村上ラヂオ (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
3.59
  • (209)
  • (356)
  • (622)
  • (36)
  • (5)
本棚登録 : 3052
レビュー : 309
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001524

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 2001年頃のan・anの連載エッセイ50篇。
    本当に面白い人~!(笑)とんでもないくだらない事が題材になっていて、笑える。
    でも、大好きなスポーツチームの応援にいく前にちょっと立ち寄った鮨屋のカウンターで、ビールを飲み、白身魚の刺身をつまむ…。そういうのを人生の小確幸という、そんな感覚が好き。
    そして、たまにじーんとくることも書いてます。
    ・恋している人のように
    ・けんかをしない
    このあたり。
    大橋歩さんの100の版画も楽しくてかわいくて味があるのです!

  • 久し振りに村上春樹を読んだ。短編エッセイ集である。リストランテやらブラディ・メアリやらお洒落なテーマで綴られるエッセイ…若かりし頃は村上春樹を読むと共感出来たのに歳のせいなのか今読むと余り共感出来ず、軽いなぁとか思った。

    しかし、待てよ、50歳を超えても、こういう感性を持ち続けている村上春樹って凄いよな、偉大だなと感心してしまう。

    読んでみると、村上春樹って、春に合うような気がするな。

  • 50の文章は行き帰りの電車の友として、最適でした。
    「人はなぜちらし寿司を愛するか」が、とても興味深く、私は3歳で九州を出たので、日本全国すし屋のちらしは関東風チラシで、母の得意料理のちらしはバリバリ宮崎風であると思い込んでいて、読むまで気付きませんでした。
    村上さんの、あとがきもよかたです。

  • 長編小説を出版するたびにノーベル賞候補としてクローズアップされる村上春樹だが、この人は小説よりも本書のような軽妙なエッセイが一番、面白いと思うのはワタシだけ?

    女性誌の連載エッセイをまとめたもので、日常に思うことを書き連ね、ちゃんとオチもある村上版徒然草。「~というのは真っ赤な嘘で、」というフレーズが印象に残る。

  • 毎度おなじみのといった感じの村上さんの肩の凝らないエッセイです。どこから読んでもいつの間にか村上ワールドに浸れます。その文章と大橋歩さんのイラストは絶妙のコンビでぱらぱらとページをめくるだけでも愉しめるというものです。ご自分でも書いてらっしゃいますが、料理や食べ物が登場する場面が多く、・・・女の人は太巻きの両端の飛び出したところが大好きみたいだけどどうしてだろう?とあったのを読んで、思わずごっくん!太巻きを巻き巻きしたくなりました。

  • 村上さんの日常や感性が詰まった一冊。
    村上春樹のファンって、村上春樹の作品が好きっていうより、村上春樹という人間が好きなんじゃないかなー、と実感しました。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「村上春樹という人間が好きなんじゃないかなー」
      多分そうですよ。
      勿論、最初は「面白さ」から入ったとは思いますが、、、
      それから、早く2・3...
      「村上春樹という人間が好きなんじゃないかなー」
      多分そうですよ。
      勿論、最初は「面白さ」から入ったとは思いますが、、、
      それから、早く2・3が文庫化されないかなぁと思う今日この頃でした。。。
      2013/01/04
  • ananに連載した(たしか今もしてる)村上ラヂオ。
    かなり良いです。
    これが読めないという人はおそらくいないんじゃないかな?
    村上春樹嫌いな人にもぜひ読んでほしい。
    特に得はしないけど、にこにこしてしまう内容。

  • 雑誌「anan」に毎週1年間にわたって連載された50の短い文章を一つにまとめた本。

    読者に語りかける口調や、ちょっと変わった主観、さすが村上春樹的な話の膨らまし方など、とても好感を持てるものばかりでサラっと読めた。

    例えば単なる柿ピーについて、柿の種をつっこみ、ピーナッツをぼけとし、ピーナッツには洞察力があり、人柄があり、ただのうなずき役では終わっておらず、柿の種のつっこみをさらっと受けて、鋭く切り返すこともある。柿の種はそのへんを承知の上で自分の役割を意識的にいくぶん過剰に演じている。まことに絶妙のコンビというべきか、あうんの呼吸がとれている。

    とか(笑)結局、奥さんがピーナッツばかり食べてしまい…一夫一妻性は難しいって結論とか(笑)そういう視点から見る村上ワールドにはまった。続編もあるので読みたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「続編もあるので読みたい」
      マガジンハウスから3巻目「サラダ好きのライオン」が出たので、2の「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」が文庫になら...
      「続編もあるので読みたい」
      マガジンハウスから3巻目「サラダ好きのライオン」が出たので、2の「おおきなかぶ、むずかしいアボカド」が文庫にならないか?と期待したけどハズレでした。
      2012/08/29
    • HIROKOさん
      > nyancomaruさん

      文庫本じゃないけど図書館から借りてみました、2。読むのはまだちょっと先になりそうですけど。。。
      > nyancomaruさん

      文庫本じゃないけど図書館から借りてみました、2。読むのはまだちょっと先になりそうですけど。。。
      2012/08/31
  • エッセイは普段知らない作家の素顔を知れる機会ですよね。

    本作品は、雑誌ananに一年間連載されたエッセイをまとめたものです。
    「きんぴらを作るときに村上さんはニール・ヤングをBGMにするのか」とか「ニューヨークに行くときは朝のセントラルパークを走るためにその近くに宿を取るのか」と話をまるっと信じちゃいます。

    しかし「真っ白な嘘」にあるように、村上さんは " 害のない出鱈目な嘘 " をつくのが好きとのことで、エッセイのなかでもけっこうな数の冗談・嘘をいいます。

    そしてそれがリアル。

    村上春樹の日常を知りたいと前のめりに読んでいてそういう嘘に出会うと「へぇ〜そうなんだ!・・・って嘘かぃ!!」とけっこう振り回されます。

    「けんかをしない」のエッセイで、「仕事がら、いろんなところでいろんな人にひどいことを言われる」と言われるそうですが、この本を読むと村上春樹のホントとウソが分からなり、それも仕方ないんじゃないの?苦笑 と思ってしまいました。

  • 村上春樹氏の肩の力を抜いた他愛もない話と大橋歩氏のヘタウマ的なゆるくて可愛らしい挿絵が相俟って何とも言えぬ味わい深いを生み出している。『an・an』に連載されていたエッセイなのね。納得。取り留めのない話のなかにも時おりハッとさせる本質めいた言葉が散りばめてるのはまさに村上春樹ならでは。Macintoshが立ち上がるまでの間に読んではいかが?(詳しくは本編。と書きつつも、いまのPCはSSD起動なのでそうした「間」はなくなってしまったが)

全309件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月31日に『神の子どもたちはみな踊る』が舞台化。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月刊行。2019年9月10日発売の『文藝春秋』10月号で「至るところにある妄想 バイロイト日記」を寄稿。

村上ラヂオ (新潮文庫)のその他の作品

村上ラヂオ 単行本(ソフトカバー) 村上ラヂオ 村上春樹

村上春樹の作品

村上ラヂオ (新潮文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする