辺境・近境 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 2086
レビュー : 157
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001487

感想・レビュー・書評

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  • やっぱり彼の旅行記は面白い、飽きさせない

  • それぞれ読ませる、旅が手軽になったと言われる今でも日本の暮らしと比べると世界は広いと思える外国の街の旅行記から、日本の街の旅行記まで。
    すっと各旅行先の情景に入っていけたのは、最近村上春樹の本が続いたせいもあるのかな。

    ガツンときたのは、メキシコとモンゴル
    面白かったのは、無人島からす島

    ゆっくり時間が流れるってどういう事だろうって最近よく考える。

    2019.2.14

  • コミカルで示唆に富んだ文章、からす島もメキシコもうどん紀行も中国・ノモンハンも面白かった。
    人生というものは果てしない偶然性の山積によってできていて、ある程度生きれば自分の行動や選択のパターンみたいなものもつかめるかもしれないし、その意味みたいなものを「理由」と呼ぶこともできる。それでもやはり、結局私たちは根本的には偶然性によって支配されている。(ー「なぜメキシコを旅行するのか」と聞かれて)
    ESの志望動機に悩まされる身としては全力で頷きたくなる。
    村上春樹が描く1992年初頭の中国も面白かった。今日ではもうすでに経済発展を成し遂げたけど、当時の「中国的混乱」は今も変わっていないだろうなあ。恐ろしい勢いで変わるものの中に普遍の確固たる何かがあるのが中国のオモロいところ。
    「過度の思い入れとか啓蒙とか気負いとかを排して」今の時代の旅行記は書かなくちゃっていうの、心に留めておきたい。

  • 村上春樹がメキシコ、アメリカ、中国、モンゴル、日本の辺境・近境を巡る紀行文。
    メキシコという国は、生活の中に死が隣り合わせにあると聞いていたけど、この本を読んで誇張でもなんでもなく事実なんだと実感した。
    ノモンハン編を読んで「ねじまき鳥クロニクル」の世界がよりリアルに感じられるようになった。
    神戸編では、自然災害という謂れなき暴力や地下鉄サリン事件など、後の作品のモチーフになっている出来事について感じたことを彼自身の言葉で書いていてとても興味深かったし、後の作品はこういう感覚を下敷きに書かれていたのか、と腑に落ちた。

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  • 色々な場所を訪れた旅行記を、著者の独特の感性で書かれています。著者の小説の雰囲気が好きな人なら、その世界観が出ているので面白く読めると思います。特にノモンハンを訪れた章は、深く考えるきっかけになりました。全体としては気楽に読めます。普段なかなか行くことの出来ないような場所の話なんかもあって楽しく読ませていただきました。

  • エッセイ

  • 昔読んだ気がするが、ノモンハンのところが気になり再読した。

  • 面白い。村上春樹は何を書いても村上春樹であり、ありとあらゆる題材を不思議な村上ワールドにしてしまう力量を感じさせられた。

    探索旅行記のような題名だが、辺境はノモンハンであるが、近境は阪神の数駅区間だったりする。こうした空間的距離の違いに差を設けず心理的に同列に扱うスタンスはなかなか興味深い。個人的には「讃岐・超ディープうどん紀行」が面白かった。

  • マイうどんブームの流れで読んでしまいました。
    いや、もうディープなうどん行脚はなかなか面白かった。
    それ以上に、無人島の体験記が笑えました。
    ブラックウッドの「ドナウの柳原」→「柳」を
    思い出したところで共感。
    というか、村上氏が「柳」を読んでいるのは嬉しいな♪
    (そりゃもう怖いのよ)

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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