まれてしまうので。

    そんなようなことを思いつつ、第二部にいってきます。

  • たとえ周りの理解が得られなくても、私は村上春樹の作品がやっぱり好きだと自信を持てるきっかけとなった一冊。

  • 『人間の運命というのはそれが通り過ぎてしまった後で振り返るものです。先回りして見るものではありません』(P325)

    本田伍長の予知能力に加えて、笠原メイの人生観(P249)が、人生の苦痛やペシミズムを助長させる。マルタとクレタや綿谷ノボルなど、まだ謎に満ちたピースが散在している状況だが、どの要素をとっても非常に暗い。ただその暗さがあっても、パズルの完成系が待ち遠しくて続きが気になるのが、村上春樹の長編小説の特徴である。

    続きが気になる。

  • 謎に読んでなかったから、読み始めた。
    わ〜〜
    目次からして、春樹すぎる〜!最高〜!
    平凡な日常からスピリチュアル要素が加わりつつの様々なことが起こっていく展開、春樹すぎる〜!
    最後の間宮中尉の長い話も最高最高〜!
    って感じ、2部と3部もたのしみ

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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