神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8550
レビュー : 850
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001500

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに村上春樹を読む。かえるくん、東京を救う、など。蜂蜜パイ。

  • 久々に短編小説を読んだ。
    かえるくん東京を救う、蜂蜜パイが良かった。
    何が良いかは分からないが何か良い物を感じる短編小説

  •  昔読んだことを忘れてて再読。あまり記憶に残ってない。6つとも薄暗い感じ。「神の子どもたちはみな踊る」は特に、オイラには光を見出せない。「UFOが釧路に降りる」のシマオさんや「アイロンのある風景」の三宅さんは、不思議な登場人物で興味が向かうんだけど、なんか重いものを抱えている感じ。ってか三宅さんは実際重い。この6つの短編は阪神大震災が起きる前から何かしらのトラブルをかかえて生活していた小村、順子、善也、さつき、片桐、淳平の物語だけど、それをバネにするとか、それをきっかけに変わるとかというポジティブな話ではなく、それぞれのトラブルが阪神大震災後にどうなるのかをみんなで考えてみよう!的な展開で答えはない。オイラとしてはちょっと期待しちゃうものもあれば、検討もつかないものもある。
     阪神大震災がモチーフになっていることを知らずに読めば、読後感はちがうものになっていたのかな、わからないや。

  • 小説

  • 23年前、阪神淡路大震災。本書はその経験をもとに書かれている。文庫は16年前の発行。まったくどの作品も覚えがない。いったい本書を購入後ちゃんと読んだのか。きっと読んでいるだろう。つまり印象に残る作品がなかったということだろうか。どうしてか。自分自身リアルタイムで震災を経験しているというのに。いや待てよ、16年前ならこうしてレビューを書いているはず。・・・なかった。どうしてか。・・・今回はいくつか印象に残った。トルストイやドストエフスキーを読んでいる「かえる」っていったい何者だ。耳たぶを食いちぎられた男はいったいどこに消えたのか。北海道まで運んだ箱の中には何が入っていたのか。(これと同じような質問をどこかでした記憶がある。ミクシィ。あれはいったいどうなったのか。)そして三角関係。「こころ」とはちょっと設定が違うか。最終的には、あるべき形にもどっていったのだろう。最初からそうあることはできなかったのか。「東京ラブストーリー」はどうだったか。「源氏物語 宇治十帖」はどうだったか。ふたを開けて待っている箱とは何か。そういえば体育館かどこかにたくさんの箱が並んでいたような記憶もある。ところで、服を着たままブラジャーを外すことが可能だということは知っているが、ズボンをはいたままパンツを脱ぐことは・・・どう考えてもできないよな。

  • <span style="color:#cc9966;">1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。</span>

  • 天神・天狼院書店でオススメになっていた本。
    村上春樹さんの短編、珍しいなと思い購入、読了。

    うーん、なんか感想を書くのがとても難しい…
    読んでいるときは面白いなと思いながら読んでいたんだけど…
    いざ終わって、何を感じたか?と問われるとちょっと…という感じm(_ _)m

    他の村上作品よりも「喪失感」がより強いかなぁという印象は持った。
    基本的に自分は「村上春樹は雰囲気を楽しむもの」と思っているので、まだレベルが足りなかったのかも…
    他のみなさんの投稿を読んで、感じ方の違いを見てみようかな。

    個人的には「UFOが釧路に降りる」、「アイロンのある風景」が好きだったかな。

    <印象に残った言葉>
    ・いくら努力をしても別の人格になることはできない。巧い二塁手がホームラン・バッターになれないのと同じように。(P211 淳平)

    <内容(「BOOK」データベースより)>
    1995年1月、地震はすべてを一瞬のうちに壊滅させた。そして2月、流木が燃える冬の海岸で、あるいは、小箱を携えた男が向かった釧路で、かえるくんが地底でみみずくんと闘う東京で、世界はしずかに共振をはじめる…。大地は裂けた。神は、いないのかもしれない。でも、おそらく、あの震災のずっと前から、ぼくたちは内なる廃墟を抱えていた―。深い闇の中に光を放つ6つの黙示録。

  • ブンガク
    かかった時間100分くらい

    阪神大震災のあとに書かれた連作短編集。都市の地下にひっさりと眠る巨大な人知を超えた力と、何かの形で「それ」にかかわりながら生きる人たちの話。初読。

    どれもいい。どれも淡々としていてもの悲しくて、救いがないことはない。ぐっとくる。

    この夏にいろいろ村上春樹を読んだけど、村上春樹の要素がぎゅっとつまっていて、作品としての完成度がとても高いように思う。

    ああ、小説だ、と思う。

  • 蜂蜜パイがとても良いなと思うのは僕が読書に対して保守的な好みを持っているからな気がする。
    UFOが釧路に降りる、アイロンのある風景という2タイトルをつけた意味を考えてみようと思う。

  • 後期の村上春樹あるある

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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