もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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レビュー : 341
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001517

感想・レビュー・書評

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  •  お酒を味わう、楽しむってこういうことなのかな、と思わされた。自分なりに楽しみ方はあったけれど、まだまだ余地はあるな、といった具合に。
     ウィスキーの複雑な味わいの背景を知ることにもなった。

  • 美味い酒は旅をしないから、僕らは実際旅に出なければならない。
    同じ旅をするのであるならば、意識を持って旅するのが望ましい・・・・・・。

    例えば、海のそばのコテージの窓際で、本を片手に悠久の時間を味わってみるのも良い。
    御当地の自然・歴史を肌で感じながら食を満喫出来るならば最良だ。

    僕は典型的な、うお座のB型(それが何だって云うんだ?)
    どうも今迄、旅ってもんは無計画で直感的なものが良いなんて考えてきたが、ちょっと路線を変えてみようと思う。

    折角旅に出るのだから・・・自然と歴史と食を味わってみようじゃないかと
    そんなこんなで本を買った・・・・食の地図

  • 短い紀行文だが、村上春樹らしい。

    ウイスキーだったら、アイラ・モルトである。それからアイリッシュだ。文句の付けようがない。

    今はウイスキーほとんど飲まないんだけど、文体から雰囲気は分かる。フリーマントルのチャーリー・マフィンシリーズを思いだす。あのジャイアントキリング的な雰囲気が大好きだったのだ。もちろん、ヘミングウェイも思いだすが、ヘミングウェイは酒の種類は豊富だったので、ウイスキーに特化した作品の描写は少ない。

  • スコッチウイスキーをめぐる冒険。私自身お酒はほとんど飲まないが、この本を読むとシングル・モルトの聖地アイラ島の潮を含んだ強い風の匂いとウィスキーの芳醇な香りが漂ってくるようで不思議と一口含んでみたくなる。村上春樹氏の紀行文も味わい深いが、奥様の村上陽子氏の写真がなかなかに素晴らしい。

  • 特別なことは書いてない。ゆるりゆるりと流れる時間。旅から帰って、ゆったり過ごすのにちょうどよい読書。

    2019.7.15

  • 読んでいるだけで口の奥から涎が溢れてくる!
    なんと美味しそうなウィスキー…
    そこまでウィスキーを嗜まなくても、オールカラーの写真と香りまで本を通して匂い立つような文章。
    あー、やっぱり旅エッセイは本当にいいなぁ。
    知らない世界を本を通して見えるのは有難い。

  • ウイスキーを飲むためだけにアイルランド、スコットランドに行きたくなった。確かに旅の目的としてはそれで十分なのかもしれない。その地でその地の酒を飲む、それが一番。島からも出ずなりよりも誇れるウイスキーを作って一生を終える、自分にはできないけど素敵な人生だなあ。

  • お腹が空いている時に読むといい本。写真が多くて30分もかからず読めます。お酒はマーケティングがされている。しかも、やりたくてその位置にいる。この本を持ってアイラ島に行きたくなった。

  • 若い頃は飲めなかった故に興味を惹かれなかったこの本。最近ウイスキーが飲めることに気付き、ラフロイグやカリラを好む人に憧れを抱くようになった。
    本屋をふらついていて、平積みになっていた文庫に目が留まって、読むべきは今じゃないか、と購入。

    私ものんびり2週間くらいかけて、強い海風の吹き付けるアイラ島で、本を片手にピートの燃える暖炉の前でシングルモルトを傾けるような旅がしたい。
    夜な夜な地元のパブの片隅で、いろんなアイリッシュウイスキーの飲み比べをしたい。
    そういう旅ができるようになるまでに、氷を入れずにウイスキーが飲めるようにならなければ。
    憧れの大人のひとつの姿。

  • きれいな景色とウイスキー
    ほのぼのとした世界

    飲んでいるものが
    どんなところで
    どんな風に
    どんな人が
    思いを込めてつくっているか

    日本で飲むときに
    変わってきてるだろうなあ

    アイルウイスキーを
    言葉にした本でしたが
    自分の嗜好しているものに
    こうやってよりそってみると
    またいとおしさがかわるんじゃないかなと


    神妙な巫女みたいに
    語ってたことが やっぱりすべてだなあ
    いいものって

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

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