辺境・近境 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.54
  • (106)
  • (242)
  • (403)
  • (25)
  • (5)
本棚登録 : 2086
レビュー : 157
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001487

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 村上春樹の紀行記がすっごい面白くて、大学生の海外ボランティア体験談とか留学体験談とかがやたら胡散臭いのはなぜか。理由はいろいろあると思うけど、ひとつには、距離の取り方が適切かどうか、ということじゃないでしょうか。村上春樹は、その土地の歴史について確かな知識を身につけ、実際に見て聞いて話して食べて歩いて、色んなことを考え、こういう本を書いていると思います。ただ、どんなに鮮烈な体験をしても、きちんとその地について勉強してあっても、「まあ、僕はただの旅人だからね」っていう姿勢を崩さない。知ったかぶりをしない。自分の体験は自分の体験としてきちんと大切にしながら、距離感を間違えず、ああわたしもこういう旅人になりたいなあ。

  • 村上春樹さんの旅行記。残念ながら奥多摩は出てこなかったけど、誰もが行くような大都市や観光名所への旅行でなく、マイナーな、誰も知らないような場所に行ってみた旅の記録はなかなか知ることができないだけに興味深かったです。人のいないとこって、やっぱ魅力的だなぁ。。そしてそういったローカルな場所の人の優しさが、よく伝わってくる一冊でした。

  • うわーーー!!
    ハルキムラカミ超かっけーーー!!!

    村上春樹の本ってノルウェイとカフカ読んだんだけど
    ちょっと根暗な男子がえろいことするだけじゃん けっ!って思ってたんだけど
    うわーーーこの随筆はなんだろな
    違う側面みてるかんじ?というかうーん

    内容は筆者がいろんなとこ放浪してその旅日記みたいな感じなんだけど
    ぽろぽろっとかっこいいこと言うんだよねー!
    中国のところとかすごいおもしろかった^^

  • 村上春樹の紀行文.
    香川県でのうどん屋巡りは面白かったけど、その他のメキシコ、中国、アメリカ大陸は味気なかったな.

  • 二回目

  • うどんが食べたくなりました。

  • 村上春樹さんは小説が有名だけど、紀行文もすごく面白いです。
    中華料理食べれない人がいるなんてはじめて知りました。(また食べれないのに中国行くなんて・・・)

  • しょんぼりな無人島、香川のうどん旅が好き。
    メキシコ編は読みながら思わず拳を握ってしまうくらいハラハラ。

  • 2012年10月21日読了。村上春樹のエッセイ集、アメリカの別荘地・日本の無人島やディープな讃岐うどんスポット、メキシコやノモンハン(モンゴル)、アメリカ横断などの旅の記録。「取材旅行」に属するものもあるが、「思い立ってふと行ってみた」雰囲気の記録が多い。旅とは何か?計画通りに粛々と進めるのが旅なのか、トラブルに遭って慌てるのが旅なのか、体力があるうちにバリバリ貧乏旅行をすべきなのか、一瞬その場所に立ち寄るだけで現地人のことを分かった気になってよいものなのか・・・旅に関しては「こうだ」とハッキリ言い切れるものではないな。(何でもそうだけど)旅に出る自分の状態や経験によっても旅から受ける印象は大きく変わるが、それも含めて物事を決め付けない村上氏のスタイルはとても好ましく感じる。ともあれ、行けるうちに旅には行っておいた方がいいやな。

  • シニカルにコミカルで笑い声を押し殺すのに必死になる文章と鎮静剤のように心が鎮まる文章。旅行記になのに、心情的に大きな効果を引き起こす。そこに行ってみたいとは思わない。けれど、村上春樹には旅行とその文章を書いてほしいな。

    メキシコとアメリカ、香川、カラス島が可笑しい。ノモンハンと神戸は沈静。

    メキシコインディアンの青年の話が印象的。「こんにちは」でごはんを出してくれる土地と、ここでは誰も言葉の響きというものを理解しないのだ、という土地。

全157件中 51 - 60件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

辺境・近境 (新潮文庫)のその他の作品

辺境・近境(韓国本)の詳細を見る 単行本(ソフトカバー) 辺境・近境(韓国本) 村上春樹
辺境・近境(新潮文庫) Kindle版 辺境・近境(新潮文庫) 村上春樹
辺境・近境 単行本 辺境・近境 村上春樹

村上春樹の作品

ツイートする