海辺のカフカ (上) (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 26074
レビュー : 2018
  • Amazon.co.jp ・本 (496ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784101001548

感想・レビュー・書評

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  • 題名の響きが良い!

    主人公のカフカは家出して四国に行く!色んな人と出会い、少し不思議なことが起きるのがA面!
    戦争末期に山梨県の田舎で子供達が意識を失う事件が起きる、その関係者の証言などのかなり不思議なストーリーのB面!

    いずれ二つの物語は交わるのか交わらないのか・・・


    下巻が楽しみです!


    主人公のカフカ少年やナカタ老人の生活に憧れます。
    しかし彼らのような生活を送るためにはかなりの勇気が必要です。

  • いろんなことを学んだ気がする。この人の本は本当に、ほどほどの予備知識がないと少し読みにくい気がする。とはいえ文中に出てきた本や音楽を聴きながら村上春樹の世界を堪能するのは悪くない。
    小説家や哲学者のことばが沢山飛び出したが、それらひとつひとつをゆっくりと噛み砕いて、文脈に照らし合わせるのが楽しかった。それらのことばたちは兄弟のように物語のどこかでいつも繋がっていた。
    猫とナカタの話も面白いが、カフカと大島の掛け合いのほうが好きだ。いまから下巻にうつる。

  • 読んだ事、あるはずなんだけど、引用されてるのとか見ると
    「ん?読んでないのか?」と、ずっと気になってて。
    で、改めて読んでみたら、読んだ事あってホッとした。
    でも、これ、どう着地するのか全然思い出せないから下も読んでみよう。

  • ストーリーから物事の細かな描写と本流には関係しない部分を剥ぎ取ったら何が残るだろう。それは多分精密に組み立てられたものだけど、そしてそれは物語の核心になる部分だけど、やはりそれだけでは成立しないのであろう。

  • 村上氏の作品を久々に読み返してみた。当方、別にハルキストでも何でもないし寧ろ面白さがよくわからないまま本日まで至った者である。

    抽象的曖昧象徴的な言葉を各所に散りばめているが、思わせぶりな言葉を当てもなくあててるわけではなく、意外と意味のとおる文章になっていることに気づく。こういうのがいいところだと言われるのだろうな。
    この作品はもしかすると文学のメタファーなのだろう。

  • 田村カフカは、15歳の誕生日に家を出て、高速バスで四国へ向かった。
    父からの逃亡。
    父と母は離婚し、母は血の繋がりのない姉を連れて家を出たのだという。

    バスで出会ったのは美容師のさくら。

    甲村図書館の受付は大島さん。
    館長は、佐伯さん。

    一方、中野区野方のナカタさんは事故で頭が悪くなってしまい、読み書きができない。エリートの長男だったのだが、疎開先の山梨の山で意識を失ってから、記憶まで失ってしまった。その時、クラスメイトも同じように意識を失ったものの、記憶まで失ったのは彼一人だった。
    謎の事件は、アメリカ軍も、日本軍も調べたが、解明しないまま。

    ナカタさんは、その後、木工で生計を立てるもの、工場が潰れ、補助金と猫探しで暮らしている。現在はもう60を越えた老人。唯一の特技は猫と話ができること。
    ある時、ゴマちゃんという猫を探しているときに、猫の敵ともいうべきジョニー・ウォーカーと名乗る人物の存在を知り、喋る犬に導かれ、ジョニー・ウォーカーの家に行く。ジョニー・ウォーカーのやっていることを知り、また本人からの殺してくれとの頼みとで、ナカタさんは彼を刺し殺してしまう。

    ジョニー・ウォーカーとは、彫刻家の田村浩一でありらカフカの父であった。
    彼が殺された同刻、カフカは四国高松の地で、記憶をなくし、血塗れになっていた。

  • やっと読み終わりました。少年のカフカと字が読めないナカタさんの2人の話が交互に展開する。下巻ではどうなるか?

  • 約10年ぶり・2回目の読了。

    15歳のカフカ少年と、読み書きはできないが猫と会話できるという特殊能力を持つナカタさん。上巻の後半で、ようやく二つのストーリーが交錯しはじめる。
    下巻の展開にも期待。

    以下はそれぞれのストーリーの概要。
    --
    実父にとある呪いをかけられたカフカ少年は、ある日家出を決意。四国へと趣き、そこで私設図書館を営む佐伯さん・大島さんと出会う。そこから彼の運命が大きく動き出すー。
    カラスと呼ばれる少年の「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」という予言は、カフカ少年の運命にどのような意味をもたらすのだろうか。
    --
    ナカタさんは中野区に暮らす初老の男性。幼い頃の事件をきっかけに、一切の記憶と読み書き等の能力を失ってしまった。その後長らく家具職人として勤め上げたが、現在は生活補助を受けながら、ひとり静かに暮らしている。事件後に身についた「猫と会話する能力」によって、時々猫探しの仕事も請け負っている。
    しかしナカタさんの平和な日々は、とある猫探しをきっかけに、思わぬ展開を見せるようになる。
    --

    本編とは関係ないけれど、村上春樹の小説は、食べ物と女の子、それから性的描写がいつも印象的。とりあえずサンドウィッチは毎回食べたくなってしまう。

  • 何度も読み返してる。それくらい引き込まれる

  • 本当は3.5位かな。彼の作品はそれほど読んでいないけれど、これは結構好きな方のタイプかも。今の所は。

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著者プロフィール

村上春樹(むらかみ はるき)
1949年、京都府京都市伏見区生まれ、兵庫県西宮市芦屋市育ち。早稲田大学第一文学部映画演劇科卒。大学在学中にジャズ喫茶「ピーター・キャット」を国分寺・千駄ヶ谷に開店していた(1981年、店を人に譲渡)。1979年にデビュー作の「風の歌を聴け」で群像新人文学賞を受賞。谷崎潤一郎賞、読売文学賞、朝日賞など数々の受賞歴がある。2006年にフランツ・カフカ賞、2009年にイスラエルのエルサレム賞受賞。ノーベル文学賞に最も近い作家の一人と言われており、毎年発表時期に日本国内でニュースになる。事実、村上春樹作品は全世界で翻訳されており、アメリカ・アジアでの評価がとりわけ高い。フィッツジェラルドやレイモンド・カーヴァーなどの作品の翻訳も手がけ、翻訳家としての仕事も高い評価を受ける。翻訳と創作活動を交互に行うことで、作風を変化させ、作家としての成長を続けている。新作が発表されるたび大きな話題となるが、近年は特別番組「村上RADIO」にてラジオDJも務め(不定期放映)、数々の名言も注目を集める。代表作に『風の歌を聴け』『羊をめぐる冒険』『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』『ノルウェイの森』『ねじまき鳥クロニクル』『海辺のカフカ』『1Q84』『騎士団長殺し』。2019年7月7日発売の『文学界』で短編小説を2作掲載。アメリカのサックス奏者スタン・ゲッツの伝記翻訳を2019年8月末に刊行予定。

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