ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 12802
レビュー : 619
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001425

感想・レビュー・書評

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  • なんかはっきりしない内容なんだが、飽きもせず読み進めてしまう、それが村上春樹のマジックか?

  • 戦争部分は全部飛ばした

  • 時間をかけることを恐れてはいけないよ。
    たっぷりと何かに時間をかけることは、
    ある意味ではいちばん洗練されたかたちでの
    復讐なんだ。

  • 泥棒かささぎ編に比べると、あらゆることが動き出したお話になっている。
    主人公の周りのみならず、主人公の内面でもあらゆる動きがあり、すっかり引き込まれてしまった。特に井戸に入ってからのシーンは印象深い。

  • ちょっと難しい
    3部ではどうなるのだろう

    感想は3部で

  • 箱に突っ込まれた要素がだんだん整理されてきたが、いまだ回収できず。
    井戸の中で死にゆく”僕”の心情と、クミコからの長い手紙がとても印象的。

  • 物語はますます謎だらけの展開で、周りの人間も直接的なことは何も言わないし、少しだけ退屈した。

    でも村上ワールドに翻弄されて離れることができない。

    ショートカットの加納クレタはきっととってもキュートなんだろう。

  • 夫婦の再生にまつわる事について書かれた作品なのかと思いきや、根源的な悪との対峙と言った感じの、もう一つの流れが発生。人との距離感、そして破綻した人間関係に何を思うのか。散りばめられた隠喩のようなシーンの数々は読み手にとっての鏡になるんじゃないでしょうか。

  • ヤバイ

  • 第1部で微かに揺れ始めた世界は、大きな割れ目を生じさせる。

    妻の失踪を受け、岡田は井戸の暗やみの中に閉じこもり、考える。
    井戸とは、イドではないかと思う。
    流れが留まり、良くない空気を孕んでいるその場所で彼はイドと向き合う。

    心理学のことはまったく分からないけれど、そこで彼は怒りという本能を感じる。
    井戸の梯子を外したメイに対しても感じなかった怒りを、今度は外の世界に向けて暴発させる場面は印象的である。
    もう一つは、井戸から出た岡田に生じた肉体的変化である、顔のアザ。ふと、スティグマという言葉を思い出した。聖痕。

    また、加納クレタの役割も明らかになる。
    彼女もまた井戸に籠った後、何も身に付けない状態で岡田のベッドに戻ってくる。
    けれどクレタは、微笑みという心と、したいという本能を得て旅立ってゆける。
    クレタ、可愛い(笑)

    メイもまた、井戸に籠りぐしゃぐしゃの何かと対峙し、学校へ戻るという道を辿る。

    岡田を取り巻いていた者たちが、一人一人、自身と向き合っては旅立ってゆく。
    そうして、相変わらず澱みに嵌っている岡田にもようやく、何か、の感触を掴むことが出来たような末尾。

    最終巻に向かう。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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