ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.63
  • (1165)
  • (1269)
  • (2631)
  • (201)
  • (29)
本棚登録 : 12296
レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001432

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 主人公が夢と現実ともしかしたらほかの人の現実と夢とを行き来して互いの世界に影響を及ぼし合っているみたいに、想像すること、イメージすることって自分にとっての現実を変えるものだなーって改めて思う。
    小説で経験する世界も夢の中の世界と同じで自分でコントロールできないけれど、どんなストーリーに飛び込もうかってところまでは自分で選べて、そこに入ったとたん作家さんに導かれるがままに進む。そしてそこで作られた新たな記憶が、自分の夢とが現実とかに影響する。
    そんなことをまた漠然と思う。

  • 村上ワールド。解読が難しいが、先を読みたくなる。

  • 突然の電話のベルからこの不思議な物語は始まる。
    妻の突然の失踪。ありふれた日常の裏に隠されたもう一つの世界。

    この物語はすべてメタファーで成り立っている。
    支配や暴力、人を汚すものすべて。渇いた井戸、一瞬の光…
    どれもこれもが心に響いてくる壮大な物語だった。
    心を鎮めよう、強くなろう。
    私にそう呼びかけてくれるような、素晴らしい小説だ。

  • 平成31年1月から3月まで…
    図書館の本を借りて、返して、借りて、ようやく読み終えました。
    別に面白くなくて読めなかったわけではありません。
    忙しくて、こんなことになっちゃいました。

    とは、いいつつ、やっぱり一気読みしないと、いまいち盛り上がりませんね。

    本線とは別の
    子供の話やら、満州、ロシアの話やら、話がそれるからね。

    でも、このロシアの話がツラかった(;´・ω・)
    そんな地獄だったんですね。
    たぶん、死んだ方が楽と思う・・・。風邪ひいた時だって、苦しすぎて、死んでもいいかなって少し考えてしまうんですからね・・・

    暗闇の中の話が一体、どんな世界なのか、、、いまいち納得できないまま終息してしあった。
    クミ子さんも現れないし・・

  • 第1部、第2部のスピード感に比べると第3巻は少し様子が違う。夢の中でずっと浮遊している感じ。途中の挿話も夢の中の夢という感じでなんとも不思議な感覚に包まれる。終盤に向けて伏線が次々と回収されるか?というと、そうでもないので、読後もむしろ悶々としたままだ。もう一度読み返すると、印象が変わってくるのかもしれない。

  • 村上春樹の長編小説の中でも特にごちゃごちゃした話。さっぱし理解出来ないシーンもあるけど、それもひっくるめていい作品だと思う。ノハンモン事件の描写は圧巻。

  • 小説

  • 村上春樹という看板を外して、そこらの大学生が書いたものとして世間に出しても認められるだろうか?/ こんなので話を落としてるとは思えない/ 続編でもあるのだろうか/ 満洲とシベリアのくだり以外特に面白いとは思わない/ しかしボロカス叩くほどつまらないわけでもない/ 落ちていない話に納得しないだけでさ/ 笠原メイはかわいいけど/ ロシアの皮剥軍人と間宮中尉とアザの軍医と井戸の秘密とシナモンの夢のくだりはなにがどうなったのかほっといて良いのですか?

  • 個人の好みの問題だと思うけれど、やはりこの小説が好きだ。壁抜けがとても好き。

  • 第3部まで読みおわってから、この感想を書いてます。

    第1部まで遡って思い出すと、なんて遠くまで来たんだろうなと感じました。
    まさに年代記、色々な話が、色々な登場人物が、現れては通り過ぎて、そしてラストに至るといった感じです。

    途中の伏線の回収も何もあったものではなく、どれもこれも中途半端に話は終わり、ハッピーエンドもバッドエンドもなく、人によってはなんて不親切で救いようのない作品なんだと思うかもしれません。ですが、やはりこれが村上春樹の作品なんだと思います。

    第3部では、赤坂親子が登場します。ナツメグもシナモンも村上春樹作品には度々登場する完璧だけど厄介ごとを抱えている人物です。彼らは最後まで主人公の味方でいてくれます。
    あと牛河!1Q84の前に、この作品が初出してたんですねえ。もし映像化されたら(されないと思うけど)彼が誰にキャスティングされるか非常に見ものです。

全734件中 31 - 40件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)のその他の作品

村上春樹の作品

ツイートする