ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 12318
レビュー : 734
  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001432

感想・レビュー・書評

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  • ワタヤノボルはどこが悪い人なんだろう?クミコが岡田さんに話さない薄暗い秘密はなんだろう?加納マルタ、クレタ姉妹は何者だったんだろう?頭で理路整然と理解しようとしないで眺めるように読んだけど、わかりたい、答えが知りたいと思い始めた途端にこの物語自体がよくわからなくてなってしまった。3冊読み終えたときに得られるだろう感動や見返りみたいなものを期待するスケベ心が、感じることを邪魔したのかな?牛河とサワラの登場がオイラを安心させてくれた、存在がわかりやすくて。「みんなのレビュー」を読むのが楽しみだ。

  • 広敷を広げるだけ広げて畳むどころか「ごめん、これやっぱタッパーに詰めといて!」と宣告された気分になるような作品であった。
    読み手としての自分の理解力・想像力が欠如しているのかもしれないが、自分には村上春樹は合わないのかもしれないということを痛切に感じさせられた作品。

  • 途中まではそれなりに面白かったものの、ここまでの長編の結末にしては、何が言いたかったのか理解できなかった。
    読解力が足りないのか…

  • 第二部まで読んで、なんだこりゃ?状態だったので、第三部まで読んでみたが、やっぱりなんだこりゃ?状態だった。。
    現実世界と精神世界みたいのがつながってて、うんぬんって話らしい。
    戦争の描写は痛々しく、なかなか辛いものがあった。夜と霧を思い出す。

  • 村上ワールドの奥の深さに
    最後まで入り込むことはできませんでした^^;

    面白くなかったわけではありませんが
    場面や展開の速さに
    おいてけぼりを食って、最後まで追いつけなかった感じ?

  • 今まで良かったのに、これは少し中弛みを感じてしまいました。救いはメイの手紙。
    トオルの望んでいた結果ではないかもしれないけれど、クミコの望みは達せられたと思う。

  • なかなか難解な本だった。最後は意識の中で人を殺したら現実で死んでいたという村上春樹のいつものやつだ。後味が良いとは言えない。
    この作品ではねじまき鳥があちらの世界とこちらの世界を繋ぐ鍵だったのかな。

  • 笠原メイの手紙の一部が記憶にこびりついていた。時間というのはABCDと順番に流れていくものじゃなくて、てきとうにあっちに行ったりこっちに来たりするもの。そうだそうだ、こうだったんだって後になってよみがえってくるものもある、と。
    あとは「茶碗むしのもと」をレンジに入れて、茶碗むしができあがるのが当たり前だなんて思わないこと。中でいったんマカロニ・グラタンに変わっていて何食わぬ顔で茶碗むしに戻っているのかもしれないし、あるいは完璧なマカロニ・グラタンが出来上がるってこともあるんだ。そのほうがよほど現実的で、物事には一貫性を求めるべきではないのかもしれないと、そう思えた。何事においても。
    (以前のレビュー読み返したらまったく同じこと書いてて笑った。)

    そして間宮中尉の長い話のつづき。シベリア抑留で皮剥ぎボリスとの間にあったことのすべて。こんな強烈な話をちっとも覚えていなかったなんて、自分が信じられない。
    唐突にはさまれる少年のエピソードは何なのだろう?と思ってちょっと調べたら、シナモンの幼少期のエピソードでは?という解釈があって腑に落ちた。動いている心臓は父親のもので、シナモンが言葉を失ってしまったのは物語の呪術的な力によるもの。

    第2部から間が空いてしまいましたが、これでようやく読了。
    3年ぶりでしたがまるで何も覚えてなくて我ながらびっくり。暴力的で主体的な物語でした。
    (2018.11.8 再読)


    色々ぐちゃまぜに詰め込まれた割には最後はなんだかあっけなかった。
    彼の作品にしては本当に珍しく主人公が行動的で前向きで驚いた。
    悪、というものをテーマにしたとても壮大な物語だった。
    失踪した猫、バッド、枯れた井戸、湧き出た水、などなど何かを象徴するような物がたくさんでてきてとても心理学、哲学的な要素を感じた。

    笠原メイの手紙には共感できるところが多かった。
    茶碗むしのもとをレンジにかけたら、中で一度マカロニグラタンに変身しているかもしれない。私たちは茶碗むしのもとがそんなことになっているとはつゆほども思わずに茶碗蒸しを食べるのだ。
    確かに一度マカロニグラタンくらいになっている方がほっとするかもしれない。
    時間というのは順番に流れていくものじゃなくて、きっとてきとうにあっちに行ったりこっちに来たりするもの。
    どこか異世界に小旅行していたような気分だった。ようやく私もこちら側に戻ってこれたという気分。

  • この作品を読み始めてから3冊読み終わるまで、他の本を挟みながら、4ヶ月。

  • 第3巻にきて、またまた話が膨らんできて 縺れた糸はぜんぜん解けない有様
    ここまでくどくどしくない方が私は良かったかなー⁈ 現実と別の世界が常に交わってるし なんだこれ? もう訳わからないです。
    村上作品 幾つか読んできたけど、もうお腹いっぱいだわ!終了!

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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