神の子どもたちはみな踊る (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 8548
レビュー : 850
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001500

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹の6つの短編集。タイトルの短編が印象深いか、というとそうでもない。どれか一つを選べ、と言われれば、、、むつかしい。

  • 村上春樹を読んでわかったことだが、村上春樹の小説には一貫したテーマはない。

    あるのは、ただの物語。

    殺人事件などのミステリー小説、青春系の感動小説には、主人公が追い求めるものや悩むことがあり、それが大抵はテーマとなる。

    だが、本作を読んでわかったのは、村上春樹の小説には意味などない。

    ただ物語が存在するだけなのだ。

  • まさかこの震災のあとに
    東日本大震災が起きて、大阪も揺れて、
    北海道も揺れるなんて思わなかったよなあ。
    村上春樹は夜の描写がすき

  • 地震。
    全体的にうっすらと憂鬱なトーン。
    終わりが蜂蜜パイで良かった。

  • 村上春樹の阪神大震災をテーマにした短編集。

    直接被災した人は出てこず、どこか別の場所で、新聞やテレビなどからのニュースで間接的に影響を受けた人たちを描いていく。

    「カエルくん東京を救う」「蜂蜜パイ」あと焚き火する話が印象深かった。

    やっぱりハルキは面白いなあ。

  • (レビュー・感想というか、読むに至った経緯)
    村上春樹作品。何を読もうかと考えた結果、かえるの表紙があまりにも素敵なので読む事にした。

    震災をきっかけとして、主人公たちがその以前から抱えていた"廃墟"と対峙する話が集まってできた本。

    個人的には「蜂蜜パイ」が良かった。

  • 短編はとてもおもしろいと思う。
    村上春樹のよさが端的に表れていて
    1番気に入ったのはタイランド、たぶん3回は読んだ。

  • 短編集だけど、どれも阪神淡路大震災が
    少しずつ織り込まれていました。
    でも、それに対しての強い思いというより
    ふと接するようなイメージ。
    悶々とした中で、ふれあいがある。
    不思議な世界観が村上さんらしい。

    蜂蜜パイが好きでした。

  • 作品の根底にあるのは阪神淡路大震災。しかし暗喩よりもっとどこか遠くに横たわる出来事のように描かれる、6つの物語。ある日突然人生観が変わる出来事が起こったら、ある日日常生活に非日常が紛れ込み現実が混濁したら、我々はそうした不安定な意識のなかに生きているのかもしれない。

    全体的にはそれほど印象には残らなかったが、『蜂蜜パイ』は現代のおとぎ話のような不思議な魅力を持った作品であった。後悔と安らぎは常に繰り返し、永遠に続くようなバランスでもちょっとしたきっかけで脆く崩れるものだし、だけれどもちょっとした形で新しい形でバランスして人生は進んでいく、鮭がいなくなったあとの蜂蜜パイのように。

  • 「かえるくん、東京を救う」「蜂蜜パイ」の2編が特によい。誰かや何かを守ることについて。

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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