もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.69
  • (293)
  • (432)
  • (593)
  • (46)
  • (9)
本棚登録 : 4582
感想 : 439
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001517

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アイラに多くが割かれている。

  • アイルランド人の僕には、村上先生によるアイルランドの描写と指摘が図星すぎてとても面白くて懐かしかった。特にアイルランドのあおり運転についての下りは、ずっとニヤニヤしながら読んでいた。

    しかし残念ながら、この一冊について、一つどうしても気に食わないところがあった。僕はただ教養がないかもしれないけど、ところには、村上先生ならではの、一般人にわかるはずのない人物などを引用した余計に難しい比喩と描写があった。その比喩の力を貸して描写にもっと彩りを与えようとするよりも、ただ「ボク、賢くない?」ってアピールしようとする感があったので、僕は読んでてついイラッとすることが多かった。

    とはいえ、村上先生のこういう文体がよく好みに合う方なら、この一冊をおすすめする。内容自体が素晴らしいし、新しい試してみたいウィスキーの飲み方も見つかるかもしれない。

  • 「うまいアイラのシングル・モルトがそこにあるのに、どうしてわざわざブレンディド・ウィスキーなんてものを飲まなくちゃいけない?それは天使が空から降りてきて美しい音楽を奏でようとしているときに、テレビの再放送番組をつけるようなものじゃないか」



    ほんとにこんなお洒落なこと言うパンピーがいるのだろうか。

  • お酒、特段ウィスキーが大好きな人だけがわかるウィスキーエッセー。
    お酒とその先で出会う人と料理。
    あんまり水や氷でしゃびしゃびに割らず、かっこよくロック…はムリだけどもウィスキーの味をゆっくり楽しんでみたくなる本でしたv

  • ウィスキーってこうやってできるのね、と関心。
    もちろんウィスキーが飲みたくなります。

  • ウィスキーに憧れた時期があったもんで・・・。

著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

村上春樹の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
村上 春樹
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×