村上ラヂオ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 4218
感想 : 378
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001524

感想・レビュー・書評

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  • 村上春樹さんはエッセイのほうがおもしろいんじゃないかと思わせてくれた本。

  • 現代は便利になりすぎたなあと読んでてつくづく思う。この時代のちょっとした不便さに憧憬の念を抱いてるからこそ、楽しく読んじゃうんだよな。

    軽い感じのエッセイで、村上春樹さんが日々感じていることを言葉として読めてとても楽しかった。

    ユーモアのセンスもあり、1短編1クスッぐらいさせられた。(言い過ぎかも)

    村上春樹が好きではない人でも、おすすめできる1冊に決定。

    以下には、気になった章を記しておく。

    「かなり問題がある」p.106
    村上春樹さん自身が、自らの作品をどのように捉えているのかが何となくわかり、興味深かった。
    触れられた作品は読みたくなっちゃう。

  • これはずるい。普段は大衆を置いていくようなファンタジーをしたためつつ限りなく人間臭いエッセイというギャップ萌えを残されてはますます村上ワールドにはまる他ないです。

  • 50の文章のなかに童話について書かれたものがあったが、この本はまさに童話的なエッセイだと感じた。余計なことをなにも考えず好奇心と興味だけで読ませてくれる文章もなかなか無いものだ。

  • おもしろかった。でも前の彼女を思い出して死にたくなる。

  • 村上春樹はじめて読んだけど、面白い文体やった。ここ敬語なんだとかこんな言い方するんだとか。安易な決めつけをしないという姿勢にとても好感もてた。そんな視点もあるんだって思えたのが面白かった。

  • 読んでいて気持ちがいい。
    クスッと笑える文章があります

  • 本文エッセイもいいんだけど、大橋歩さんの後書きもとても良い。素直な文章って読んでて自分も素直になれる気がするよね

  • 2019.11.18 読了。

    薄い本なので1時間強あればさらっと読めるのが良いね。
    村上春樹さんのエッセイを読むのは初めて。

    以前読んだ『回転木馬のデッドヒート』は確かインタビューかなんかのエッセイ風フィクションだったんだけど、村上春樹さんて小説よりもこういうエッセイ(っぽい)方が個人的には面白いのよ。
    小説ははっきりとした着地点が無いままさらっと終わるのがモヤモヤするのに対して、エッセイは1つの話ごとにまとまって終わってくれるから良いのかな、と思う。

    村上RADIOを聴いて思ったんだけど、村上春樹さん自身に魅力があるんだろうね。
    ダラダラ読むのに最適な一冊なんだけも、いかんせん薄い。せめて倍の100エピソードあっても良いくらい。
    ただ、これくらいの方が寝る前にサクッと読めちゃうので、ちょうど良いボリュームなのかも。

    個人的にグッと来たポイントは、
    p.53『オブラディ・オブラダ』の「サビのない人」。この表現すごい。

  • 雑誌「anan」に2000年~2001年にかけて連載された、短いエッセー。とりとめのない話題の数々。音楽ネタと猫ネタが多かったかな。大橋歩の版画の挿絵が素朴でいい。「ワイルドな光景」には、そのあまりの汚さに怖気を震った。この話だけは読むんじゃなかった。

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著者プロフィール

1949年京都府生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。79年『風の歌を聴け』で「群像新人文学賞」を受賞し、デビュー。82年『羊をめぐる冒険』で、「野間文芸新人賞」受賞する。87年に刊行した『ノルウェイの森』が、累計1000万部超えのベストセラーとなる。海外でも高く評価され、06年「フランツ・カフカ賞」、09年「エルサレム賞」、11年「カタルーニャ国際賞」等を受賞する。その他長編作に、『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』『街とその不確かな壁』、短編小説集に、『神の子どもたちはみな踊る』『東京奇譚集』『一人称単数』、訳書に、『キャッチャー・イン・ザ・ライ』『フラニーとズーイ』『ティファニーで朝食を』『バット・ビューティフル』等がある。

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