夜のくもざる―村上朝日堂短篇小説 (新潮文庫)

著者 :
制作 : 安西 水丸 
  • 新潮社
3.41
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本棚登録 : 1178
レビュー : 115
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001449

感想・レビュー・書評

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  • シュールで、シュールすぎる、シュールな短編集。
    村上春樹さんは小説よりエッセイやこういう軽い話の方が大好きだ♪
    へんてこな話ばっかりなのに、ふとこれは村上春樹さんの周りのほんとの出来事なんじゃ…と思ってしまうリアリティ感をもってしまうのが春樹ワールドなのだよね。
    気分転換に軽く読めます。
    安西水丸さんの挿絵も◎!

  • 「一昔前なら、この話は比喩か、あるいはメタファーかもしれないなどと小難しく考えながら読んだかもしれないけど、深く考えずに寝付きのウイスキーのような感覚で枕元に置いてた。事実よく寝れた気がする」

    「きっと度数が高かったのね」

    「こんな感じの超短編小説なるものを一回書いてみるという健康法が世界のどこかで行われているかもしれないなと思ったよ。一度やってみたいな。体内の何かをデトックスできそうじゃないか?」

    「例えば?アニサキス的な思考習慣だったり」

    「そんなことより、そろそろペルソナの交換やらない?」

  • すてきな短編集で、すっと読めた。
    起承転結もなにもなく、ストーリー的にわけがわからないもの、それでもなんだか、なんだかわかるものばかり。人の心の、書こうと思っても書けない部分だけが書かれているような。

  • 中身がないと入ってしまえばそれまでなのだが、やはりそれをここまで読ませてしまう文章ってなんだかすごいと思う。ハマル人しか楽しめない作品なんだろうなあ。でもそんななかで「夜中の汽笛について あるいは物語の効用について」の様な作品が出てくると思わず「うーむ、さすがだ」とうならざるを得ない。

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    再読 19980813 19991002

  • すらすらすら。

    だけど、どういうことかさっぱり。

  • 広告の横に掲載するために毎月書かれていた短編集。内容がない作品集(冗談めいていたりする)は頭を使わないで済むため、気だるげな日常にマッチしやすく、読みやすい。安西水丸氏の絵が沢山載っており、暗い夜に照らされる灯りのように和ませてくれる。

  • そう言えば最近処女というのをめっきり見かけなくなっちゃったなあ。

  • 村上朝日堂超短編集。不思議な感じの話。2018.5.27

  • 「超短編」という言葉が、良いですよねえ。「ショート・ショート」と同じ意味だと思うのですが、「ちょうたんぺん」って言葉だと、なんだか、日本語って、ええなあ、って思います。この言葉は、村上さんの造語なのだろうか?それとも、ものすごく短い短編小説をさすときには、文学言葉としては一般的な表現なのだろうか?気になります。

    あと、これらの超短編小説と、安西水丸さんのイラストが、元々は、雑誌の中の、とあるメーカーの広告で使われるために生み出された、ってえのは、なんだかとても素敵。「J・プレス」という洋服メーカーと、「パーカー万年筆」という万年筆メーカーの広告で、使用されていたそうです。

    どうなんでしょうね?実際に村上さんのこの小説が、広告で使用されていた期間、この両メーカーの商品は、売れ行きアップしたのかな?話題には、間違いなくなっていたと思うのですが、、、でもあれです。メーカーの売り上げアップに直に反映するしないはとりあえず置いといて、こういう事を試みた、という実績を残したという事実が、なんだか素敵。

    ただ、実際に、これらの超短編小説を読んでて楽しめたか、、、?といいますと。すみません。個人的には、全然、楽しめなかったなあ。面白さ、おかしみを、理解できなかった。残念。村上さんの数々の小説は、圧倒的に好きなものが多いのですが、コレは残念ながら、僕の肌には合わなかった。まあ、それだけの事であるのだろう。きっと、この本がとても好きなかたがた、心底面白いと思えるかたがたも、おられるのだろう。それはそれで、とても良い事だと思うのです。

    笠原メイが出てきたのは、嬉しかったなあ。ねじまき鳥クロニクル、もっぺん読み返してみたいが、、、長編過ぎてなかなか、踏ん切りがつかねえなあ。

  • 2016.11 本棚整理のため再読。

    3ページ程度の短い文章と水丸さんの挿絵。
    「コロッケ」と「ビール」は○。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。2019年8月7日発売の『文学界』でロングインタビュー「暗闇の中のランタンのように」掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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