- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784101001524
感想・レビュー・書評
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村上春樹さんはエッセイのほうがおもしろいんじゃないかと思わせてくれた本。
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現代は便利になりすぎたなあと読んでてつくづく思う。この時代のちょっとした不便さに憧憬の念を抱いてるからこそ、楽しく読んじゃうんだよな。
軽い感じのエッセイで、村上春樹さんが日々感じていることを言葉として読めてとても楽しかった。
ユーモアのセンスもあり、1短編1クスッぐらいさせられた。(言い過ぎかも)
村上春樹が好きではない人でも、おすすめできる1冊に決定。
以下には、気になった章を記しておく。
「かなり問題がある」p.106
村上春樹さん自身が、自らの作品をどのように捉えているのかが何となくわかり、興味深かった。
触れられた作品は読みたくなっちゃう。
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これはずるい。普段は大衆を置いていくようなファンタジーをしたためつつ限りなく人間臭いエッセイというギャップ萌えを残されてはますます村上ワールドにはまる他ないです。
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50の文章のなかに童話について書かれたものがあったが、この本はまさに童話的なエッセイだと感じた。余計なことをなにも考えず好奇心と興味だけで読ませてくれる文章もなかなか無いものだ。
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おもしろかった。でも前の彼女を思い出して死にたくなる。
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村上春樹はじめて読んだけど、面白い文体やった。ここ敬語なんだとかこんな言い方するんだとか。安易な決めつけをしないという姿勢にとても好感もてた。そんな視点もあるんだって思えたのが面白かった。
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読んでいて気持ちがいい。
クスッと笑える文章があります -
本文エッセイもいいんだけど、大橋歩さんの後書きもとても良い。素直な文章って読んでて自分も素直になれる気がするよね
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雑誌「anan」に2000年~2001年にかけて連載された、短いエッセー。とりとめのない話題の数々。音楽ネタと猫ネタが多かったかな。大橋歩の版画の挿絵が素朴でいい。「ワイルドな光景」には、そのあまりの汚さに怖気を震った。この話だけは読むんじゃなかった。